テレビ朝日で放送されている人気ドラマシリーズ『相棒』の劇場版第3弾となる『相棒 -劇場版III- 巨大密室! 特命係 絶海の孤島へ』が今月26日より公開されましたが、今作はコケる可能性が高いとの声が多く出ています。
『相棒』のドラマはマンネリ化が囁かれているものの、昨年10月から今年3月まで放送されたseason12の平均視聴率は17.4%(関東地区)獲得しており、未だに根強い人気があるため、その映画版となれば期待出来そうですが、なぜコケると言われてしまっているのでしょうか…。
それには強力なライバルの出現があるそうで、「相棒」が公開される日には阿部寛さん主演の「テルマエ・ロマエⅡ」があり、12年公開された第1弾「テルマエ・ロマエ」は08年(44.4億円)、10年(31.7億円)に公開された劇場版『相棒』を越える興収59.8億円を記録しています。
そして、最大の脅威となるのがディズニー映画『アナと雪の女王』。公開36日間で動員800万人を突破し、興収は100億円以上。
未だに客足は衰えることはなく、GW中には、ジブリ映画『風立ちぬ』の120億円を超えるとみられているそうです。
この2作を相手に「相棒」は苦戦を強いられることは間違いなく、テレ朝と配給会社の東映は水谷ら主要キャストに、これまで以上の宣伝活動を要請し、地方の映画館でも豪華キャストで舞台挨拶を行う予定だという。
これにネットでは、
- 時期が悪いとしか思えない
- 今作は内容が微妙みたいだし、ギリギリ黒字といったところでしょ
- 相棒はもう限界じゃないか
- マンネリ化してるしライバルが強いし厳しいね
- アナと雪の女王が無くても微妙な結果になってたと思うぞ
などのコメントがありました。
26、27日の土日2日間のランキングが今日29日に発表され、1位は先週の2位から返り咲き『アナと雪の女王』で、約56万6800人を動員し、興行収入は約7億7200万円を記録。
2位は先週1位だった『名探偵コナン 異次元の狙撃手』、3位に『テルマエ・ロマエ2』がランクインし、約36万5400人を動員し、興行収入は約4億9100万円。
4位に『アメイジング・スパイダーマン2』が入り、そして5位に『相棒 -劇場版Ⅲ- 巨大密室!特命係 絶海の孤島へ』がランクインし、約21万2500人を動員して、興行収入は約2億7500万円という結果になりました。
初動2日間でこの結果ですから、『相棒』の映画が『テルマエ・ロマエ2』に勝つのは厳しいと思われ、更に過去に上映した2作品よりも大きく数字を下げることになりそうですね。
それにしても3位にランクインも出来ずに5位とは、もう『相棒』の劇場版は限界なのでしょうか…。