GACKTさんと二階堂ふみさんがW主演を務める映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』が大ヒットを記録し、公開から25日間で累計観客動員数が124万人超え、興行収入は17億円を突破し、2019年公開の前作(最終興行収入37.6億円)に迫る勢いで順調に興行成績を伸ばしています。
こうしたヒットを受けて、早くも第3弾の企画をスタートさせたと週刊誌『週刊現代』などが報じています。
『翔んで埼玉』はフジテレビが製作委員会の幹事社を務め、映画のプロデュースはフジテレビの若松央樹プロデューサー、監督は元フジテレビ社員の演出家・映画監督の武内英樹さんが担当しているのですが、週刊現代によれば、フジテレビは続編も大ヒットしたことで早くも第3弾の製作に向けて計画をスタートさせ、来年5月にクランクインし12月の公開を目指しているといいます。
さらにフジテレビ関係者は続編について、「今度は九州が舞台。主演のGACKTと二階堂ふみには快諾をもらったそうです」
と語っています。
フジテレビは『翔んで埼玉』の連続ドラマ化も計画し、主演の2人にオファーもしているといい、「フジはこれまで多くの失敗を重ねてきた。この失敗から学んだのはスピードです。思いついたらとりあえず“動いてみる”というのが曲のスローガンになった」
とも関係者は語り、フジテレビは『翔んで埼玉』を『踊る大捜査線』シリーズのようなコンテンツにしたいとの思惑があるとしています。
週刊現代はこのように『翔んで埼玉』第3弾の製作は既定路線だと報じ、歌手・俳優の福山雅治さんも自身のラジオで先月に、「僕、ぜひ出演させてください! 監督の武内さん、よろしくお願いします!!」とアピールしていたのですが、主演のGACKTさんは先日行われた舞台あいさつで続編について聞かれると、「今回の作品で完結ということで。心置きなく演技した。これ以上の『翔んで埼玉』はありません」
と断言していました。
続けて、「僕の代わりに主役は西川(貴教)くんがやることに。ちょっとサイズは下がりますけど、意外と顔は似ているので大丈夫です」「それは西川くんに失礼か(苦笑)」
と語っていました。
GACKTさんは冗談を飛ばしながら『翔んで埼玉』の第3弾製作をキッパリ否定し、先月に出版した自伝『自白II』の中でも、「調子に乗った制作陣が『次回は福岡あたりが候補地に…』などと言っていたが、全力でパート3の制作は阻止する所存だ」
と綴っていました。
これはフリの可能性も考えられるものの、GACKTさんは表向き『翔んで埼玉』の続編製作、出演を拒んでいるのですが、ニュースサイト『日刊サイゾー』によると、GACKTさんは第2弾のクランクイン直前に、仮想通貨を巡る様々なトラブルや疑惑に加えて、不倫疑惑を報じられるなどスキャンダルが絶えず、今後またいつ活動休止となるか分からないことから、『翔んで埼玉』のシリーズ化を狙うフジテレビは早急に続編を作りたいと考えているようです。
また、GACKTさんは様々なスキャンダルで世間から決して良いイメージを持たれていないものの、製作サイドとしては有り難い存在でもあるそうで、「(映画のプロモーション活動において)普通の俳優さんなら、ちょっとしたトーク番組や、VTRを見る番組の“ワイプ要員”など、手軽なプロモーション出演が多いところ、GACKTさんはバラエティスキルが高いこともあり、幅広い番組に対応でき、なおかつしっかり活躍してくれる。フジにしてみれば宣伝で自社のバラエティ番組にもたくさん出てくれるというメリットがある」
と映画関係者が語っています。
こうしてGACKTさんはスキャンダルを経て『翔んで埼玉』の続編に出演、さらに第3弾の製作計画や連ドラ化の話も出ているものの、GACKTさんの新たなスキャンダルが懸念されるだけでなく、作品の内容的にもこの辺で終わりにしておいた方がいいのではとの声もネット上では多く上がっているのですが、果たして今後どういった展開を迎えるのか、引き続き動向に注目したいところです。