マツコ・デラックスさん(44)の人気冠番組『マツコの知らない世界』(TBS系 火曜20時57分)で、ゲストから預かった貴重な資料を紛失させていたことが明らかになりました。
TBSが紛失したのは、昨年10月18日放送の「大ブーム!ユザワヤの世界&号外の世界」にゲスト出演した新聞の号外コレクターで、号外研究家の小林宗之さん(33)が番組側に資料として預けた貴重な号外8点です。
<↓の画像は、昨年10月18日放送の『マツコの知らない世界』に出演した新聞号外研究家・小林宗之さんの写真>
『マツコの知らない世界』の公式サイトには、「小林宗之氏からお預かりしていた貴重な資料の一部を、番組の不注意で紛失してしまいました。」と報告した上で、「小林氏にはお詫びをし和解しておりますが、番組では引き続き、紛失した号外を捜しています。」とし、情報提供を呼び掛けています。
公式サイトには紛失した8点の号外が掲載されており、『明治17年8月30日付東京日日新聞号外(葉書号外)裏表1点ずつ「清佛要件の電報を特に御報申上候」』、『昭和16年12月8日付 大阪毎日新聞号外 「ハワイ等奇襲奏功」』、『昭和16年12月8日付 名古屋新聞第2号外『ホノルルを大空襲」』など、第二次世界大戦が開戦後の昭和16年~19年にかけて配布された貴重な号外8点となっています。
<↓の画像は、紛失した号外の一部>
紛失被害に遭った小林宗之さんも自身のツイッター、公式サイトで情報提供の呼び掛けを行っており、公式サイトでは「TBS側に貸出した資料のうち、8点を紛失されるという事件が発生しました。TBS側により警視庁赤坂署に16年12月5日付で紛失届を提出済ですが、現在に至るまで、資料の返還を受けられておらず、資料も発見されておりません。もし、どこかで発見された場合は、是非ともご一報くださいますようお願いいたします。」と記しています。
また、TBS側から送られてきた文書もサイト上で公開しており、番組制作を行っている『株式会社BIGFACE』は昨年10月6日に、番組資料作成のために小林宗之さんから計300点の号外を借り受けたものの、「番組制作中にTBSテレビ及びBIGFACEの不適切な管理」によって300点のうち8点を紛失してしまったと説明し、『マツコの知らない世界』の公式サイトに、情報提供を呼び掛けるページを今後1年間は掲載をするとしています。
<↓の画像は、TBS側から送られてきた文書の写真>
そして、今回のトラブルに対してネット上では、
- 社内で資料なくしてるのに、外部に情報提供呼びかけるって、普通の会社ならありえない気がするけど。
- TBSの回答や告知が、他人事感ありあり。うやむやにする気だな。
- マツコの知らない世界で一番ムカつくのは公式ツイッターがあるのに、公式サイトだけでコソコソ捜索願い出してるところだよ。鎮火に必死なの丸出し
- この番組のスタッフどうなってるのかな。前もキーボード綺麗にするグッズでミスっていうかズルしてたよね。
- ああ、これもうすでに廃棄していることがわかっていて、探している振りをしているってやつだね。
- この番組はある種タレントに頼らずプロの素人さんあっての番組だと思うのに、お気の毒で仕方ない。素人相手の仕事をいかに軽んじていたかという事。許されないでしょ。
- 金銭的な解決しかないだろうなぁ。多分、古新聞とかと間違えて捨てたとかそんなだと思われます。想像ですが『紹介してやってる』という気持ちがあったと思われます。
などのコメントが寄せられています。
『マツコの知らない世界』で起きた紛失トラブルについては、今年4月にもニュースサイト『日刊サイゾー』が報じており、番組関係者によると、ゲストの貴重な資料を紛失するという前代未聞のトラブルではあるものの、口外にしないように箝口令が敷かれているとし、その後どうなったのかも明らかにはされず、「もしかすると、スタッフが高値で売りさばけると思って盗んだのでは?」とも囁かれていたそうです。
この記事ではどのようなコレクションを紛失したのかは明らかにされていなかったのですが、恐らく今回明らかになった小林宗之さんの貴重な号外だとみられます。
『マツコの知らない世界』ではこれまでに2度大きなトラブルを起こしており、1度目は昨年2月にゲスト出演した女性が夫との離婚について語っていたのですが、それに対して元夫側が「人気番組での発言によって社会的評価が低下した。内容も虚偽なのに、テロップを付けるなどして面白おかしく編集して放送した」と主張し、TBSに対して慰謝料など約1100万円の損害賠償を請求する訴訟を起こしました。
さらに、昨年11月にはパソコンのキーボードを掃除するグッズを紹介した際に、掃除前と掃除後のビフォー・アフターで画面に映し出されたキーボードが別物だったことが判明し、掃除グッズの効果をねつ造したものだと指摘する声が噴出することになり、番組の公式サイトではねつ造疑惑を否定した上で、釈明していました。
『マツコの知らない世界』は人気が高いバラエティ番組で、直近の7月4日放送分は平均視聴率11.0%、6月6日は11.4%、5月30日は11.3%、5月23日は10.5%などと、同時間帯放送の番組の中ではトップの11%前後の数字を獲得しています。
しかし、今回のようなトラブルが相次いで発生しているため、番組制作サイドには多くの批判が寄せられており、トラブルとは一切関係の無いマツコ・デラックスさんにも迷惑を掛ける事になっています。
『マツコの知らない世界』では異常なほどトラブルが頻発しているため、紛失してしまった小林宗之さんの号外が見つかり次第、番組制作会社を変えるなどした方がいいのではないでしょうかね。