多くのお笑い芸人に影響を与えている人気お笑いコンビ『ダウンタウン』は、浜田雅功さんと松本人志さんそれぞれが多くのレギュラー番組を持ち、加えてコンビでレギュラー出演する番組も多く持っていますが、ピンで出演している番組は好調な一方で、コンビでの仕事は微妙な結果が続いているようです。
松本さんが現在ピンで出演している番組は『ワイドナショー』(フジテレビ系)、『松本家の休日』(朝日放送)、『クレイジージャーニー』(TBS系)など、浜田さんは『浜ちゃんが!』(日本テレビ系)、『プレバト!!』(TBS系)、『ケンゴローサーカス団』(毎日放送)などとなっています。
松本さん出演の『ワイドナショー』(日曜午前10時00分~11時15分)は、同時間帯にTBS系で放送されている『サンデー・ジャポン』と視聴率争いを繰り広げ、2月14日放送分は過去最高となる11.6%を記録。
まだ同時間帯トップに立ててはいないものの、放送開始時からは数字を伸ばしており、約8~9%で推移しています。
また、『クレイジージャーニー』(木曜深夜0時10分~0時55分)は、命の危険があるスライム街など、世界各地の危険地帯に突入するなどといったかなりマニアックな内容となっているのですが、今年1月リリースのDVDは深夜番組としては異例の1.5万枚という出荷数を突破しています。
一方の浜田さんが出演する『プレバト!!』は、3月10日放送の2時間SPが12.7%と好視聴率を記録し、これは日本テレビ系で放送されていた『あのニュースで得する人損する人』(11.1%)と『ぐるぐるナインティナイン』(11.7%)を上回り、同時間帯トップの数字をとなっていました。
このようにピンで出演中の番組はまずまずの数字をとれているのですが、コンビで出演している番組の数字が伸び悩んでいることを指摘されており、現在コンビで出演している番組は、『水曜日のダウンタウン』(TBS系)、『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)、そして『ダウンタウン DX』『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』(日本テレビ系)の4本。
各番組の最近の視聴率を見てみると、16日放送分の『水曜日のダウンタウン』(水曜21時57分~22時54分)は6.3%、『ダウンタウンDX』(木曜22時00分~23時00分)の17日放送分は7.9%。
『ダウンタウンなう』(金曜19時57分~20時54分)の18日放送分は6.0%、20日放送の『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』(日曜23時25分~23時55分)は5.8%で、4本の平均視聴率はわずか6.5%。
この中で最も低い数字を記録しているのはガキの使いとなりますが、同番組がこれまでにリリースしたDVDの通算売り上げが300万枚を記録していることや、年末に放送の『絶対に笑ってはいけない』シリーズは年末の恒例番組になるなど、貢献度が高いことなどから番組継続は決定しているようなのですが、その一方で危機が囁かれているのが『ダウンタウンDX』だとニュースサイト『サイゾーウーマン』は報じています。
同時間帯にはTBS系で2012年から『櫻井有吉アブナイ夜会』(4月より『櫻井・有吉THE夜会』にタイトル変更)がスタートし、最近では10%以上の数字を獲得することもあり、3月17日放送分は『ダウンタウンDX』が7.9%だったのに対して『櫻井有吉アブナイ夜会』は8.2%を獲得するなど、接戦を繰り広げています。
また『ダウンタウンなう』は、現在メインに放送している企画『本音でハシゴ酒』という企画が、特に酒を飲む必要も無く様々なことを暴露し、企画意図からすでに外れてしまっており、この企画を頻繁に放送していることによって飽きている視聴者が多く見受けられます。
それは数字にも実際に表れており、全体の視聴率が低迷しているフジテレビの番組ということもあるのですが、3月18日放送分は6.0%、2月26日放送分は7.2%、同19日は7.9%、同5日は7.2%、1月29日は8.4%、同15日は7.2と、今年に入ってからはだいたい7~8%で推移。
同時間帯の他局の番組は10%以上の数字を獲得しているものが多く、現在放送されているフジテレビの番組の中では特にひどい数字ではないものの、今後打ち切り、もしくはテコ入れが行われる可能性が高いでしょう。
このようにコンビ揃って出演している番組の数字が軒並み低迷し、2人のレギュラー番組が打ち切られるのではないかと囁かれていますが、同年代のウッチャンナンチャンやとんねるずと比較すると圧倒的に出演番組数が多く、ダウンタウンがいかに高い人気を得ているのかが分かります。
しかし、以前と比べて勢いが落ちているのは明らかなため、徐々に出演番組数が減っていき、世代交代となっていくのかもしれないですね。