俳優・歌手の福山雅治さん(50)が主演、女優・石田ゆり子さん(50)がヒロインを務める映画『マチネの終わりに』(西谷弘監督)が大苦戦し、ガラガラ状態にあるとニュースサイト『日刊サイゾー』が報じています。
『マチネの終わりに』は、芥川龍之介賞などを受賞している小説家・平野啓一郎さんの長編小説を映画化したもので、世界的なクラシックギタリストの主人公・蒔野聡史とフランス・パリの通信社勤務のジャーナリスト・小峰洋子が出会い、惹かれ合い、洋子に婚約者がいることを知りながらも聡史は告白し…という大人のラブストーリーを描いた作品となっています。
<↓の画像は、『マチネの終わりに』で共演の石田ゆり子さん、福山雅治さんの写真>
出演者は福山雅治さん、石田ゆり子さんのほか、伊勢谷友介さん、桜井ユキさん、木南晴夏さん、風吹ジュンさん、板谷由夏さん、古谷一行さん等となっています。
メガホンを取ったフジテレビの西谷弘監督はこれまでに、『容疑者Xの献身』『真夏の方程式』『昼顔』『アマルフィ 女神の報酬』『アンダルシア 女神の報復』などを手掛け、脚本を担当の井上由美子さんも、『GOOD LUCK!!』『白い巨塔』『14才の母』『緊急取調室』『昼顔』『BG~身辺警護人~』など多数のヒット作を生み出しており、公開前から注目を集めていた作品でした。
映画は11月1日から全国322スクリーンで公開がスタートし、公開初週の土曜・日曜2日間の興行成績は、興行収入1億2900万円・観客動員数が9万5000人で国内映画ランキング3位に初登場、11月4日までの累計興行収入は2億6000万円、観客動員数は20万人でした。
その後2週・3週目は5位、4週目は8位、最新の5週目では10位までランクを落としており、6週目にはTOP10圏外になる可能性があります。
初週末2日間の興行収入は、福山雅治さん主演で2017年公開の『三度目の殺人』との対比は55.3%、2016年公開の『SCOOP!』との対比は82.7%で、当面の目標興行収入は10億円とされていたのですが、このままでは10億円を超えるかどうかギリギリのラインにあるようです。
『日刊サイゾー』の記事では映画業界関係者が、「製作を手掛けたフジテレビは今年に入り、『マスカレード・ホテル』、『翔んで埼玉』など映画事業が大当たり。『マチネの終わりに』もかなりの客入りを期待していたのですが、現状ではなんとかギリギリ10億円を超えるかどうか。ガラガラの映画館も多く、予想外の苦戦を強いられています」
と語っています。
福山雅治さんは映画公開前に、様々なメディアに露出してPR活動を行っていましたが、映画がコケてしまった要因については深刻なファン離れが指摘されており、2015年9月にかねてから交際の女優・吹石一恵さん(37)と結婚、2016年12月には第1子が誕生しました。
結婚前まではドラマや映画に出演すればヒット間違いなしと言われていましたが、吹石一恵さんと結婚して以降は微妙な結果となることが明らかに増えており、2016年4月期放送の月9ドラマ『ラヴソング』(フジテレビ系)は全話の期間平均視聴率が8.5%、第6話と第7話では当時の月9ワースト視聴率6.8%までダウンするなど大コケでした。
さらに、2016年10月公開の主演映画『SCOOP!』は最終興行収入が7億円、2017年にジョン・ウー監督によってリメイクされた『マンハント』は、中国の俳優チャン・ハンユーさんとのW主演で、日本での最終興行収入は3.4億円といった結果でした。
今年4月期放送の主演ドラマ『集団左遷!!』(TBS系)も、初回こそ平均視聴率13.8%を記録しましたが、第2話以降は1ケタ台を連発し、全話の期間平均視聴率は10.3%でギリギリ2ケタという厳しい数字となっています。
そして、福山雅治さん主演の最新映画『マチネの終わりに』も微妙な結果になってはいるのですが、映画のレビューサイトで作品の評価を見てみると、実際に作品を観賞した人からはまずまずの評価を受けており、ユーザーレビューの平均点数は各サイト【3.7~3.8点/5点満点中】となっています。
そのため作品の出来は決して悪くないようなのですが、やはり福山雅治さんの結婚でファンが離れ、集客力が落ちてしまったことでこのような結果になっているのでしょうかね…。