女優・歌手の西内まりやさんが主演の月9ドラマ『突然ですが、明日結婚します』(フジテレビ系 月曜21時)の第6話が27日に放送され、平均視聴率が5.0%(関東地区)だったことが明らかとなりました。
第4話は6.6%、第5話は6.2%で、2週連続で月9史上最低視聴率を更新したのですが、第6話でさらにその数字を下回り、3週連続で月9最低を更新し5%台に突入するという異例の事態となっています。
ちなみに、『SMAP×SMAP』の後番組『ちょっとザワつくイメージ調査 もしかしてズレてる?』(月曜22時)についても大コケしており、27日放送分の平均視聴率は3.8%(関東地区)で、先週の3.9%からさらにダウンして自己最低を更新しています。
『突然ですが、明日結婚します』の第1話は、月9史上最低の初回視聴率となる8.5%を記録し、第2話で早くも6.9%にまでダウン。
第3話で7.6%にまで回復したものの第4話以降に再び6%台に突入し、月9ワーストを更新し続けているのですが、これに対してネット上では、
- 歴史に残る駄作。
- ドラマは内容と出演者の演技力が大事
- 月9自体もうやめた方が良い
- 銀行員でモデル体型で美人だけど『業主婦になりーたい、でもモテないんですううう』なんってドラマどこのだれがみるんだ
- 原作はとても面白いと思うのに。。。原作者が何かとばっちりでかわいそう。
- 脚本、演出というより、キャストに失敗してるんじゃないのかな?魅力的な役者がいないのが、決定的のような気がする
- もう末期状態かな。最終的には4%切もあるかも。月9の枠見直した方が良いと思う。
などのコメントが寄せられています。
フジテレビの亀山千広社長は24日に行われた定例会見で、視聴率が低迷している月9について言及しており、「ドラマは数字以上に力作がそろってると思っているが、数字に表れないのは、枠のブランディングをしっかりやっていくべきかなと思う」「数字的には苦しいですが、(見逃し配信サービス)『FODプラス7』では圧倒的な数字を持っている。ある層には確実に届いている。」と評価。
また、「かつてはその層が月9を視聴する層の中心に座っていたと思う。その層の視聴の仕組みが違ってきている。」と分析し、今後については「配信ビジネスの方に力を入れたり、枠のイメージを変えていく必要があるのかなと。そういう意味では転換期に来ている。30年やってきているので、いいタイミングだと思う」といい、「これまで当たっている番組は、若い主人公が恋をしているのですが、いろいろな層が楽しめる番組にしないといけない」「男性と女性を入れ替えるなど、もう一つの視点(を加える)というかフィールドを変えることで、意外と新しいものが生まれてくるのかも。」と語っていました。
亀山社長は月9枠からドラマを撤退させることについて、「考えていない」としており、今後もドラマを放送していくつもりのようですが、月9は同時間帯に他局で放送されている番組に惨敗しており、テレビ東京で放送の番組よりも低いという結果になっています。
月9は4月に30周年を迎え、これからテコ入れを行っていくものと思われるのですが、一度離れてしまった視聴者を取り戻すのは難しく、フジテレビのドラマに対する期待度もかなり低くなっていることから、今後も苦戦が強いられる事になりそうです。