情報ワイドショー番組『直撃LIVE グッディ!』(フジテレビ系)が9月をもって終了し、坂上忍さんが司会の『バイキング』が10月から放送枠が1時間拡大、約3時間の番組になることが先日明らかとなりましたが、同じくフジテレビで放送の『直撃!シンソウ坂上』(木曜21時)は9月で終了するとニュースサイト『日刊大衆』が報じています。
『日刊大衆』によれば、かねてから報じられているスタッフ等に対するパワハラが、フジテレビ内で問題視されているそうで、対策に踏み切った形としています。
週刊誌『週刊女性』が6月に報じた記事ではフジテレビ関係者が、「2名のスタッフが体調不良で休職しており、パワハラによるストレスが原因とも言われています。このことを会社もかなり重く見たようです」
と証言していました。
『東京スポーツ』(東スポ)が先日報じた記事では、「坂上さんが『バイキング』スタッフに対してあまりにも厳しすぎて、多くのスタッフが上層部に『バイキング』を終わらせてほしいと懇願したそうです。自分たちから打ち切りを望むなんて前代未聞。逆に言えば、それくらいキツいというわけです。特に、水曜班と金曜班は悲鳴を上げているみたい」
と、フジテレビ関係者が明かしています。
そして、フジテレビは『バイキング』の放送枠を拡大しつつ、番組のスタッフ陣を刷新し、これまではバラエティ班が番組制作を手掛けてきましたが、10月からは『直撃LIVE グッディ!』などを担当の情報番組スタッフが番組に携わる形になったそうです。
日刊大衆も同様に、番組スタッフ交代の背景には坂上忍さんのパワハラ問題があるとしており、「バラエティ番組を制作する編成制作局制作センター第2制作室が制作していました。しかし、10月からはニュースや情報番組などを手掛ける情報制作局が担当することになるんです。というよりも、『2制は坂上さんともう仕事をしない』という方針になったというんです。」
と制作会社関係者が語っています。
続けて、「事情聴取の結果、実際に“被害者”がいること、パワハラめいたことが常態化していることが明らかになり、長時間労働で働き方改革もできない。社員や制作会社のスタッフを守るため、そのような方針に決めたといいます。」
と明かしています。
番組リニューアルによって、坂上忍さんの立ち位置も変更する可能性があるといい、「今までのような番組の中心ではなく、合間合間でコメントをするコメンテーターのような存在になる可能性が高い」
とも言われているそうです。
これに加えて、2018年4月スタートの冠番組『直撃!シンソウ坂上』が終了するとの情報があるといい、フジテレビで仕事をする放送作家が、「『シンソウ坂上』は9月末をもって打ち切りになることが先日、正式に決定したそうです。番組の視聴者層がシニア層が中心でCMが入らないことが大きな理由ですが、『シンソウ坂上』を担当していたのも第2制作室なんです。そのため、“2制は坂上さんと仕事をしない”というフジの方針もあり、番組が終了することになったといいます。」
と語っています。
坂上忍さんはこの他にもフジテレビで、『坂上どうぶつ王国』(金曜19時)や『ダウンタウンなう』(金曜21時55分)に出演中ですが、これらはまだどうなるか決まっていないようです。
このように複数のメディアが坂上忍さんのパワハラ問題、それを原因とするスタッフとの関係悪化が報じられているのですが、フジテレビサイドは週刊女性の取材に対して、パワハラが原因によるストレスでスタッフが休職中という話を否定しています。
坂上忍さん本人もスタッフへのパワハラについて、「そりゃ間違えたりすれば注意ぐらいはします。でも叱責なんてことはしませんよ。意見がぶつかることもあるけど、そういう風に(強く)言ったことはないですね。」と答えていました。
そのため、本当にパワハラがあったのかどうかは定かではないのですが、パワハラだと捉えられても仕方がない言動はあったとの報道もあり、本人にパワハラをしているという自覚がないのかもしれません。
もし本当に坂上忍さんのパワハラが原因で、休職中のスタッフがいたとしたら大きな問題ですし、全てのレギュラー番組から降板させられたとしてもおかしくありませんが、『バイキング』は平日昼の激戦区でまずまずの視聴率を獲得、放送枠を拡大するほどなので、現時点では打ち切りの可能性は低そうです。
『直撃!シンソウ坂上』もレギュラー放送が平均視聴率7%前後、スペシャル回では10%超えを記録することもあり、フジテレビの番組としては決して悪い数字ではありません。
しかし、CM枠が全く売れないとの情報もあり、新型コロナウイルスの影響で広告収入がさらに減少している状況にあることから、パワハラ以外のことも理由として、今年秋にも番組を打ち切る可能性は十分ありそうで、もしかすると今後少しずつ坂上忍さんのレギュラー番組は減っていくのかもしれないですね。