3月をもって終了する長寿番組『日立 世界ふしぎ発見!』(TBS系 土曜21時)の後番組が、ハライチ・澤部佑さん(37)がMCの番組に内定したことを『東京スポーツ』(東スポ)が伝えています。
東スポが複数のTBS関係者に取材したところ、『世界ふしぎ発見!』の後番組は昨年12月1日放送の特番『いくらかわかる金(カネ)?』に内定したことが分かったといい、同番組が後番組に選ばれた理由についてTBS関係者は、「局は、新ファミリーコア層(4~49歳男女)の視聴率を最重視しています。『ふしぎ発見』は高齢の視聴者層を抱える番組。その後継に『いくらかわかる金?』をすえる理由の一つが、新ファミリーコア層の関心が高いだろうおカネをテーマにした番組であるからです」
と説明しています。
『いくらかわかる金?』は、日本中のちょっと気になるお金事情を独自調査・検証し、検証結果をクイズで出題するという内容となっており、昨年12月に初めて放送された特番ではハライチ澤部佑さんがMCを務め、クイズに解答するゲストとして、EXILE・TAKAHIROさん、アンジャッシュ・児嶋一哉さん、錦鯉・長谷川雅紀さん、タレント・モデルの森泉さん、滝沢カレンさん、元横綱・貴乃花光司さんの次女でタレント・女優の白河れいさん、陣内智則さん、俳優・森崎博之さんが出演していました。
<↓の画像は、昨年12月放送『いくらかわかる金?』出演者の写真>
番組で行った検証は、「コストコで一番買う人の購入金額いくら?」「くら寿司で満腹になるまで食べたらいくらかかる?」「クレーンゲームで1番お金をかけずに景品ゲットできるのは誰?」「プロの歌手が路上ライブをしたらいくら稼げる?」「自宅に眠っている高価なモノいくら?」といったものでした。
こうした番組のレギュラー化が決定した背景について別のTBS関係者は、「昨年は円安や物価高、増税でおカネへの関心が例年以上に集まり、その傾向は今年も続くと思われます。時流に乗って番組がバズることを局も期待しています」
と語っています。
また、MCのハライチ澤部佑さんは今年1月から、フジテレビ系で平日昼放送の『ぽかぽか』でMCを務め、安定感のあるMCが評価されたことも起用の要因の1つとのことです。
この報道に対してネット上では、
- もういいよハライチは…
- 冗談抜きで誰も見ないだろ 最初だけふしぎ発見に視聴習慣のある人が見てくれるか
- カネオくんじゃん
- ほんとテレビ局にお金無いんだね
- 長寿番組の後継はすべて劣化版になる どの局もお笑い芸人を使いすぎ
- 芸人が騒ぐ下品な番組になりそうでがっかりだわ
- コストコとかくら寿司とか、よくある宣伝番組夕方のニュースの宣伝コーナーかな
- これほんとうにやるの?この手の番組すでに何百、何千とあるだろ。あとテレビ局はコストコに行かないといけないノルマとかあるのかよ
- 絶対にすぐ終わる。なんでクイズ番組終わらせてまたクイズ番組始めるの?
- まぁクイズにクイズを持ってくるのは良いことですが長寿番組の後は長続きしないジンクスがあるだけに心配です 土曜21時といえば土曜プレミアムや日テレが土曜ドラマ復活させるし
- 世界まるごとHOWマッチの再放送でいいよ
- ひと昔前のユーチューバーみたいな企画ばっかだな
などの声が上がっています。
ハライチ澤部佑さんはMCとしての安定感に加えて、大手芸能事務所『ワタナベエンターテインメント』に所属していることもあってか、ピンでも絶えず複数のレギュラー番組を持ち、昨年1月に『ぽかぽか』のMCに抜擢されたことで番組出演数がさらに増えたことによって、『2023タレント番組出演本数ランキング』では2位(581本)にランクインし、前年の17位(394本)から大きく順位を上げ、1位の麒麟・川島明さんとはわずか5本差となっていました。
『いくらかわかる金?』のレギュラー化が事実であれば、来年の番組出演本数は1位となる可能性が十分ありますが、似たような番組はこれまでに何度も制作されては消えてを繰り返していて、全く新鮮味が感じられない番組内容からネット上では、早々に打ち切られそうといった声が早くも上がっています。
ちなみに、今年3月をもって終了する『世界ふしぎ発見!』は、視聴率低迷が終了の原因だと見られており、番組の平均世帯視聴率は5%台、各テレビ局がいま重要視しているコア視聴率が1~2%台で推移し、同時間帯最下位となることもある状況となっています。
そうした中で『いくらかわかる金?』は、コア層に刺さる出演者や企画によって視聴率獲得を目指すようですが、果たしてどうなるでしょうかね。
今年春の改編で日本テレビは、20時台に元NHKの有働由美子アナウンサーが司会の音楽番組『with MUSIC(仮題)』、21時台は水曜ドラマ枠(水曜22時)が引っ越しする形で再びドラマ枠になると報じられており、視聴率争いがさらに激しくなりそうですが、新番組でどれほどの数字を獲得できるのかに注目したいところです。