人気女優・有村架純さん(ありむら・かすみ 25歳)の主演ドラマ『中学聖日記』(TBS系 火曜22時)の第1話が9日放送され、初回平均視聴率が6.0%(関東地区)だったことが明らかになりました。
『中学聖日記』は、2013年から女性向け雑誌『フィール・ヤング(FEEL YOUNG)』で連載されている同名漫画(既刊4巻)を実写化した作品で、婚約者もいる25歳の国語教師・末永聖(すえなが・ひじり)が、中学3年生の生徒・黒岩晶(くろいわ・あきら)に心惹かれていく模様を描いた内容です。
<↓の画像は、中学校教師役を演じている有村架純さんの写真>
物語後半はドラマオリジナルストーリーになる予定とされ、2人の関係を怪しむ大人たちの目線、さらに聖を取り巻く人々の間で繰り広げられる人間模様を丁寧に描いていくとしています。
キャストは、有村架純さんの相手役となる黒岩晶役を岡田健史さん(おかだ・けんし 19歳)が演じ、岡田さんは昨年夏まで高校に通い、今作で芸能界デビューというほぼ素人の新人俳優となっています。
<↓の画像が、中学3年生の黒岩晶役を演じている岡田健史さんの写真>
他に、聖の恋人でエリート商社マン・川合勝太郎役を劇団EXILEの町田啓太さん、勝太郎の先輩で両性愛者の原口律役を吉田羊さん、聖の母親でアジア雑貨輸入販売会社経営の愛子役を夏川結衣さん、愛子と旧知の仲で部下の上布茂役をマキタスポーツさん。
聖が勤務する中学校の教頭・塩谷三千代役を夏木マリさん、聖が教育実習中だった頃の指導担当者で、小学校教師の丹羽千鶴役を友近さん、聖の教え子で、晶に想いを寄せている同級生・岩崎るな役を小野莉奈さんが演じています。
9日に放送された第1話のあらすじは、大学卒業後に非常勤講師を経て、片田舎の町にある子星中学校に国語教師として赴任した聖は、子供の頃からだった夢がついに叶ったことに喜び、張り切ったものの、生徒たちからはからかわれ、教頭からは服装のことを注意されてしまいます。
その中でも、男子生徒の黒岩晶は聖に対して、心無い言葉を浴びせるなどして突っかかり、赴任早々から生徒に振り回され、その一方では大学時代からの恋人・勝太郎とは現在遠距離恋愛中で、なかなかコミュニケーションも取れないという日々が続いています。
<↓の画像は、『中学聖日記』第1話のワンシーン>
そうしたことで教師としての自身を無くし、勝太郎との交際にも不安な思いを抱えながらも、生徒たちに向き合っていこうと奮闘するのですが、生徒がある事件を起こしてしまい…というストーリー展開となっていました。
そして、第1話の放送を終えてネット上では、
- せめて高校生でしょ。中学生と教師の恋愛ってだけで気持ち悪い。有村架純ちゃんは好きだけど、これは見る気しない。
- 中学生に見えない。教師に見えない。この先、どうすんの?
- 有村架純の好感度を差し引いても中学生はちょっとキツイ。高校生じゃインパクトがないと思ったのかもしれないけど、やっぱりいやだな。
- こんな題材で視聴率取れると思う方がおかしい。一般的には避けたいと思うはず。企画した方は何を期待していたのかな?やるならまだ映画化の方が向いていたと思う。
- 中学生役には素の表情が欲しいので、演技経験ゼロを抜擢したそうだが、あの中学生には逆立ちしても見えないガタイの良さと顔。もっと適役の子、絶対居たはず。某芸能事務所のゴリ押し感、半端ない。
- 生徒たちが中学生に見えない子も何人かいるね。もう少し金八先生の時の様に“如何にも中学生”と思われるような配役が必要かと。正直生徒だけ見たら、高校生?って思うくらいの(ドラマ設定上の)片田舎の中学生達でした。
などの厳しいコメントが多々寄せられており、今後が不安になるスタートとなっています。
TBS系の火曜ドラマ枠は話題になった作品が複数あり、特に2016年10月期放送の新垣結衣さん主演『逃げるは恥だが役に立つ』(略称:逃げ恥)、今年7月期放送の綾瀬はるかさん主演『義母と娘のブルース』(ぎぼむす)は大きな反響を呼び、『逃げ恥』は最終回で20.8%、全11話の期間平均視聴率は14.5%、『ぎぼむす』は最終回が19.2%、全10話の期間平均視聴率は14.2%を記録するヒットとなりました。
『中学聖日記』は、『ぎぼむす』が終了した後にスタートする作品ということで、初回は最低でも2ケタはいくんじゃないかと予想していたのですが、まさかの6%というかなり低い滑り出しで、作品の設定や内容に対しても厳しい声が多く上がっています。
なお、TBSの火曜ドラマは2014年4月に新設され、これまでに約20本作品が放送されているのですが、初回平均視聴率が6%台というのは初で、同枠史上最低というワースト記録を更新しています。
数字が伸びなかった原因としては、男子中学生と女性教師の禁断の恋を描いた作品ということが挙げられており、いくら爽やかなタッチで純愛を描いたとしても、受け付けないという方が続出しても仕方のないテーマではあり、このまま伸び悩む可能性は十分ありそうです。
火曜ドラマ枠では、堀北真希さん主演の『まっしろ』(全10話の期間平均5.8%)、香里奈さん主演の『結婚式の前日に』(同5.6%)が大コケしている作品として挙げられ、『中学聖日記』は果たしてこの2本を下回るのか、それともこれから上昇していくのか今後の行方にも注目したいですね。