テレビ朝日系で2012年5月より放送されていた加山雄三さん(78)が出演の紀行・情報番組『若大将のゆうゆう散歩』(テレビ朝日系)が、今年9月いっぱいで終了することが先日明らかとなりました。
これは加山さんが番組から卒業する事を、7月25日に行われた「ファイナルホールコンサートツアー」最終公演前の会見にて発表し明らかとなったもので、卒業の理由は自然エネルギーで航行する災害救助船を設計中で、80歳になるまでに船を完成させたいとし、完成に向けて時間確保が難しいことからで、同日の最終公演をもって全国ツアーからも卒業をしました。
テレビ朝日によると、同番組からの卒業は加山さん本人から申し入れがあり了承したそうで、後番組については未定とのことなのですが、番組を終了させたくないのがテレビ朝日の本音で、すでに次の番組に向けての人選も進んでいると『日刊ゲンダイ』が報じています。
この散歩シリーズは2006年から放送されており、2006~2012年までは俳優の地井武男さん(享年70)が出演し、『ちい散歩』という番組名で放送していたものの、地井さんが2012年1月末に緊急入院し、心臓疾患の治療に専念するとしてそのまま休養に入り、その後も過去の名場面集を放送しながら地井さんの復帰を待っていたものの、地井さん側からの連絡により同5月4日に番組が終了。
それを継いでスタートしたのが『若大将のゆうゆう散歩』で、『ちい散歩』は視聴率が10%を超えたこともあり、大物の加山さんを起用したのも引き続き高い視聴率を期待してのものだったようですが、加山さんは収録で大名行列等と言われ、地井さんのような普通に散歩を楽しむ番組とは方向性が違い、視聴率も低下していたといいます。
そのため、ちょうど良いタイミングで番組から卒業となったようなのですが、後任として候補に挙がっているのは北大路欣也さん(72)、西田敏行さん(67)、高橋英樹さん(71)、松岡修造さん(47)らだといいます。
局側としてはなるべく経費を節減したいことから、大物芸能人ではギャラの面で折り合わない可能性が高いとみられており、この中で最も期待をされているのは松岡さんだそうです。
ある関係者によれば、松岡さんは若い人から中高年まで幅広い年代層から高い人気があり、松岡さんは世界水泳やスポーツ番組などでテレビ朝日の番組に度々出演している事から一番頼みやすく、加山さんも若い松岡さんなら、番組が続いても不愉快に思わないのでは無いかと語っています。
これにネット上では、
- スポーツ番組に専念してほしいな。バラエティーとかあまり出て欲しくない。彼のキャラクターが消費されそうで心配
- 松岡修造が旅したら冬でも夏になりそうだし、毎日見るのは暑苦しそう
- 個人的にはご年配の方に出て貰いたいかな。若い方の散歩番組は他にもありますし。ちい散歩の何処か温もりのある、ゆっくりと時が流れるような。散歩番組に戻して欲しいな。
- 毎日修造は無理でしょ。嫌いじゃないけど技がないし、テンションだけでやっていけるほど甘くないはず
- 大御所すぎるとまた散歩じゃなくなる。修造だとキャラが派手すぎ。ちいさんみたいな親しみやすい俳優がいいんじゃないかな
などのコメントが寄せられていました。
松岡さんの人気は近年急上昇しており、7月にメディアの調査・分析を行うニホンモニター株式会社が発表した「2015年上半期タレントCM起用社数ランキング」で、松岡さんは嵐の櫻井翔さんと相葉雅紀さんと並び10社に起用され男性部門で1位を獲得。
またこの他にも様々なランキングで上位にランクインし、好感度の高さが伺えるので、まずまずの視聴率を獲得できそうな気がするのですが、同番組のターゲット層は50~60代以上だと思いますので、松岡さんのテンションだと視聴者は観ていて疲れてしまうのではないでしょうか。
また、ネット上の反応を見てみても、松岡さんではない方がいいとの声が多く寄せられており、もし番組を継続するのであれば別の方を後任に起用したほうがいいかもしれないですね。