女優・永野芽郁さんが主演の月9ドラマ『君が心をくれたから』(フジテレビ系 月曜21時)が8日からスタートし、第2話で早くも平均世帯視聴率が5%台までダウンしており、大爆死確定だと週刊誌『フラッシュ』のWeb版『SmartFLASH』が報じています。
永野芽郁さん主演の『君が心をくれたから』は、小栗旬さん主演の『信長協奏曲』などを手掛けた脚本家・小説家の宇山佳佑さんによるオリジナル脚本作品で、幼少期に母親から虐待を受け、自分に自信を持てなかった主人公・逢原雨が、高校時代に唯一心を通わせた男の命を救うことと引き換えに、「自分の五感を差し出す宿命を背負う」ことで展開されるファンタジーラブストーリーとなっています。
キャストは永野芽郁さんのほか、山田裕貴さん、白洲迅さん、出口夏希さん、螢雪次朗さん、佐藤貴史さん、谷恭輔さん、萩原護さん、斎藤工さん、松本若菜さん、真飛聖さん、遠藤憲一さん、余貴美子さんが出演し、エンディング主題歌は宇多田ヒカルさんの書き下ろし曲『何色でもない花』が使用されています。
<↓の画像は、『君が心をくれたから』メインキャストの人物相関図写真>
8日に第1話が放送され、初回の平均世帯視聴率は7.2%、平均個人視聴率は4.5%で、昨年10月期放送の『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』の初回を下回る数字でスタートしました。
そして、15日放送の第2話の平均世帯視聴率は5.8%、平均個人視聴率は3.4%までダウンしています。
この数字についてSmartFLASHの記事では週刊誌記者が、「現在はネット配信もあるため、視聴率の数字をそのまま評価するべきではないとはいうものの、大苦戦しているのは確かです。さらに驚いたのは、同日22時から放送された『春になったら』にも視聴率で負けたことです。『春に~』の視聴率は7.2%でした。木梨憲武の24年ぶりの連ドラ出演で、『HERO』『龍馬伝』を手掛けた福田靖氏の脚本という話題性があったとはいえ、月9が10時のドラマに負けるのは異例」
と語っています。
続けて、「今作が『月9』初主演となる永野芽郁ですが、いまやトップ女優のひとり。演技力がありコメディもこなせて、幅広い年代から人気があります。同性からの支持が高いのも強みです。出演CMもナショナルブランドばかりで、若手の女優のなかでは、頭ひとつ抜けた感さえあります。フジテレビはそんな永野を“三顧の礼”で月9に迎え入れ、相手にも人気俳優の山田裕貴をキャスティング。主題歌は宇多田ヒカルと、ここまではよかったのですが、肝心のストーリーがあまりに残念です。自らの“五感”を差し出すことで、事故にあった恋人の命を助けるというファンタジーラブストーリーなのですが、あまりに現実離れしており、視聴者の関心を引き付けられないようです。この設定も映画であればよかったのかもしれませんが、3ヶ月引っぱるとなると、大爆死確定でしょう」
と、今後の数字上昇は見込めないと厳しく批評しています。
これに対してネット上では、
- あまりにも現実味なくて永野芽郁の無駄遣い
- 五感失うって設定がキツ過ぎ
- ファンタジーというよりホラー。一つずつ五感を失っていくところを想像するだけで恐ろしくて、この先見るかどうかと迷う
- 2人が花火師なりパティシエなりを目指し、挫折しながらも成長していく…だけじゃだめなのかねえ。1話終盤までは面白く見ていたが、最後になって現実離れと悲惨さが出てきてもう2話目はいいやと思った
- 韓国ドラマ意識しすぎだと思うなーよくありますよねこういう設定 韓国ドラマよく見る人にはわかってもらえると思う
- 木梨さんのドラマは面白くて泣けた。あんな親でいたいと思った。身近な設定をドラマらしく演出されていて、共感しながらも身につまされず距離をおいて楽しめました。
月9は暗すぎるし、現代と高校時代を行ったり来たりしてるけど、制服着てるかどうかの違いだけで2人の演技が変わらなすぎてわかりにくかった。だから月10だけ見続ける。 - これから不幸になってそんな中で生きていく。そして 最後はハッピーエンドになってほしいな。私は こういうの好きです。でも 深夜帯のほうが受けたかも
などの声が上がっています。
ドラマ発表時点でファンタジーラブストーリーであることは明らかになっていたのですが、主人公に対して斎藤工さんと松本若菜さんが演じる“あの世からの案内人”が、大切な人の命を救うために「五感を差し出す宿命を背負わせる」という設定が受け入れられないという視聴者が多く、第2話で早くも大量離脱が発生してしまったようですね。
昨年10月期放送の『ONE DAY』に関しても、初回から目まぐるしく展開していくストーリーや、チープで古臭い脚本・演出によって第1話で早くも多くの視聴者が離脱し、第2話の平均世帯視聴率は5.5%、平均個人視聴率は3.3%までダウンし、その後も視聴率が低迷を続けた結果、昨年7月期放送の『真夏のシンデレラ』の数字を下回り、全11話の平均世帯視聴率は5.3%、平均個人視聴率は3.2%となり、2期連続で月9のワースト視聴率を更新しました。
『君が心をくれたから』も第2話で視聴率が一気に落ちていて、脚本・演出に対して厳しい声がすでに多く上がっていることから、3期連続で月9のワースト記録更新の可能性は十分ありそうです。
ただ、見逃し配信サービス『TVer』のお気に入り登録者数は順調に数字を伸ばしていて、第1話放送の8日時点では30万人弱でしたが、16日時点で76万人を超え、今期放送のドラマでは嵐・櫻井翔さん主演の『大空港占拠』(日本テレビ系)の86万人に次いで2位にランクインしているほか、16日21時の時点で同サイトの最新ドラマ&総合ランキングではそれぞれ1位になっており、再生回数は不明ながら注目度の高さがうかがえます。
また、若者に人気が高い永野芽郁さんと山田裕貴さんをメインに据えていることで、各テレビ局がいま最も重要視しているコア視聴率(13~49歳の個人視聴率)に関しては、1~2%台で推移していた『ONE DAY』よりも高い数字を記録している可能性があり、SmartFLASHは早くも大爆死確定と報じていますが、今後の展開次第で数字が上向く可能性も十分あるため、引き続き数字の動向に注目していきたいです。