1994年4月から放送の長寿番組『はやく起きた朝は…』（フジテレビ系 日曜午前6時30分）が、3月をもって地上波でのレギュラー放送が終了し、CSの有料チャンネル『フジテレビTWO』で月1回の放送になることが今日発表され、視聴者から様々な声が上がっています。
『はやく起きた朝は…』は、タレントの磯野貴理子さん(61)、松居直美さん(57)、森尾由美さん(58)が出演のトークバラエティ番組で、1994年4月～2003年3月まで『おそく起きた朝は…』のタイトルで日曜午前9時半からの30分枠で放送、2003年4月にタイトルが『おそく起きた昼は…』に変更されて日曜13時半からの30分枠に移動しました。
＜↓の画像左から、森尾由美さん、磯野貴理子さん、松居直美さん＞
2005年4月からは現在のタイトルと放送時間となり、放送時間が変わっても多くの視聴者から親しまれ、20年にわたってレギュラー放送を続けてきましたが、9日放送の番組内で地上波でのレギュラー放送終了が突如発表されました。
番組終盤に、「『はやく起きた朝は…』は4月から、CS・フジテレビTWO、毎月第2日曜日、朝のこの時間（日曜6時半）に放送いたします」
と、CSに移動するだけでなく月1回の放送（第3土曜日・午前9時から再放送も予定）に変更されることが明らかになりました。
CS・フジテレビTWOに移動後の初回放送は4月13日で、放送終了後からフジテレビの有料動画配信サービス『FOD』で独占配信するといい、4月以降も地上波でスペシャル番組を放送するとも告知しています。
そして、“はや朝”の地上波レギュラー放送終了発表を受けて視聴者からは、
- 録画して別日の早朝観るのがルーティンだったのに残念…
- CSのフジテレビTWOか… 知らない間にひっそりと終わってしまいそうで怖い。せめてBSにしないと。
- 続けたかったけど例のトラブルで4月からのスポンサーがつかなかったからなのか？
- 実質打ち切りだけど、長年の功績に応える意味でCSで月1のみの続行となったというところかな。月1本ならギャラも抑えられるし、CSだから何度もリピート放送するだろうし
- 有料放送移行は余程のフジテレビ好きしか観ないし、もうYouTubeでやった方が良いのでは
- 悲しいわー 特に思い入れもないけど、一時期ギスギスしてたけど最近和やかに話してるなぁと思ってたから
- 子供の部活のお弁当を作る時によく見てたわ。今でも旅行で早起きする時とか見てるのに…寂しいわ。
- バラエティーみたいに疲れないし、主婦の井戸端会議見てるみたいで好きだった。
視聴者からのお便りもなんか狙ってる感じじゃなくて、生活の愚痴とかこんなことあったよ！みたいなゆるいものでほっこりする。
でもなー、朝早いし視聴率取れなさそうだもんね 根強いファンいるんだろうけど。 - まあ、もう潮時。一時期楽しく観てたけど、最近きりこは鳥、なおみは泣く、ゆみは孫。ただのおばさん3人の話になったから観るのやめちゃった
- 萩本欽一さんを育てたと言っても過言ではない常田久仁子さん、そして三宅恵介さんがフジテレビ→千代田企画でずっと“良い意味で”変わらず続けてきた番組。
地上波で視られなくなるのは残念だけど、どうかもう少し続けて欲しい
などの声が上がっています。
『はやく起きた朝は…』は年齢が近い3人で、井戸端会議のような取り留めのない日常に関する緩いトークを繰り広げ、それが同世代の視聴者を中心にうけて30年以上にわたりレギュラー放送されてきたものの、フジテレビの深刻なスポンサー離れなどもあり、ついに地上波での放送が打ち切り終了となったのかもしれません。
この番組は、フジテレビ本社が新宿区河田町にあった時から放送されている唯一のバラエティ番組で、本社がお台場に移転する前年の1996年から舞台などを開催するほど人気がありましたが、放送枠の変更などを経て地方ネット局も年々減少しており、それに伴って視聴者も減っていました。
それでも根強い人気がある番組だけに、有料のCSチャンネルへの移行を巡っては物議を醸しており、同様に地上波での放送が終了したTBSの『噂の！東京マガジン』、テレビ朝日の『朝まで生テレビ！』、『パネルクイズ アタック25』などのように、BSへの移行だったら良かったのにと思いますが、スポンサー離れもあって番組を続けるためにはCSに移行するしかなかったのでしょうかね。
長年続いてきた番組だけに地上波でのレギュラー放送終了には寂しさを感じますが、内容は変更せずに今後も不定期にスペシャルを放送するとのことで、どれほどの頻度で放送されるのかも不明ながら、今後の特番放送を楽しみに待ちたいと思います。