ピン芸人・ゆりやんレトリィバァさん(本名=吉田有里 33歳)が主演で、9月19日から配信スタートのNetflixオリジナルドラマ『極悪女王』(全5話)の予告映像が解禁となり、追加キャストも発表され反響を呼んでいます。
『極悪女王』は、1980年代にカリスマ的人気を誇った悪役プロレスラー・ダンプ松本さん(本名=松本香 63歳)の知られざる半生を描いた作品で、企画・脚本・プロデュースを鈴木おさむさん(52)、監督は映画『孤狼の血』シリーズ、『凶悪』『日本で一番悪い奴ら』などで知られる白石和彌監督(49)がメガホンをとっています。
出演者は、ダンプ松本さん役をゆりやんレトリィバァさん、タッグチーム『クラッシュギャルズ』としてアイドル的人気を誇ったライオネス飛鳥さん(61)役を剛力彩芽さん(31)、長与千種さん(59)役を唐田えりかさん(26)が演じることが発表されていました。
<↓の画像は、ゆりやんレトリィバァさん、剛力彩芽さん、唐田えりかさんのビジュアル写真>
そして、今日新たに追加キャストが発表され、ダンプ松本さんの母親役を仙道敦子さん(54)、『全日本女子プロレス』の創業者であり、当時の男社会の象徴としても描かれる松永高司さん役を村上淳さん(51)、松永国松さん役を黒田大輔さん(46)、松永俊国さん役を斎藤工さん(42)、ダンプ松本さんを中心とした悪役レスラー集団『極悪同盟』の味方に付いていた興行プロモーター兼レフェリーで、“極悪レフェリー”と呼ばれていた阿部四郎さん役を音尾琢真さん(48)が演じます。
<↓の画像は、追加キャスト4人のビジュアル写真>
『極悪女王』の撮影にあたり、女子プロレス団体『Marvelous(マーベラス)』の代表を務める長与千種さんがプロレス・スーパーバイザーとして参加し、女子プロレスラー役を演じるキャストの肉体改造を指導したほか、プロレスシーンの構成なども担当したといい、「1980年からの私達の物語がこの作品で全て完結しました。あの頃の私達にも感謝です」
とコメントしています。
また、ダンプ松本さんはゆりやんレトリィバァさんの演技を絶賛し、「ゆりやんの迫力がある演技が最高だった。泣ける所もあり、極悪女王をみて諦めなければ、負けなければ夢は叶うんだ!って思ってくれたら嬉しい」
と語っています。
予告映像の解禁などを受けてネット上では、
- ついに『極悪女王』きた… 長かったけど無事公開決まってよかった…!
- このキャスティングと、俳優さんの寄せ方には拍手を送らざるを得ないな。
- 音尾さんの阿部四郎 これはガチだ
- 何かめっちゃ楽しみやで 絶対おもろそうやもん 剛力ちゃんの圧倒的昭和顔がちょっとオモロイ
- 唐田えりか出るのかー。東出昌大の不倫相手だよね。絶対観ない。何で出すんだろ。
- 『地面師たち』もヤバかったが、極悪女王も予告編の時点でもう傑作確定
- ダンプ松本ってこんな『ジョーカー』みたいな人だっけ?(笑)女子プロレスに対して変な偏見を植え付けることにならなきゃいいけどなあ
- プロレス版サンクチュアリであり和製ジョーカーかもしれない。これは傑作になる予感
- キャスト云々より、鈴木おさむが企画脚本プロデュースって時点で地獄の予感しかしない
などの声が上がっています。
『極悪女王』の製作は2021年11月に発表され、2022年6月にゆりやんレトリィバァさんが主演することが正式発表されました。
プロレスラー役を演じるゆりやんレトリィバァさん、唐田えりかさん、剛力彩芽さんは肉体改造のために体重を大幅に増やし、ゆりやんさんはその前にダイエットによって体重を大幅に落としましたが、撮影に向けて体重を65kgから93kgに増量、剛力さんと唐田さんも10kgほどの増量を行い、2022年7月から撮影がスタートしました。
<↓の画像は、『極悪女王』撮影現場の写真>
しかし、2022年10月にゆりやんレトリィバァさんが撮影中に背中や頭を打ち負傷する事故が発生、これによって撮影が中断し、その後も脚本の完成が遅れたり、出演者の新型コロナウイルス感染などで撮影中断を繰り返し、元々は2022年内に撮影が終了予定だったものの延期となりました。
これらのトラブルによって複数のメディアが、お蔵入りの可能性もあると報じていましたが、昨年5月から撮影が再開し、同7月にクランクアップを迎えました。
ちなみに、週刊誌『フラッシュ』によると、『極悪女王』は当初全6~8話を予定していたものの、ゆりやんレトリィバァさんのケガなどもあって全5話に変更されたそうです。
そんな『極悪女王』を巡っては、4年前に俳優・東出昌大さんとの不倫スキャンダルを報じられた唐田えりかさんが出演しており、剛力彩芽さんと共にクラッシュギャルズの2人を演じることなどに対して、否定的な声も少なくありません。
その一方で、『極悪女王』ではダンプ松本さんと長与千種さんの“敗者髪切りデスマッチ”を再現し、『週刊文春』によれば唐田えりかさんは地毛で撮影に臨み、バリカンで丸坊主したとのことから、そうしたシーンも含めて早く見たいとの声も多く上がっています。
<↓の画像は、1985年8月の敗者髪切りデスマッチで、坊主になった長与千種さんの写真>
Netflixが製作のドラマでは、山田孝之さん主演の『全裸監督』シリーズ、一ノ瀬ワタルさん主演の『サンクチュアリ -聖域-』、綾野剛さん主演の『地面師たち』などの作品が非常に高い評価を受けており、『極悪女王』もこれらの作品に続いて大ヒットとなるのか否かに注目したいです。