1990年10月に第1シリーズが放送され、2011年までの間に連続ドラマとし10シリーズが放送されている”渡鬼”こと『渡る世間は鬼ばかり』(TBS系)。
同ドラマは、これまでのシリーズ全てを脚本家の橋田壽賀子さん(89)が務めてきましたが、橋田さんが最近になって筆を置きたいと周囲に漏らしていると「女性自身」が伝えています。
そしてこうした発言をするようになったのは、橋田さんが脚本を担当しているドラマ『なるようになるさ。』(TBS系)の第2シリーズが、低視聴率となっているのが原因と言われているのですが、果たして本当に橋田さんは脚本を書くことを止めてしまうのでしょうか…。
現在、放送中の『なるようになるさ。』はシリーズ2作目として4月から放送が開始されたのですが、視聴率が初回9.4%、その後7%台を推移するなど苦戦続きで、橋田さんは『視聴率が悪いのは脚本が悪いから』だと思うようになり、『シリーズ物はもう書けない。単発ものについても当分は休みたい……』と漏らし始めているそうです。
その結果『渡鬼』も辞めるという話になっているのだとか
しかし、TBSでは年内「渡鬼」の新作を放送予定だったようで、局の幹部は大慌てで、橋田さんの翻意のために奔走しているといいます。
この件について同局は「絶筆についてはお聞きしておりません。続編の放送についても未定」とコメント。
そして、同誌は静岡県熱海市内にある橋田さんの自宅へと向かい本人から真意を聞いている。
「引退したいですよ。でも、させてもらえないでしょうね。シリーズものはやりたくない?はい、そうですね。でも、明日のことはわかりません。
『渡鬼』終了についても、まだ先のことなので。今はプロデューサーの石井ふく子さんたちと相談しているところ。TBSの言うとおりにします。
『やれ』と言われたら、やりますよ。『渡鬼』スペシャルも年内には仕上げなければなりません。
宇津井健さんは亡くなりましたが、次はお父さんが亡くなった後の話を書きたいと思っています」
これにネットでは、
- もう89歳なんだから休ませた方がいい
- こんな婆さんに頼って脚本書かせるTBSが異常
- 宇津井さんもいない渡鬼を書かせる必要ないと思いますが
- 単発ですら難しいと本人が言ってるのに、鬼TBS。高齢者虐待だわ
- 結局TBSが1番鬼だったというわけですか
などのコメントがありました。
『なるようになるさ。』の低視聴率にショックを受けているとのことですが、第2シリーズは第1シリーズから放送時間が変更され、TBSがこれまで視聴率を獲得出来なかった時間帯である火曜22時からの放送となっており、同ドラマは第1シリーズで平均視聴率12.6%を獲得していたドラマなので、この時間帯に放送していることで低視聴率になっている可能性が非常に高いと思われます。
橋田さんの脚本に関してはくどい台詞回しに対して賛否両論はあるものの、橋田さんが描くホームドラマのファンは多くいるため、出来る限りまで脚本の執筆活動は続けてもらいたいですね。