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月曜から夜ふかしで不適切編集、中国でも炎上し国際問題に発展? 大使館が日本テレビに問い合わせ情報も…

『月曜から夜ふかし』中国人女性の発言捏造でBPO審議入り。マツコ・デラックス降板説、番組打ち切りは否定も…

『BPO(放送倫理・番組向上機構)』が14日、一般の中国人女性の発言を捏造し、トラブルに発展したバラエティ番組『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)の審議入りを発表しました。

日本テレビは3月27日に番組の公式サイトで声明を発表し、同24日放送分の街頭インタビュー企画に登場した中国出身の女性が、「あんまり中国にカラス飛んでるのがいないですね」「みんな食べてるから少ないです」「とにかく煮込んで食べて終わり」(“中国全域ではありません”との注釈あり)と発言する場面があったものの、実際にはこのような趣旨の発言はしておらず、制作スタッフが意図的に編集して発言を捏造していたことを明らかにしました。

<↓の画像が、『月曜から夜ふかし』で中国人女性の発言を捏造したシーン>

番組のインタビューに応じた本人もしくは関係者と思しき方が、X(旧ツイッター)で番組に対して怒りをあらわにし、番組へ寄せた抗議文の内容も公開しており、女性は番組のインタビューで、日本は中国よりもカラスが多いこと、中国では小鳩を食べること、最近は鍋料理にはまっていることを話したとし、カラスを煮て食べるという話は一切していないとしていました。

<↓の画像が、女性が番組に送った抗議メッセージ>

日本テレビの福田博之社長は3月末の定例会見で、「演出の範囲を超えており、あってはならないこと。申し訳ありませんでした」と謝罪し、問題が発覚した経緯とその後の対応を明かしました。

番組内での捏造が発覚したのはオンエア当日の夜で、中国のSNSで女性の発言が話題になっていることにスタッフが気づき、本人からも番組サイドに連絡があったといい、オンエア翌日に本人と面会し、この問題が女性の意図しないところで話題になるのを防ぐために、その後も毎日コンタクトを取るなど問題解決に向けて対応しているとしています。

また、中国人女性の発言を捏造したのは、約1年半前から企画を担当しているフリーの男性ディレクターとし、「ディレクター本人が『撮ったものをより面白くしたい』と、自分の判断で編集したと説明している。そこに他の人間の意思は介在しておりません。しかし、(編集内容は)プロデューサー、他の演出も下見をしているんですが、不適切な編集に気付かなかった。そうならないような対策を検討したい」としたうえで、このディレクターを番組から外したことも明らかにしています。

街頭インタビュー企画は問題発覚から休止しているといい、「再発防止が100%できるとなってから再開する」と語り、番組の放送は今後も継続し「打ち切りは検討していない」といい、今日21時からは2時間スペシャルが放送されます。

BPOはこの問題について対応を協議した結果、「問題となっているインタビューは、女性が話した内容とは全く異なる文脈へと意図的に編集され、他国の文化に対する尊重を著しく欠いていた疑いがあり、取材から放送に至る経緯等について放送倫理上の問題が無かったかどうかを詳しく検証する必要があるとして審議入りを決めた。今後は当該放送局の関係者からヒアリングを行うなどして審議を進める。」と発表しています。

そして、BPOの審議入り決定に対してネット上では、

などの声が上がっています。

この捏造問題は番組内では一切触れておらず、トラブル発覚直後のオンエアでもお詫びコメントはなく、番組MCのマツコ・デラックスさんと『SUPER EIGHT』(旧・関ジャニ∞)の村上信五さんも沈黙を続けていますが、14日発売の週刊誌『週刊現代』によると、マツコさんはこの問題に激怒しているようです。

発言を捏造し、番組から追放されたフリーのディレクターは、マツコ・デラックスさんのお気に入りスタッフだったそうで、このトラブルは編集内容のチェック体制がしっかりと機能していなかった番組全体の問題ながら、外部のスタッフだけを切って騒動の収束を図ろうとしていることに怒り心頭で、「(マツコさんが)降板を申し出る事態にまで発展していると聞きます」と日本テレビ関係者が語っています。

週刊現代は真相を確かめるため、マツコ・デラックスさんの番組降板は事実なのか日本テレビに問い合わせたところ、「そのような事実はございません」と回答したそうです。

週刊現代は他にも、中国人女性の発言を捏造したことによって、中国大使館側からも非公式ルートで日本テレビに問い合わせが入っているといい、悪意ある捏造が国際問題に発展しかねない事態となっています。

そして、『月曜から夜ふかし』は街頭インタビュー企画での“素人イジり”が番組の要となっていたため、こうした捏造行為の発覚によって番組の魅力が減ってパワーダウン必至で、番組に対する視聴者の不信感を払拭するのは難しいことから、日本テレビの人気番組ながら打ち切りもやむなしといった声が上がっていますが、BPOの審議入りを経て今後どのような対応が取られるのか、引き続き動向を見守っていきたいです。

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