東野幸治さんがMC、ダウンタウン・松本人志さんがコメンテーターを務めるワイドショー・バラエティ番組『ワイドナショー』(フジテレビ系 日曜午前10時)で、『スタジオジブリ』の宮崎駿監督が過去に7回、引退宣言をしたとしてその言葉を紹介したものの、その発言内容が本人のものではなかったことが明らかになり、謝罪コメントを発表しました。
番組公式サイトに「お詫び」として謝罪文が掲載されており、28日放送の番組内で宮崎駿監督の引退撤回に関する話題を取り上げた際に、宮崎監督が過去に引退宣言した際の言葉をフリップで紹介したものの、「実際には宮崎駿氏の発言ではなかったことが分かりました。」とし、「真偽を確認しないまま放送に至り、宮崎駿氏並びに関係者の皆様、視聴者の皆様にご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。」と謝罪しています。
<↓の画像は、『ワイドナショー』公式ホームページに掲載のお詫び文>
『ワイドナショー』で取り上げられた宮崎駿監督の引退宣言一覧については、2013年にツイッター上に投稿されたネタツイートからパクったものなのではないかという疑惑があり、そのツイート主がパクられている事に気づき、番組やBPOにメッセージを寄せるなどしていました。
<↓の画像が、宮崎駿監督の引退宣言ネタツイート>
<↓の画像が、『ワイドナショー』で紹介した過去7回の宮崎駿監督の引退宣言一覧>
今回の騒動を受けてフジテレビの企業広報部は、各スポーツ紙の取材を受けており、ネタツイートをパクったのではないかと聞かれると「制作の詳細に関しては、お答えしておりません」明らかにせず、今回のようなミスが起こった原因については「情報の確認不足」と説明。
騒動後に『スタジオジブリ』や宮崎駿監督と連絡を取ったのかどうかについては「回答は差し控えさせていただきます」とし、一方の『スタジオジブリ』も今回の問題について「うちの方から言うことはないです」とコメントしています。
『ワイドナショー』の番組公式ホームページにお詫び文が掲載されていますが、次回の番組内で訂正・謝罪するのかどうかについては「検討中」だといい、今後については「チェック体制を強化し、再発防止に努めて参ります」と話しているのですが、今回の騒動に対してネット上では、
- いい加減なのはよくわかっていたが……ここまでとは……
- こういう奴らが政治や世相を斬ってんだから…
- パクツイしたとは言えないもんな。フジってやっぱ駄目だわ
- テレビなんてたいして裏取りもせずに放送するようなことがまかり通っているんだろう
- 番組で笑いものにしたんだから、松本人志が宮崎駿に直接謝罪に行った方が良いじゃないの?茂木健一郎は呼び出して番組で謝らせたでしょ?
- この前段階で、実際には話してもいない須藤元気の応援コメントを失言王大西議員がHPに載せてるのは極めて悪質って話題で盛り上がってた。これほど巨大なブーメランは見た事ない。酷過ぎ。
- これまで松本が番組でいろんな人物や機関を批判してきたことに対してどう答えるか見もの。きっと『俺は知らん』と言うんだろう。
- しょーもない番組だからこれを機に終了でいいじゃん
- あるある大事典でも、嘘ばっか流してたなぁー
- フジはやらかすのはこれが初めてではない。以前にヤンキースのマー君がトランプタワーに住んでいますとか、メディアとして最低限必要な事前確認をまったくせずに放送している時点で終わっている。組織自体が腐っている証拠。
などのコメントが寄せられています。
他局でも間違った情報を番組で出して謝罪するというケースはありますが、中でもフジテレビで特に多いと感じられ、度々騒動になって謝罪をしているような気がしますね…。
これもフジテレビの体質なのか、番組制作会社のスタッフの質が悪いのか何なのかは不明ですが、今回のようなトラブルの積み重ねによって、フジテレビの番組が発信している情報は嘘が混じっているのではないかと疑われるようになり、信用を失い、視聴者離れが起こってくるとみられることから、番組作りの前に基本的な部分を改善する必要があるのではないかと思います。
今回の騒動を受けてネット上では、「またフジテレビかよ…」という呆れ声が多く上がっているのですが、今後また同じようなことが発生しないよう番組制作を改善していってほしいものです。