テレビ朝日を代表するドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』シリーズが、今年冬ごろ公開予定の映画で完結するとの報道が飛び交う中で、医療ドラマ枠の後継者として岡田将生さん主演のドラマ『ザ・トラベルナース』が浮上していると21日発売の週刊誌『週刊女性』が報じています。
米倉涼子さん主演のドクターXシリーズは、2021年10月期放送の第7期が最後となっており、昨年4月に『女性セブン』が初の劇場版が制作されることを報じ、その後も複数のメディアが映画化決定を伝えると共に、その映画でシリーズは完結を迎えるとしています。
<↓の画像は、ドラマ『ドクターX』シリーズの出演者の写真>
各報道によれば、テレビ朝日側は当初、昨年10月期にドクターXの第8期の放送を考えていたものの、米倉涼子さん側からOKが出なかったそうです。
その理由は、米倉涼子さんが元々役のイメージがつくことを嫌っていたことに加えて、2019年に完治が難しい病気「低髄液圧症候群」を発症したほか、2022年には仙腸関節障害と急性腰痛症による運動機能障害により、ブロードウェイミュージカル『シカゴ』を降板するなど体調が芳しくないため、数ヶ月に及ぶ連ドラの撮影は難しいとして断り、撮影期間が短い映画ならOKということでシリーズ完結編の制作が決まったそうです。
映画の撮影は米倉涼子さんの体調を考慮して昨年9~10月に短期間行われたそうですが、週刊女性によれば、米倉さんの体調が不安定だったことで予定通りに撮影が進まなかったといいます。
こうした背景があり、ドクターXシリーズは劇場版で幕を閉じるとされているのですが、テレビ朝日はドクターXに代わって『ザ・トラベルナース』のシリーズ化を目論んでいるようです。
週刊女性の記事ではテレビ局関係者が、『ザ・トラベルナース』の続編が今年10月期に放送されるとの情報を明かし、「『ザ・トラベルナース』は岡田さんと中井貴一さんが看護師を演じます。2022年の放送では視聴率も好調。今後テレ朝の“ドクター枠”は米倉さんの後継者となる岡田さんが“失敗しない”存在になるのでは」
と語っています。
<↓の画像は、『ザ・トラベルナース』メインキャストの写真>
ザ・トラベルナースは、ドクターXシリーズと同じく中園ミホさんと香坂隆史が脚本を手掛け、両作は演出やプロデューサーなども同じとなっており、医療行為ができる資格を持つアメリカ帰りのフリーランスの看護師が、医療現場を改革しながら人命を救っていくという大まかなストーリーはドクターXとよく似ています。
2022年10月期放送の1作目は、初回の平均世帯視聴率が11.9%、平均個人視聴率は6.6%を記録し、その後も世帯視聴率は11~12%台、個人視聴率は6~7%台で推移を続け、最終回は世帯12.9%、個人7.1%を獲得し、同期放送のドラマでは『相棒 season21』(テレビ朝日系)に次いで2位と好記録を残していました。
ドラマの視聴者からは、放送終了直後から続編制作を望む声が上がっていましたし、1作目の視聴率から続編が作られることには納得ですが、ドクターXのような長期シリーズとなるのか、第2期の視聴率に注目したいです。