綾瀬はるかさん主演のドラマ『天国と地獄 ~サイコな2人~』(TBS系 日曜21時)の最終回(第10話)が21日に放送され、番組の視聴率が22日に発表されました。
前回に続き15分拡大で放送された最終回の平均世帯視聴率は20.1%、平均個人視聴率が12.0%(ともに関東地区)を記録し、初回を上回る自己最高の視聴率で有終の美を飾っています。
今年に入ってから放送の民放ドラマで平均20%超えは初で、2月スタートのNHK大河ドラマ『青天を衝け』の初回平均世帯視聴率20.0%を上回り、現時点で今年放送のドラマの中でトップの数字となっています。
『天国と地獄』は、ドラマ『世界の中心で、愛をさけぶ』『白夜行』『JIN-仁-』『ごちそうさん』『天皇の料理番』『おんな城主 直虎』『義母と娘のブルース』など、数多くの作品を手掛けている脚本家・森下佳子さんのオリジナル脚本ドラマで、刑事と連続猟奇殺人事件の容疑者の心が、突然入れ替わってしまうという“天国から地獄”を描いた作品となっていました。
<↓の画像は、『天国と地獄』で共演の高橋一生さん、綾瀬はるかさんの写真>
初回平均世帯視聴率は16.8%、個人視聴率は10.1%と、今期放送の民放ドラマでトップの数字を記録し、その後も平均世帯視聴率は第2話が14.7%、第3話が14.1%、第4話が13.4%、第5話が13.2%、第6・7話が14.7%、第8話が14.8%と、好視聴率をキープし、最終回直前の第9話で16.5%まで上昇、最終回で自己最高の20.1%を記録しました。
主演の綾瀬はるかさんは今作で初めて刑事役を演じたほか、高橋一生さん演じる連続猟奇殺人事件の容疑者と心が入れ替わるという難役に挑戦し、2人の見事な演技で視聴者を釘付けにしました。
最終回放送後には、「#天国と地獄」がツイッターのトレンド1位にランクインするなど、大きな反響を呼んでいたのですが、最終回の視聴率発表を受けてネット上では、
- 二桁視聴率を維持するのも難しくなった現在にオリジナル脚本で20%超えは素晴らしい。
キャストとスタッフの信頼感が造り出した傑作を視聴出来て良かった。 - 20%越え凄いですね!リアルタイムでも観ましたし録画もしました。脚本もキャストそして演技が素晴らしかったです!!!
【天国と地獄 続編決定】という夢見ました(笑)切実に実現して欲しいです。 - 20%超えは凄い!やっぱりとてもワクワクしたし、最後まで楽しかったです。
日高や彩子、陸、八巻、河原、東兄さん…など、出演される人々が心優しい、いい人で良かったです。
来週の日曜日もう見られないんですね。寂しいなぁー。出来れば続編を見たいです。 - ほんとに面白かった。脚本、キャスト、全てが完璧!俳優さん全員の演技がハイレベルで素晴らしい!
特に綾瀬はるかさんと高橋一生さんの演技力には脱帽! - 20%超えてきましたか、テレビ離れ?違いますよね
あとドラマは脚本が一番で役者は二の次、視聴率が悪くても役者のせいではないとか言われますがこれも違う
脚本と役者が同列でありこの二つのレベルが高いとこうなるわけですよ。 - 最高のドラマでした!今期一番のドラマでした。森下さん脚本のドラマは本当に面白い。
綾瀬はるかさん、高橋一生さんなどのキャスト全員が輝いていたし、スタッフの皆さんに感謝したいです。
続編に期待したいし、今日から天国と地獄ロスです。
などの声が上がっています。
『天国と地獄』は4月のスタート以降、毎回手に汗握る展開が繰り広げられ、視聴者の間では様々な考察が盛んに行われるなど盛り上がっていましたが、平均世帯視聴率が20%を超えるとは驚きましたね。
日曜劇場では、昨年7月期放送の『半沢直樹2』が、初回から20%超えで最終回に30%超えを達成しましたが、続編ではない民放の連続ドラマで20%超え達成は、2017年10月期放送の役所広司さん主演『陸王』が、最終回で20.5%を記録して以来となります。
また、綾瀬はるかさんの主演作で20%超えは、2013年放送のNHK大河ドラマ『八重の桜』の初回に21.4%を記録して以来です。
『天国と地獄』は森下佳子さんの脚本が良かったのはもちろんのこと、綾瀬はるかさんと高橋一生さんの入れ替わり演技が素晴らしく、他にも溝端淳平さん、柄本佑さん、北村一輝さん、迫田孝也さん等、それぞれの演技が視聴者を魅了したからこそ、ここまで高い視聴率を記録したのだろうと思います。
そして、最終回放送直後から“天国と地獄ロス”を訴える声が上がっているほか、最終回ラストで再び2人の心が入れ替わったことを思わせる演出から、続編を希望する声も多く上がっているのですが、最終回で20%超えを達成したことを受けて、今後スペシャルドラマ等で続きが描かれるのか否か注目したいですね。