TOKIO・国分太一さんと女優・真矢ミキさん司会の『ビビット』(TBS系)が9月27日をもって終了し、9月30日から新たに、落語家・立川志らくさん司会の情報ワイドショー番組『グッとラック!』(平日午前8時)がスタートしたのですが、初回平均視聴率が2.9%(関東地区)と大コケしていたことが明らかになっています。
9月27日放送の『ビビット』の最終回平均視聴率は3.1%でしたが、『グッとラック!』の初回放送は第1部(午前8時~9時55分)が平均2.9%、第2部(午前9時55分~10時25分)は平均2.4%でした。
さらに、10月1日放送の2回目は第1部が2.6%、第2部が1.8%、2日放送の3回目は第1部が2.3%、第2部が1.4%となっています。
同枠で4年半ぶりにスタートした新情報ワイドショー番組『グッとラック!』は、歯に衣着せぬ発言でコメンテーターとして活躍している立川志らくさんと、TBSの国山ハセンアナウンサーをメインキャスターに据え、アシスタントのサブキャスターを入社1年目の新人・若林有子アナが務めています。
<↓の画像が、『グッとラック!』出演者の写真>
(左から国山ハセンアナ、立川志らくさん、若林有子アナ)
番組テーマソングには、俳優・瑛太さんの妻としても知られる歌手・木村カエラさん書き下ろしの『おはよう SUN』が使用されています。
各曜日のコメンテーターとして、月曜日が安部敏樹さん、伊沢拓司さん、森井じゅんさん(水曜日も出演)、火曜日は鴻上尚史さん、岩清水梓さん、玉置妙憂さん、水曜日が高橋知典さん、疋田万理さん、木曜日が中島健太さん、山岸久朗さん、森まどかさん、金曜日は望月優大さん等が出演します。
初回放送で立川志らくさんは、「『グッとラック!』司会を務めさせて頂きますのは、着物を着たハリー・ポッターでございます。よろしくお願いします」などとあいさつし、国山ハセンアナから「今日は注目度が高いんじゃないですか」と話を振られると、「ビビットはどうなりました?」「ファンだったのに残念なんですけど」と、打ち切りとなった前番組イジりを披露していました。
そんな初回放送の第1部平均視聴率は2.9%、第2部は2.4%まで下がり、前番組『ビビット』も目標5%獲得としていましたが初回3.0%、最終回も3.1%となっており、4年半ぶりに新番組をスタートさせたものの特に変化は見られません。
ちなみに、前々番組の『いっぷく!』(2014年3月末~2015年3月末放送)は初回平均視聴率3.7%でした。
そして、『グッとラック!』に対するネット上の反応を見てみると、
- まだ国分のほうがマシ マイナスよりゼロのほうがいい
- 高座では面白い落語家さんなのかもしれないけど、テレビで言ってる事はちっとも面白くない。
早起きするのは1年くらいで終わりそうですね。 - 冒頭数分みたけど、暗くてダメだった。TBSの生番組全般に言えるけどスタジオが暗い。出演者だけではなくスタジオの色系が暗い。これでは厳しい。
- 前の番組よりコメンテーターがショボくて企画も酷いのがある意味すごい。
番組変えた意味が分からない。コストカットしたかっただけなのかな? - 少し前の梅沢冨美男と同じで、脇でワイワイ言うてるから面白いのであって、主役にすればダメなのは素人でもわかっていたこと。
ハセンも癖が強いし、新人女子アナも地に足がついていない感じで、見ていてしんどい
などと厳しい声が上がっています。
まだ番組がスタートしたばかりで、初回視聴率だけで今後どうなるかを予想するのは難しいのですが、同時間帯にはNHKを含め各局で情報番組を放送しており、メイン視聴者は主婦層であるため、立川志らくさんをメインに据えて、大幅に数字を上げるのはかなり難しいとみられます。
それは番組発表当初から指摘されていたことで、初回平均視聴率も案の定の結果ですが、TBSとしては国分太一さんを降板させることが一番の目的だったという話もあります。
ニュースサイト『日刊サイゾー』の記事で芸能プロダクション関係者は、「TBSにとって最も大事だったのは、ジャニーズ事務所とのしがらみから、なかなか切れなかったTOKIOの国分太一を降板させられたこと。それによって、高額な出演料を支払わなくてすむようになったのです。むろん真矢の出演料だって安くはなかった。志らくの出演料はまだリーズナブルで、これによって大幅なコストカットができたんです。その意味では、数字が上がらなくても、TBSにとってはメリットがあるんです」
と語っています。
初めから数字が取れないであろう立川志らくさんを司会に起用し、さらに『ひるおび!』のコメンテーターも継続させているのは、『グッとラック!』があくまでも繋ぎの番組だとTBSは考え、このまま低視聴率が続けば早期打ち切りも視野に入れているからなのでしょうかね。
TBSでは、6月にリニューアルした報道番組『news23』(月~木曜23時、金曜23時30分)も、メインキャスターを元TBSの雨宮塔子アナから元テレビ朝日の小川彩佳アナに変更したものの、視聴率は以前と変わらず平均2~4%台で推移しており、TBSの佐々木卓社長は先週行った定例会見で、「まったく不十分です。見ていただく水準として不十分と思っています」とハッキリと語っていました。
『グッとラック!』も同様に、現時点では『ビビット』と変わらない数字となっており、ネット上では来年春にも終了するのではという声もありますが、果たして今後どうなっていくのか引き続き見守っていきたいですね。