お笑いコンビのナインティナインやよゐこ、極楽とんぼの加藤浩次さんなどが出演している人気バラエティ番組『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)で、今月3日に放送される予定だった理化学研究所・小保方晴子さん(30)をパロディーした企画「阿呆方さん」が、多くの批判が寄せられたことで急遽放送が中止され、この企画はお蔵入りとなったものと見られていますが、これに対しては批判的な意見も出ているようです。
放送を中止したことは間違っていない判断だと思われますが、果たしてどのような批判的な意見が出ているのでしょうか…。
小保方さんの論文捏造疑惑騒動がまだ収まっていない中、同番組の公式サイトには予告欄に「阿呆方さんが緊急会見涙目で○○はあります」と記載され、放送2日前には予告動画が公開され、重盛さと美さんが小保方さんに扮して会見で「○○はあります!」と発言するたびに横に座る加藤浩次さんからスリッパで頭を叩かれるという内容の動画が確認できる。
これにネット上で
「小保方さんは一般人なのにやりすぎ」
「これは名誉毀損なのでは」
「ナイナイの岡村は『大人のイジメ』みたいだと小保方さん騒動を批判してたのに…」
「不安定な時期にネタにしていいものじゃない」
「フジテレビは最低のメディアだな」
といった声があがりました。
また、フジテレビの広報室にも苦情が相次いだようで、この事態を受けて公式サイトの予告が別の企画に差し替えられ、3日当日の放送でも「阿呆方さん」コントは流れることはありませんでした。
これに対し、同局の広報部は批判の声が届いていたことを認めた上で「社内で検討し、編成上の都合で差し替えました」とコメント。
しかし、今回の放送自粛でフジの対応に疑問視する声も上がっており、ネット上では、
「不謹慎だとか言ってる連中がテレビをつまらなくしてる」
「小保方さんはもはや一般人じゃないだろ」
「嫌なら見なきゃいいのに批判してる奴らは何なの」
「ネットの炎上ごときで取りやめるほどの覚悟しかないのかよ」
といった声もあがっている。
こうした声の裏には同番組で、過去に奈良の“騒音おばさん”を模したキャラクターを山本圭一さんがコントをしたり、同番組の前身でもある「めちゃ×2モテたいッ!」で、岡村さんがオウム事件で有名になった横山昭二弁護士(当時)をパロディ化したこともあったため、「なぜ小保方氏だけイジってはダメなのか」という声が出ているようです。
とはいうものの、今はデリケートな時期で小保方さんが現在「長期入院中」であることから、精神を追い込むような報道被害を危惧する声が上がっていることも事実。
今回はたまたま「タイミングが悪かった」という見方もあるようです。
これにネットでは、
- 楽しみにしてたのに。つまらん
- スポンサー様々だからしょうがない
- ネットのコメントなんて意識するな
- フジテレビは感覚がズレ過ぎ
- 今のめちゃイケには何も期待していない
などのコメントがありました。
放送を中止しても批判的な意見が出たようですが、もし放送をしていたとするとそれ以上の批判的な意見が番組に寄せられ、BPOの審議入りの可能性も出てきたでしょうから、お蔵入りにして正解だったと思います。
めちゃイケは2001年にも、「七人のしりとり侍」と言う企画の罰ゲームが袋叩きにするもので、イジメを助長するものだとして打ち切りになるというトラブルなどがありましたが、それも乗り越えてこれまで人気番組であり続けたわけですから、今回のトラブルで弱腰になることなく、また面白い企画を製作してくれることに期待しています。