フジテレビのバラエティ番組『めちゃ×2イケてるッ!』で、今月3日に放送を予定していた小保方晴子さんのパロディー企画が放送中止になるということがありましたが、これに対して昨日6日に放送された『ロンドンハーツ3時間SP』で、オアシズの大久保佳代子さんがモノマネをしていたにも関わらず放送されたことが話題になっています。
両番組とも小保方さんをネタに使っていることには変わらないにも関わらず、このような差が生じた理由とは一体何なのでしょうか…。
大久保さんがモノマネをしたのは人気企画「見た目ビューティーカップ」のワンシーンで「久保方さん」として、会見時の小保方氏をまねた紺色のワンピース、真珠のネックレス、巻き髪姿で登場。
大久保さんは小保方さんの表情を真似し、「STAP細胞は…ありません」などと話し、笑いを誘った。
一方「めちゃイケ」では重盛さんが「阿呆方さん」として、例の会見を模して「○○はあります!」と発言するたび、加藤さんからスリッパで頭を叩くかれるというコント。
どちらも小保方さんにスポットを当て、面白おかしくネタにしていますが、両者は別物。
しかし、『めちゃイケ』での小保方さんイジりが騒動になっている中、批判覚悟で放送に踏み切った番組としてのプライドや意地を感じる。
「ロンドンハーツ」のメインを務める田村淳さん(40)は、Twitterで、「ロンハー視聴 収録は結構前だったから、久保方さんの所が放送されるかなぁと心配してたら、普通に放送に♪ 流石ロンハースタッフ!」とつぶやいていましたが、それだけ自主規制に走りがちな番組が多いということかもしれない。
これにネットでは、
- フジテレビにはもう何も期待してないよ
- めちゃイケも宣伝なんかせずにゲリラ的に放送すれば良かったのに
- モノマネ程度なら大丈夫でしょ
- これでもうめちゃイケの阿保方さんネタはお蔵入り決定だな
- 小保方さんの真似自体がもう面白くない
などのコメントがありました。
めちゃイケは番組HPで、小保方さんの企画を放送することを動画で宣伝し、その内容が重盛さと美さん扮する「阿保方さん」が、スリッパで頭を叩かれると言うイジリ方に悪意を感じるものでした。
また今日小保方さんの代理人弁護士が、めちゃイケの放送前日にフジテレビに対して抗議文を送付していたことが明らかになっており、めちゃイケの企画内容は人権侵害にあたるため、BPOに訴えることや法的手段を取る可能性もあることをフジテレビに伝えたそうです。
そしてこれに対してフジテレビの番組関係者は、トーンを弱めて放送するとの回答をしたそうなのですが、結局は放送を見送ったという経緯があります。
今回記事で書かれているように番組自体の勢いもあるかもしれませんが、ここまで追い詰められてしまったら普通であれば放送は見送るのではないでしょうかね。