2014年から「年間視聴率三冠王」を獲得し続けている日本テレビ系で放送の人気バラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』が、4週連続で平均視聴率が20%超えとなっており、20%超えは今年すでに8回記録しているという人気ぶりとなっています。
28日放送の『世界の果てまでイッテQ!』の平均視聴率は20.2%を記録し、7日放送分は20.6%、14日は21.2%、21日は21.0%を記録しています。
同時間帯には、NHKで柴咲コウさん主演の大河ドラマ『おんな城主 直虎』、テレビ朝日系では所ジョージさんと林修さん出演の『人生で大事なことは○○から学んだ』、TBS系ではバナナマンらが出演の『珍種目No.1は誰だ!? ピラミッド・ダービー』が放送されるなどしています。
日曜のゴールデン帯(19時~22時)は在宅率が高く、視聴率獲得が狙えるため、テレビ各局が激しい視聴率争いを繰り返しています。
その中で現在、『世界の果てまでイッテQ!』はトップを独走しているのですが、その一方で大コケしているのは、昨年11月からフジテレビ系で放送されている古舘伊知郎さんMCの『フルタチさん』です。
<『フルタチさん』MCの古舘伊知郎さん、フジテレビの山崎夕貴アナウンサー>
放送開始前は注目を集めていましたが、初回平均視聴率は8.2%、3回目の放送で5.8%にまでダウンし、今年1発目の放送も5.6%、2月26日放送分では自己ワーストの4.0%を記録。
その後少しずつ数字を回復させていますが、5月7日放送分は7.1%、14日は6.4%、28日は6.4%となっており、番組打ち切りも囁かれています。
このように『フルタチさん』の視聴率が伸び悩んでいるのですが、フジテレビを離れた視聴者が日本テレビへ流れているとも囁かれており、日本テレビは5月の月間視聴率も三冠王(42ヶ月連続)に輝いています。
日本テレビがしばらく好調なのは、フジテレビの視聴者が流れたことが理由の1つとみられているのですが、フジテレビはついに社長交代を決意し、今後大きな変化が起こる可能性はあります。
5月11日付の『スポーツニッポン』(スポニチ)によると、昨年4月に新設した日曜21時台のドラマ枠は、今年秋の放送をもって終了となるとのこと。
この流れから前番組の『フルタチさん』も低視聴率を理由に終了、もしくは大幅なテコ入れが行われることになりそうな感じです。
今のフジテレビが何をしても裏目になり、視聴者も簡単に戻ってくるとは全く思いませんが、日曜20時台は今後どのような争いを繰り広げていくのか注目していきたいですね。