少女漫画が原作の実写映画『センセイ君主』で俳優・竹内涼真さん(24)が主演し、女優・浜辺美波さん(17)がヒロインを演じることが明らかとなり話題になっています。
『センセイ君主』は、『ヒロイン失格』などの作品で知られる漫画家・幸田もも子さん(33)が、2013年7月~2017年6月にかけて『別冊マーガレット』で連載していた同名漫画の実写映画化で、原作の単行本は全13巻で発行部数約143万部を突破するほどの人気作品です。
この作品は教師と生徒の禁断の恋をコミカルに描いた新感覚ラブコメディで、竹内涼真さん演じる高校の数学教師・弘光由貴(ひろみつ・よしたか)は、俺様系で冷徹、ひねくれた性格のツンデレイケメン教師という設定で、竹内さんは今作で初めてメガネ姿を披露するほか、ピアノ演奏を披露するシーンもあるといいます。
また、少女漫画ではお馴染みとなっている「頭ポンポン」や「顎クイ」なども披露するそうです。
<↓の画像は、弘光由貴役を演じる竹内涼真さんの写真>
一方の浜辺美波さん演じる女子高生・佐丸あゆは、バカ正直で真っ直ぐな性格のパワフルな女子高生で、とにかく恋がしたくてまらないが告白に7連敗中という設定で、弘光由貴に恋をして「先生をおとしてみせます」と猛アプローチを仕掛け、恋愛バトルを繰り広げていき、作品の中ではモノマネや変顔なども披露するそうです。
<シタン画像は、佐丸あゆ役を演じる浜辺美波さんの写真>
監督を務めるのは、『君の膵臓をたべたい』『となりの怪物くん』などの月川翔監督、脚本は『ヒロイン失格』などの吉田恵里香さんが手掛けるとのことです。
そして、原作者の幸田もも子さんは竹内涼真さんと浜辺美波さんがキャスティングされたことについて、「本当に思い描いていたイメージぴったりで……!!!これからどんな作品に生まれ変わるのかとても楽しみです!!」とコメントし、『センセイ君主』の実写映画化についても喜んでいるのですが、原作ファンらの反応を見てみると、
- 間違いなく原作と懸け離れたキャスティング
- 教師役もヒロイン役も今人気の俳優と女優を揃えた感じがして、私の思うセンセイ君主の役にあてはまらない…
- 弘光先生役には合わないです、竹内さんは。本当に違います。さまるん役も、浜辺美波ちゃんでは…。なんというか、浜辺美波ちゃんは綺麗な印象で。さまるんは、あゆはに負けないくらいバカなので、あの桐谷美玲ばりの演技できるんでしょうか。真逆な位置にいるんですよねお二方とも。
- 弘光先生は古川雄輝で、さまるんは藤田にこるんが原作のイメージ。これはこれで別物として見る感じだな
- 竹内涼真は違うでしょ…そもそも教師のイメージない。いい加減少女漫画の実写やめてほしい。いつか自分の好きな作品が実写になるのかと思うと嫌になる。汚作ばっか。原作ファンもガッカリだよ。
- 山崎賢人ごり押しの次は竹内涼真ごり押し時代が来るのかな?
- 弘光先生はもうちょっと尖った先生なのに竹内君のイメージとは全然違うんだよなぁ。最近の旬な役者を使えばいい→実写化大コケになりそう。
などと否定的なコメントが殺到しています。
幸田もも子さん原作の『ヒロイン失格』も2015年9月に実写映画化されており、桐谷美玲さんが主演し、山崎賢人さん、坂口健太郎さんらが出演していたのですが、桐谷さんの変顔演技などが好評だったこともあり、最終興行収入は24.3億円というヒットを記録しています。
<↓の画像は、桐谷美玲さん主演『ヒロイン失格』の写真>
『センセイ君主』も『ヒロイン失格』と同じように原作の人気が高いことから、実写映画のヒットに期待したいところですが、キャスティングに対して「これは違うだろ…」と感じている方が多い様子で、現時点では期待する声は少ないですね。
竹内涼真さんは見た目通りの爽やかで真っ直ぐな青年のイメージ、一方の浜辺美波さんは大人しく清楚なイメージが強く、『センセイ君主』で演じる役はイメージとはかなり違うのですが、演技によってどこまで原作のイメージに寄せていけるのか注目ですね。
また、数年前から続いている少女漫画原作のラブコメ映画に対しては食傷気味の方も多く、興行収入も少しずつ低迷しているのですが、竹内さんにとっては『仮面ライダードライブ』シリーズ(2014~2015年)以来初の主演作となるので、どれほど数字を伸ばすことができるのかにも注目したいところです。