今年4月15日よりスタートしたアンジャッシュの渡部建さん(42)と歌手の森高千里さん(46)が司会の音楽番組『水曜歌謡祭』(フジテレビ系)は、1994年まで同局で放送されていた『MJ -MUSIC JOURNAL-』以来21年ぶりにスタートした生放送の音楽番組で、毎年夏に放送されている『FNSうたの夏まつり』、年末に放送されている大型特番『FNS歌謡祭』のスタッフが集結し、歌手同士のコラボレーションや名曲のカバー等が披露されるということで注目を集めていましたが、関東地区での初回平均視聴率は7.3%と2ケタに届かず残念な結果となりました。
そして、翌週の22日に放送された2回目の放送の平均視聴率は、わずかに数字を上げ7.6%だったものの裏番組に惨敗し、更に同枠で放送されていたバラエティ番組『世界行ってみたらホントはこんなトコだった!?』の平均視聴率は10%前後で安定していたため、完全に視聴者が離れてしまっており、6日に3回目の放送が2時間スペシャルとして19時から放送されたものの、平均視聴率が6.5%と数字を下げていたことが明らかとなりました。
こうした結果となっていることによって、今夏に放送予定の『FNSうたの夏まつり』や『FNS歌謡祭』も数字を下げることになるのではないかと懸念されています。
というのも、前述の2番組は“年に一度”しか放送されないという特別感があったからこそこれまで高視聴率を続けてこられた番組ですが、「FNS~」に「水曜歌謡祭」に出演するアーティストが出るとなると、既視感は免れられず、今年は大暴落するのではないかと見られているようです。
これにネットでは、
- 歌謡曲は好きなので歌唱力のある方が熱唱されるのはステキだと思いますけど、この番組は観ているとなんだか疲れます
- どの年齢層がターゲットなのか、イマイチわからない。
- 今さらな歌手、古臭い選曲、同じ歌手ばかりだし、まったく面白くない。
- もう、歌番組自体が時代遅れだろう
- UTAGEの生放送バージョンて感じだし、出演者の魅力もないから観る気が起きない
などのコメントがありました。
6日の放送にはNHK連続テレビ小説『マッサン』で大ブレークし、4月29日に『ゴンドラの唄』でCDデビューを果たした女優のシャーロット・ケイト・フォックスさんが出演したことや、GWの最終日ということもあって多少数字が伸びるのではないかと思っていたのですが、見事に大惨敗していますね…。
同番組は口パクではなく生歌であるために出演する歌手も限定されてしまうのか分かりませんが、出演者に偏りがあることや、過去の曲をカバーするだけの内容となっていることから番組としての魅力に欠け、司会に森高さんをわざわざ起用したにも関わらず歌を披露することもなく、特に司会者としての能力が高いわけでもないため、もっと番組を盛り上げることを出来る方が務めた方が良かったのではないかと感じます。
このままこの数字が続くようであれば、持ったとしても1年ぐらいだと思われますが、果たしてこれから数字を上げていくことは出来るのでしょうか。
そして、『FNSうたの夏まつり』と『FNS歌謡祭』の数字にどのような影響を与えることになるのか気になるところですね。