俳優の水谷豊さん(63)が主演を務めている人気刑事ドラマ『相棒』(テレビ朝日系)の新シリーズ『相棒season14』が14日よりスタートし、2時間スペシャルとして放送された初回平均視聴率が18.4％だったことが明らかとなりました。
瞬間最高視聴率は21時54分に記録した21.7％でした。
初回で記録した18.4％は、今年放送されたNHKの連続テレビ小説（朝ドラ）を除いた連続ドラマの初回としては現時点でトップの数字で、これまでに放送されたドラマでは、7月期に放送された窪田正孝さん主演の『デスノート』(日本テレビ系)が記録した16.9％が最高となっていました。
『相棒』は、水谷さん演じる警視庁特命係のキャリア警部・杉下右京と相棒の活躍を描いた人気刑事ドラマシリーズで、今回で第14弾となる『相棒season14』から、俳優の反町隆史さん(41)演じる法務省から警視庁へ出向中のキャリア官僚・冠城亘（かぶらぎ・わたる）を4代目相棒として迎え、寺脇康文さんが演じた初代相棒・亀山薫、及川光博さんが演じた2代目・神戸尊、成宮寛貴さんが演じた3代目・甲斐享はいずれも警察官だったため、今回ドラマ史上初の相棒が誕生することで大きな話題になりました。
＜↓の画像は、新コンビの水谷豊さんと反町隆史さんの写真＞
また、昨年放送されたシーズン13の最終回は、相棒の甲斐享が逮捕されてしまうという衝撃の展開があり、杉下右京が監督責任を問われて無期限の停職処分を受けたため、新相棒の冠城亘とはどのような出会いをするのかに注目が集まっていました。
14日に放送の第1話「フランケンシュタインの告白」は、西多摩刑務所で模範囚だった美倉が刑務官の田代を刺殺するという事件が発生し、通常は刑務所内で発生した事件は刑務所の職員が捜査をするものの、美倉が警察官による取り調べを要求。
これに対して、榎木孝明さん演じる法務事務次官の日下部彌彦が要求を受け入れ、自分の息のかかった冠城を捜査に加え、その後右京と冠城が対面を果たして事件に立ち向かうという展開となっていました。
そして、ネット上での反応を見てみると、
- 冠城亘、歴代の相棒をミックスしたようなキャラクターだという印象。さらに、オープニングのあの右京さんを唸らせるような流れにも『おや？』というものを感じたし、反町さん自身の魅力がすでに存分に出てて、すごく興味をひかれた。右京さんの年も考えると、フィナーレを飾るのに、文句なしに華のある相棒かもしれない。色々な噂がありますが、繋ぎだなんてとんでもないですよ。半年ありますが、期待しています！
- 反町さんの役、これまでのキャラとの差別化で、ちょっと大げさな演出もあったけど、全体的には面白かった。カッコいいのは相変わらずで今後に期待。
- 反町隆史は期待以上にマッチしてたし、ドラマ自体もよかったんだけど、肝心のトリックがイマイチだったな。
- 最後に展開が変わりまくりで詰め込みすぎなところ以外は良かったな。反町は非常に良かったのでシリーズには期待したい。ほんと脚本次第だね。
- 久しぶりに反町を観たが、役者としての腕を随分上げたような気がしたな。全体を通してみても初回としてはよくできていた気がするので、2話目以降も楽しみ
- 視聴者側に察しに任せるような話もあったけど、全体的におもしろかった。反町さんの相棒、期待以上のスタートでした。14だけの起用みたいな話もあるけど、しばらくは続いてほしい
- 冠城、カッコよすぎ！反町さんがホントにいい役者になっていて驚き。引き込まれる演技が素晴らしい。長い台詞も右京さんとの掛け合いもしっくりきました。
などのコメントが寄せられています。
前回のラストに対して相棒ファンからは批判が殺到し、4代目の相棒となった反町さんに対しても不安視する声が多く上がっていましたが、初回終了時点では多くの方が満足している様子でこれは期待できるかもしれないですね。
そして、早くもシーズン15以降も反町さんに相棒を務めて欲しいという声が上がっているのですが、週刊誌『週刊新潮』が今年4月に報じていた記事によると、反町さんはあくまでも繋ぎで殉職の筋書きが予想されるとし、シーズン15より仲間由紀恵さんが相棒を務める可能性が高いとのことでした。
しかし、この噂の真偽のほどは定かではなく、引き続き視聴者からの評判が良く、視聴率も良ければ相棒を務めていく可能性も十分にあるかと思いますので、今後に注目していきたいところですね。