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フジテレビ前会長・日枝久が実権握り、とんねるずの番組継続へ? 社長と会長が交代も低視聴が低く・制作費高い番組を放送か?

『とんねるずのみなさんのおかげでした』打ち切り回避? フジテレビ会長交代も日枝久の院政で『めちゃイケ』も終了免れる?

低視聴率が原因で打ち切りが根強く囁かれているフジテレビ系のバラエティ番組『とんねるずのみなさんのおかげでした』(木曜21時)、『めちゃ×2イケてるッ!』(土曜20時57分)が、放送継続となる可能性が高まっているのではないかと囁かれ始めており、打ち切られない理由は変わらない企業体質にあるようです。

フジテレビは6月28日に株主総会を開催し、1988年から代表取締役社長を務め、2001年には代表取締役会長に就任して大きな権力を握っていた日枝久氏が、業績不振の責任を取って取締役相談役に退きました。

<↓の画像が、取締役相談役・日枝久氏の写真>

7月1日付で新会長に就任したのは、フジテレビ入社後は経理畑を歩み、『フジ・メディア・ホールディングス』の専務取締役、副社長、社長を歴任した嘉納修治氏(かのう・しゅうじ 67歳)となっています。

また、社長も同時に交代し、亀山千広氏(61)はBSフジ代表取締役社長となり、一方のBSフジ社長だった宮内正喜氏(みやうち・まさき 73歳)が『フジテレビ』と『フジ・メディア・ホールディングス』の社長に就任しています。

<↓の画像左から、新会長・嘉納修治氏、新社長・宮内正喜氏、BSフジ社長・亀山千広氏>

このようにトップの交代が行われたものの、局内では現在も日枝久氏が大きな権力を持ち、院政を敷いている(退任した人が依然として影響力を及ぼし続けること)ことを週刊誌『週刊文春』や『週刊新潮』が報じています。

『週刊新潮』によると、7月3日にフジテレビ本社で社員1000人以上を集めて全体会議が行われ、壇上に立った新会長・嘉納修治氏が「これからは、日枝取締役相談役を“代表”とお呼びすることにしたいと思いますが、代表、よろしゅうございますか」と語り、この発言に会場内がざわつく中で、最前列中央に座った日枝氏は笑顔でうなずいていたといいます。

フジテレビの社員は日枝久氏について、「相談役になっても、会長時代と部屋も変わらず運転手付きの専用車や秘書役の社員も付く。会議での嘉納会長の様を見れば一目瞭然。日枝さんがトップで仕切ることに変わりはありません。」と述べています。

フジテレビの広報はこの件について、「フジサンケイグループ代表にも選任されており、代表という呼称に問題があるとは考えておりません」と回答し、直撃取材を受けた日枝久氏は、「私はずっと代表と呼ばれてきたんだ。」「院政を敷くとかはマスコミの皆さんが勝手に思っているだけで、僕は全く考えていない。」と疑惑を否定。

しかし、「(今後も意見を言うかと言われれば)それはそうどうしょう。フジテレビの役員として善管注意義務があるから意見は言います。当たり前じゃないですか。」と答えています。

一方『週刊文春』も今回の人事に関する記事を報じており、社長に就任した宮内正喜氏は過去に日枝氏のもとで秘書室長を務め重用され、一方の嘉納修治氏は日枝氏が社長時代に社長秘書を務めていたとします。

同誌は7月3日に行われた全体会議の音声テープも入手しており、『週刊新潮』同様に新会長の嘉納修治氏が「これからは、日枝取締役相談役を“代表”とお呼びすることにしたいと思いますが、代表、よろしゅうございますか。みなさんもご異議ございませんか?ご異議のない方は拍手をお願いいたします。」と語り、これに対して役員一同が「異議なし!」と叫ぶ様子は、将軍様を称える北朝鮮と全く同じだとフジテレビ社員は語っています。

『週刊文春』も日枝久氏に直撃取材を行っており、新会長の嘉手納修治氏が日枝氏のことを代表と呼ぼうなどと語ったことについて質問すると、「当たり前のことじゃないかな。取締役相談役って長いじゃない。簡単に言うのが1番。今までも僕はフジサンケイグループの代表なのよ」と答えています。

また、院政を敷いていくのか聞かれると、「違うって。外の人だからそう見えるんだよ。」「これまでとは全然違う」などと否定しています。

フジテレビの社長と会長を交代し、ついにフジテレビで大きな権力を握っていた日枝久氏が会長を退いたため、これからどのように変わっていくのか大きな注目を集めていましたが、相変わらず日枝氏が大きな力を握っているのであれば大きな変化は望めないとみられます。

そのため、しばらく視聴率が1ケタ台で推移し、現在レギュラー放送は5~6%台という低い数字で推移している『とんねるずのみなさんのおかげでした』は、今後も番組を打ち切られる可能性が低くなりました。

その理由は、日枝久氏ととんねるず・石橋貴明さんが1980年代半ばごろからの付き合い、プライベートでも交流を持つなど蜜月関係にあるためです。

『週刊新潮』によると、視聴率が低迷している『とんねるずのみなさんのおかげでした』、『めちゃ×2イケてるッ!』(めちゃイケ)を打ち切った方が良いという声は局内からも上がっているそうなのですが、2014年には30年以上続いた『笑っていいとも!』を終了させるなどし、長寿の看板番組はこの2つということから、編成部も打ち切りに対して慎重とのことです。

このように結局本質的な部分は変わらない様子なのですが、これらの報道に対してネット上では、

などのコメントが寄せられています。

日枝久氏本人は院政を敷くことを否定しているのですが、これまで約30年にわたってフジテレビのトップに立っていた人物ですし、新社長と新会長はかつて秘書をしていた方ということもあり、日枝氏の発言を無視するということはしないのではないかと思います。

もしそうなると、日枝久氏と蜜月関係にあるとんねるずが出演する唯一のレギュラー番組『とんねるずのみなさんのおかげでした』は、低視聴率ではあるものの打ち切られる可能性は低く、ほぼ同じように低迷している『めちゃイケ』についても続けていくという形になるのでしょうか。

フジテレビの新社長・宮内正喜氏は7日に行った定例社長会見で、「今のフジテレビは平時ではない。非常事態」だと語り、「投下している制作費とその枠で売り上げた放送収入を見合いながら、効率的にあっているか精査をしている最中でございます。これをできれば、10月改編から暫時、番組編成に生かしていこうというところでございます」と、今後の方針を明かしていました。

『とんねるずのみなさんのおかげでした』は低視聴率の割に、非常に番組制作費が高くてコスパ悪いと以前から指摘されており、2014年に『フラッシュ』が報じていた記事によると、視聴率が20%前後で推移している日本テレビ系の人気番組『ザ!鉄腕!DASH!!』、『世界の果てまでイッテQ!』の番組制作費は1本あたり4000万円とのことですが、『とんねるずのみなさんのおかげでした』は4500万円だといいます。

多くの番組制作費を投入しているものの視聴率が取れていないため、日枝久氏が院政を敷いていないというのであれば、『とんねるずのみなさんのおかげでした』を真っ先に打ち切っても何ら不思議なことではありません。

また、『めちゃイケ』についても番組制作費が3500万円と言われており、こちらも打ち切り候補の番組になってくるとみられるのですが、この2番組の今後、さらにフジテレビのこれからに注目していきたいですね。

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