TBS系で放送されているダウンタウンがMCのバラエティ番組『水曜日のダウンタウン』で事実に反する内容があったことから、4日に放送された番組最後に視聴者に向けたお詫び文が掲載され、これに対し視聴者からは多くの批判が寄せられることになりましたが、またTBSの別の番組でも不適切な演出があり、TBSがHPに謝罪文を掲載しました。
不適切な演出があった番組は、1月28日に放送された特別番組『水トク!激闘大家族スペシャル 17歳で産んだ我が娘が17歳でまさかの妊娠…』で、放送された中の2つのシーンで問題があったようです。
ホームページによると、1つ目は「妊娠中の長女がバイクに乗って出かけ、母親からたしなめられるシーン」について、出産後に当時を思い出してながら撮影したものだった。その際、妊娠中であることを表すため、お腹にタオルなどを入れて撮影を行っていたこと。
2つ目は「祖父が一家を連れてスーパーマーケットに行き、希望するままに食料品などを買い、一家を支援するというシーン」について、制作会社のスタッフが一家にお願いし撮影したもので、いつも使う店の撮影許可が下りなかったため、過去に行ったことのある別の店で撮影し、費用については番組側が負担したというもの。
本来であればテロップ表記などで「再現」であることを明記すべきところを、これをせずに放送。
このことについてTBSは11日の午後11時前に番組ホームページにお知らせとして不適切演出について説明したうえで、「外部の制作会社に制作を委託したものですが、不適切な箇所をチェック出来ずに放送に至った責任を痛感しております。今後は二度とこうしたことが起きないよう、番組制作のチェック体制のあり方を見直し、再発防止に取り組んで参ります」としました。
これにネットでは、
- やらせは多くあるでしょ、バレるかバレないかの差と思うな。
- 内容はどうでもいいような気もするが、「外部の制作会社に制作を委託したものですが」というのは、放送に責任を持つ局として残念な言い訳です。
- TBSは最近、こういった出来事が多すぎ。もう全てが信用できなくなるわ
- TBSって、やらせ多いってイメージあるからTBSのドキュメンタリーとかそう言った類の番組は見ない。
- 最近はやらせが厳しく取り締まられる中で、確認を怠るってダメでしょ。再現なら再現って書くのが当然だわ
などのコメントがありました。
今回TBSのHPで謝罪文が掲載されましたが、11日にTBS系で放送された特別番組『生命38億年スペシャル 最新脳科学ミステリー“人間とは何だ…!?”』が終了した後にも、今回の件についてのお詫びのテロップが表示されていたようですね。
基本的に大家族番組は、演出が加えられていることで知られており、テレビ朝日系で放送されていた『痛快!ビッグダディ』もヤラセがあったことを“ビッグダディ”こと林下清志さん本人が週刊誌の取材で答えていますし、TBS系で以前放送されていた『激闘大家族』に登場した青木家も、父親の職業や家族構成なども偽っていたことなどが、近隣住民がネット上で暴露したことや、家族の証言によって明らかになっています。
そのため、大なり小なり演出が加えられていることが分かった上で番組を視聴しているものとしては、これぐらいのレベルの演出であれば許容範囲なのですが、大家族を扱った番組は密着ドキュメンタリー等と謳っているため、演出などはないと思っている方も多くいますし、出演した家族にも悪影響を与える可能性もあるので、こうした演出を加えてあたかも実際に起こったことのように放送するのは問題があるでしょうね。
ちなみに、12日に放送されたバラエティ番組『ニンゲン観察バラエティ モニタリング』に一般人として出演した男性が、実際は芸能事務所に所属している方だったということも明らかとなっています。
(↓の画像が、番組に出演した一般男性の写真)
(↓の画像は、芸能事務所「ビックワンウエスト」に所属するタレント・細田悠生さん(ほそだゆうせい 23歳)のプロフィールページの写真)
今回TBSは謝罪文に「今後は二度とこうしたことが起きないよう、番組制作のチェック体制のあり方を見直し、再発防止に取り組んで参ります」とありますが、今後も過度な演出やヤラセが無くなるようなことはないでしょうね。