フジテレビ系で放送されている海外情報バラエティ番組『世界行ってみたらホントはこんなトコだった!?』(通称:セカホン)は、お笑いコンビ・雨上がり決死隊のお2人がMCを務めている人気番組で、番組のディレクター2名が世界各国を巡り長期滞在して徹底取材し、各地の風習や慣習、またその他、様々な情報を伝えるという内容になっていますが、2013年3月20日に放送されたペルー編で、世界遺産に登録されているナスカの地上絵に番組スタッフを近づけさせたとして、ペルーのアルバレス文化相が、ガイド役のペルー人考古学者を刑事告発する方針であることを明らかにしました。
また、その際に番組ディレクターの隅川恵美さんが、ハチドリの地上絵付近で寝そべるなどしていたことから、共に告発するかどうか検討していることのことです。
(↓の画像が、番組ディレクターの隅川恵美さんの写真)
(↓の画像が、番組ディレクターの隅川恵美さんが寝そべっている写真)
この件についてフジテレビ広報部は「取材は文化省から撮影許可を取得、同省当局者の立ち会いで行われた。当局から問い合わせなどは一切ない」とコメントしています。
なお、地上絵は傷みが激しく、政府は立ち入りを厳しく制限しており、昨年12月には環境保護団体グリーンピースが地上絵付近で活動し足跡を残したとして、ペルー文化省が検察当局に通報していました。
これにネットでは、
- 考古学者がいて問題になるなんて、ペルー政府の管理が末端まで伝わってないんじゃないの
- フジを擁護するつもりはないがナスカ担当の現地考古学者は政府公認と思うのは常識的に考えて普通だろう。その指示に従ってやっただけの番組サイドに落ち度はないと思う。
- もし女性ディレクターも告発されたら番組の存続は厳しそうだな
- さすがにこれは現地側の問題やな。何が許されて何がダメなのかは現地の人間しかわからない。もちろん故意に世界遺産を傷つけたとかなら問題外だけど,今回のはフジには罪はないね。
- フジテレビは海外にまで迷惑かけてんじゃねーよ!
などのコメントがありました。
しっかりと撮影の許可を得ていることや、専門家の許可を得て地上絵に近付き、そして寝そべったとのことから、番組側に落ち度は無かったと思いますが、ナスカの地上絵は世界的に有名で歴史的な世界遺産で、現地の人たちにとっては聖域であることから、寝そべるという行為が冒涜しているととられて、告発されてしまっても致し方のないことなのかもしれませんね。
もし、告発され禁固刑となった場合、番組をこのまま継続させるのは難しく打ち切りとなると思われますが、果たしてどのような判断が下されることになるでしょうか…。