俳優・坂口健太郎さん(27)主演ドラマ『イノセンス 冤罪弁護士』(日本テレビ系 土曜22時)の第2話が26日に放送され、平均視聴率が8.7%(関東地区)となっていました。
19日放送の第1話は8.3%で、第2話では0.4%の上昇となっていたのですが、週刊誌『週刊新潮』のWeb版『デイリー新潮』は、『イノセンス』が低視聴率になっている“戦犯”として、ヒロインを演じている女優・川口春奈さん(かわぐち・はるな 23歳)の名前が挙がっているとしています。
<↓の画像は、坂口健太郎さん主演ドラマ『イノセンス 冤罪弁護士』の写真>
今期は各民放で弁護士ドラマが放送されており、フジテレビ系では竹内結子さん主演の『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』(木曜22時)、TBS系では常盤貴子さん主演の『グッドワイフ』(日曜21時)がスタートし、『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』は初回9.3%、『グッドワイフ』は初回10.0%を記録しています。
一方で『イノセンス』は初回8.3%で、今期スタートの弁護士ドラマの中では最も低く、民放のゴールデン・プライム帯(19~23時)で1月からスタートしたドラマ(テレビ東京を除く)の中では、ワーストの初回視聴率となっています。
『イノセンス』は、有罪率がほぼ100%という日本の裁判で、冤罪を晴らすことに執念や情熱を燃やす弁護士・黒川拓が、科学を使って逆転劇に挑んでいく姿を描いており、主演を坂口健太郎さん、ヒロインの新米弁護士役を川口春奈さん、その他に藤木直人さん、趣里さん、市川実日子さん、正名僕蔵さん、杉本哲太さん、志賀廣太郎さん、赤楚衛二さん、小市慢太郎さん、草刈正雄さんらが出演しています。
<↓の画像は、『イノセンス』登場人物の相関図写真>
業界関係者によると、日テレは先に放送された『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』や『グッドワイフ』の数字を見て、「うちは2ケタはいける!」と思っていたそうなのですが、結果は今期ワーストとなる初回視聴率で、これを受けて早くも低視聴率の原因は誰だと“戦犯捜し”が行われ、川口春奈さんの名前が挙げられているそうです。
同関係者はその理由について、「今期の弁護士ドラマは“女性弁護士”がキーだと言うんです。『スキャンダル』は6年ぶりに地上波の連ドラ主演に帰ってきた竹内結子が、危機管理専門の弁護士を演じています。『グッドワイフ』で常盤貴子が演じるのは、16年ぶりに弁護士に復帰した主婦という設定 。いずれも女性弁護士が主役で、『イノセンス』での女性弁護士といえば川口です。彼女が数字を持っていないのではないかと――」
と語っています。
また、芸能記者は川口春奈さんが戦犯にされている理由について、川口さんには“前科”があるためだとしています。
川口春奈さんは2007年にファッション誌『ニコラ』でモデルデビューを果たし、2009年には『三井のリハウス』の第13代リハウスガールに選ばれ、同年に女優デビューをしており、その後は様々な映画やドラマ、CMに出演し一躍人気女優となったのですが、2013年10月にゴールデンで初主演した連ドラ『夫のカノジョ』(TBS系)が記録的な大コケとなりました。
木曜21時台に放送されながら初回平均視聴率は4.7%、第2話で4.8%とわずかに上昇しましたが、第5話ではテレビ東京系を除くプライム帯放送の連ドラとしては、当時今世紀最低となる視聴率3.0%を叩き出しました。
これによって、当初は9話放送予定だったのが1話分少ない全8話で打ち切りとなり、全8話の期間平均視聴率は3.87%でした。
川口春奈さんは『夫のカノジョ』が大コケしたことにより、“低視聴率女優”のレッテルを貼られ、その後も数本の連ドラに出演してはいますが、10%を超える視聴率を記録した作品は1本もありません。
<↓の画像は、『夫のカノジョ』出演の川口春奈さん等の写真>
芸能記者はその理由について、「彼女自身は一生懸命にやっています。でも、美人過ぎて視聴者の共感が得られないのではないか、と言われています。波留や綾瀬はるかみたいに、一見綺麗なんだけど、よくよく見るとちょっと崩れているくらいの方が、視聴者は入り込めるんですよ。」「いいスタッフに出会えるかどうかが今後の鍵になるでしょうね」
と語っています。
『デイリー新潮』はこのように報じているのですが、ネット上の反応を見てみると、
- いゃ脚本でしょ!
- 俳優女優は関係ない。脚本の問題。役者に戦犯を求めるのはナンセンス。
- 99.9とヒーローを中途半端に足して2で割っただけな感じで何も個性はなく、こんな感じで人気俳優ハメれば当たるだろうという安易な感じが原因だと思う。
- 正直1話目は完全なミスキャストだと思った。セリフうるさいし、何よりあの若さで弁護士はあんまり説得力ない。
2話目も始めどうなるかとも思ったが、容疑者のことをしっかり考えて弁護してた。このギャップを出すための1話の演技だったのかな?とも思った。
それにしても実年齢23歳の弁護士か…。リアリティが無いなあ…。 - 脚本5割、演出3割、演者2割だと思う。大体脚本が悪いのに俳優のせいにされるケースが多すぎる。
無名の下手な俳優でも脚本がよければ見られるが、脚本が悪いとどんなに好きな俳優でも見てられない。
などのコメントが寄せられています。
ネット上では川口春奈さんに原因があるのではなく、ドラマの脚本や演出に問題があるという声が圧倒的多数となっています。
また、ドラマのレビューサイトで実際の視聴者の反応を見てみると、川口春奈さんが演じている役柄に対して批判の声は寄せられていますが、単に川口さんを批判するような声は少ないと感じられることから、やはり出演者ではなく脚本や演出に問題があるのかもしれません。
ちなみに、昨年土曜ドラマ枠(土曜22時)で放送された作品の視聴率は、1月期放送のHey! Say! JUMP・山田涼介さん主演『もみ消して冬』は初回13.3%、全話平均は9.8%、4月期放送の菜々緒さん主演『Missデビル』は初回9.6%、全話平均8.2%。
7月期放送の波瑠さん主演『サバイバル・ウェディング』は初回10.4%、全話平均8.8%、10月期放送のSexy Zone・中島健人さん主演『ドロ刑』は初回11.8%、全話平均8.8%でした。
昨年放送された作品と比較しても『イノセンス』の初回平均視聴率は1%以上低く、これは主演の坂口健太郎さん、ヒロインの川口春奈さんが数字を持っていないことも要因としてあるかもしれませんが、川口さんを戦犯とするのはちょっと違うのではないかと感じます。
現時点では視聴者の間であまり盛り上がってはいませんが、これからストーリーが盛り上がっていくことでドラマの評価も上がる可能性はあるので、第3話以降の視聴率や視聴者の反応に注目したいですね。