フジテレビの人気番組「テラスハウス」は毎回、番組冒頭のナレーションで「台本は一切ございません」と言っていますが、先月29日発売の週刊誌『週刊文春』が、『テラスハウス』の番組プロデューサーから「こんなセリフを言え」「このメンバーと恋愛関係になれ」などと指示されていたことや、セクハラやパワハラが横行していると、複数の関係者の内部告発と取材によって明らかになったと報じましたが、今回更に番組には台本が存在しているとある放送作家のタレコミがあったとして、また新たな疑惑が浮上してしまっています。
同局の亀山千広社長は「演出があってはいけない。そういう意味でテラスハウスはないと断言できる」とヤラセ疑惑を否定しましたが、実際に番組出演を打診された23歳の女性タレントは次のように打ち明けている。
「週に3日ほどテラハにいればいいといわれて驚きました。本当に住んでいるわけじゃないんだなって。
それに恋愛に関してスタッフからアドバイスがあるけどそれは言うことを聞くようにって。嘘をつけない私には絶対向かないな～と思って断わりました」
そんななか、ある番組の会議で放送作家Aさんが自慢気に「テラハは全部私が書いている」と言っていたという。
Aさんは旅や恋愛のドキュメンタリーバラエティーを中心に活躍する放送作家で、「NEWSポストセブン」記者が直撃取材すると、しどろもどろになり否定し、折り返し連絡すると立ち去ったがその後Aさんからは連絡はなかったという。
この件について、フジテレビ広報は「台本はございません。放送作家がストーリーを作成している事実も一切ございません」とコメントしている。
これにネットでは、
- ヤラセでも、フジテレビなら全くおどろきがない
- こういうヤラセ疑惑が出た以上打ち切りにしてほしい
- こんなの筋書きがなかったら、番組として成り立つ訳がない！
- ヤラセじゃないって信じてるやつの方が頭がどうかしてる
- 逆にヤラセではない方が不自然
などのコメントがありました。
フジテレビの亀山千広社長は『テラスハウスの』の「リアリティショー」番組というジャンルに関して、「バラエティの立派なジャンル。報道番組でもドキュメンタリーでもないと思っている」と語っています。
このことから演出や台本などをある程度許容しているものと思われます。
そして今年3月にも週刊誌『フラッシュ』によってこの番組のヤラセが暴かれており、番組初期は演出は無かったそうなのですがそれでは全く面白みが無かったため、制作側が大まかなストーリーを用意して、撮影前に入念な打ち合わせをするそうです。
更には特別手当の存在を暴露されており、スタッフの指示で異性に告白をした場合は告白手当として5万円、またキスをした場合には10万円のキス手当が支払われるとのこと。
『テラスハウス』の放送で毎回タレントのYOUさんが「台本は一切ございません」とのセリフを言いますが、ここまで暴かれてしまっている以上これを突き通すのは無理があるのではないでしょうかね。