日本テレビ系の読売テレビが24日、『ダウンタウン』の浜田雅功さんの冠番組『浜ちゃんが!』が、今日深夜の放送をもって終了することを発表し物議を醸す中で、『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』(日本テレビ系)の特番『笑ってはいけない』シリーズが復活との情報が流れています。
読売テレビは『浜ちゃんが!』の終了当日に発表という異例の形になった理由について、「良いタイミングがなかった。吉本興業様としっかり話し合いを重ねた上でということ」
と説明し、終了の理由は「総合的に判断」と語るにとどめています。
浜田雅功さんは読売テレビ制作の番組に長年出演し、『HAMASHO』(1997年10月~1999年9月・2002年4月~2003年9月放送)、『浜ちゃんと!』(2003年10月~2008年9月)への出演を経て、2008年10月から『浜ちゃんが!』でMCを務めていました。
しかし、『浜ちゃんが!』の後番組は浜田雅功さんの新番組ではなく、10月1日から『ブラックマヨネーズ』の吉田敬さんと『霜降り明星』の粗品さんの冠番組『吉田と粗品と』を放送するとしています。
同じく読売テレビが制作していた『ダウンタウンDX』も6月をもって終了しており、これによって同局が手掛けるダウンタウンの番組はゼロとなります。
こうしてダウンタウンと読売テレビの関係は切れたものの、ダウンタウンが11月1日からスタートする有料配信サービス『ダウンタウンチャンネル(仮)』で、日本テレビとタッグを組んで『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』の「笑ってはいけない」シリーズを復活させるとの噂を『現代ビジネス』(講談社)が報じています。
民放キー局編成幹部によれば、吉本興業は地上波テレビと新たなパートナーシップを構築しようと水面下で動いているといい、「『笑ってはいけない』復活計画は、その象徴となるプロジェクト」
だと明かしています。
日本テレビは番組制作ノウハウや発信力を提供し、一方の吉本興業は芸人のキャスティング、ファンコミュニティを提供する形で、価値あるコンテンツを生み出していくといい、笑ってはいけないシリーズ復活の背景には、番組制作にも携わっている松本人志さんの強い意向が反映されているとのことです。
吉本興業の関係者は、「ネットの世界で自由に表現したいという思いはもちろんあるでしょうが、松本さんのキャリアの根幹は常に地上波テレビにあった。『ダウンタウンチャンネル』で日テレと組むことは、地上波復帰への足掛かりになるかもしれない。また、『笑ってはいけない』の復活が実現すれば、『ダウンタウンチャンネル』が圧倒的な話題性を獲得することは間違いない。そういった視聴者の反応を見れば、地上波バラエティに制作費を拠出しているスポンサーの意向も変化するかもしれません」
と語り、笑ってはいけないの復活がテレビ復帰に繋がる可能性があるとしています。
水面下で進められている計画の内容について日本テレビ関係者は、「まず、『ダウンタウンチャンネル』で2時間程度のベスト版の『笑ってはいけない』を制作・配信する。また、チャンネルの長期契約者などに向け、特典コンテンツを提供するという案も出ています。制作には過去のシリーズを手掛けてきた日テレの精鋭スタッフが、局から“出向”という形で参加することも検討されています。そして、配信版を再編集し、8時間以上の長尺バージョンを年末の特別番組として日テレの地上波で放送。その後、Huluで配信という計画も練られています」
と明かしています。
現時点では、吉本興業と日本テレビの間で笑ってはいけないの制作に関する契約は交わしていないそうですが、順調に話が進めば「“笑ってはいけない復活”は来春にも発表される」といいます。
松本人志さんは性加害疑惑報道を巡って昨年1月から芸能活動を休止し、昨年末のインタビューではダウンタウンチャンネルの構想を始めて明かしたうえで、「テレビへの決別だとか、反テレビだとか、そういうものではない」と強調していました。
<↓の画像は、昨年12月にインタビューを受けた松本人志さん>
一方の日本テレビは、松本人志さんの性加害疑惑が報じられる直前の2023年10月に行った定例社長会見で、2020年末の放送をもって休止状態にある笑ってはいけないシリーズについて、「もちろん、チャンスがあればやりたいと思っています」と放送に前向きな発言をしていました。
笑ってはいけないシリーズは2006年から日本テレビの大晦日特番として放送されるようになり、2008年以降は平均世帯視聴率が15%超えを連発し、民放ではダントツトップの高視聴率を獲得していました。
しかし、コロナ禍に入ったことが原因で2020年末放送の『絶対に笑ってはいけない大貧民GoToラスベガス24時!』をもって放送休止となり、2021年からは『ナインティナイン』らをMCに起用した大晦日特番を放送していますが、いずれも大コケしています。
昨年末に初めて放送された『大晦日もゴチになります!』は、5時間以上の放送で平均世帯視聴率は6.4%、平均個人視聴率は4.3%で民放3位となっており、2021年から4年連続で民放1位の『ザワつく!大晦日 一茂良純ちさ子の会』に大差を付けられていました。
こうした状況から、日本テレビとしても笑ってはいけないシリーズ復活を強く望んでいるのは間違いないと思います。
笑ってはいけないシリーズの視聴者からも2021年以降、是非復活して欲しいとの声が上がり続けているものの、性加害疑惑騒動によって松本人志さんのテレビ復帰に対する批判は根強いため、来年いきなり大晦日に放送というのは難しいのではとも思いますが、まずはダウンタウンチャンネル限定配信でもファンは喜ぶでしょうし、いずれにせよ今後の展開が楽しみなところです。
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- https://gendai.media/articles/-/158077
- https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202310230000478.html
- https://hochi.news/articles/20250924-OHT1T51158.html
笑ってはいけないを復活させたら、チャンネルの加入者激増っすよ!
笑ってはいけないって……まさかダウンタウン二人も参加するの? 身体を鍛えてる松本はともかく、浜田は怪我しちゃうんじゃない? 年齢が年齢だし……