今年還暦を迎えた女優・沢口靖子さん(60)が主演のドラマ『科捜研の女』シリーズ(テレビ朝日系)の打ち切り終了説が浮上する中で、新作スペシャルドラマの放送が決定したことを16日発売の週刊誌『女性セブン』が報じています。
1999年からスタートした科捜研の女シリーズは、毎年連ドラとして放送される人気作でしたが、近年は視聴率が低迷しており、昨年7月期放送のシーズン24は、全10話の平均世帯視聴率が過去最低の7.3%で、前作から1.7%もダウンしていました。
そして、今年はシーズン25の放送はなく、沢口靖子さんが今期放送の刑事ドラマ『絶対零度~情報犯罪緊急捜査~』(フジテレビ系 月曜21時)で月9初主演を務めており、科捜研の女シリーズの打ち切り終了説が浮上しました。
しかし、女性セブンの取材によれば、科捜研の女シリーズ継続に向けて水面下では準備が進んでいたといい、「来年の年始に2時間のスペシャルドラマ放送が決定しています。テレ朝としても長年局を支えた功労番組を自然消滅とはいかなかったのでしょう。沢口さんも『マリコは私の分身』と語り、京都のスタッフとも関係を気づいて大事にしてきた作品だけに、番組存続に胸を撫で下ろしたはずです」
とテレビ局関係者が明かしています。
沢口靖子さんはダブルブッキングで絶対零度の撮影をしながら、科捜研の女の撮影にも臨んでいるといいます。
絶対零度の初回放送後、科捜研の女の撮影が行われる東映京都撮影所へ向かったそうで、絶対零度の出演シーンは第7話まで撮り終え、10月は科捜研の女の撮影に集中し、11月頭に東京へ戻って絶対零度の撮影に復帰予定といい、「主演作を掛け持ちするハードスケジュールとなりますが、沢口さんは『科捜研はやめへんで!』と、相当な覚悟で2作同時撮影に臨んでいます」
と、前出のテレビ局関係者が明かしています。
科捜研の女シリーズ継続説は『週刊女性』も先月伝えていたのですが、女性セブンは放送時期や撮影スケジュールなど具体的な情報を伝えており、シリーズ継続は確定と言えそうです。
シリーズスタートからすでに25年以上経っていることもあって、科捜研の女も『相棒』シリーズ(テレビ朝日系)などと同様にマンネリ化を指摘されているほか、それを打開するために脚本・演出のテコ入れを行うも上手くいかず、2018年放送のシーズン18以降は平均視聴率が右肩下がりとなっています。
2021~2022年放送のシーズンで初めて平均視聴率が10%を切り、その後も数字が下がり続けていたことから、シリーズ終了も仕方がないという声もある一方で、長年の放送によってコアなファンも多い作品だけに、シリーズを終了するにしても最終回を放送して幕を下ろしてほしいとの声が多く上がっていました。
女性セブンの報道を見る限り、来年の年始放送の新作スペシャルドラマでシリーズ終了となるわけではなさそうで、テレビ朝日では元日に毎年、相棒のスペシャルを放送するのが恒例となっていますが、科捜研の女の新作スペシャルドラマの視聴率が良ければ、今後は新春ドラマとして定番化していくかもしれないですね。
関連記事
『科捜研の女』打ち切り説も継続報道。年末か年始に新作ドラマ放送か。沢口靖子『絶対零度』出演で終了説も…(2025年9月10日)
科捜研の女シリーズ終了で沢口靖子が月9ドラマ主演か。『絶対零度 情報犯罪緊急捜査』出演発表に賛否(2025年8月31日)
『科捜研の女』打ち切り終了か。シーズン25の放送なし、理由は視聴率低迷か。相葉雅紀の新刑事ドラマスタートへ(2025年3月13日)
科捜研の女シーズン22を10月放送でシリーズ完結か。木曜ミステリー枠廃止、ドラマ終了説も…最後に1クール放送へ?(2022年5月10日)
科捜研の女が打ち切り終了危機…木曜ミステリー終了、理由は若者の視聴率と京都撮影所? 週刊文春が番組の今後報道(2021年10月7日)
- 女性セブン 2025年10月30日号