『とくダネ!』事実確認無しの報道で謝罪…京都府議・荒巻隆三が妻に暴行で書類送検、ストーカー登録と報道も裏取りせず

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情報プレゼンター とくダネ!

小倉智昭さん(70)と菊川怜さん(39)が司会の情報・ワイドショー番組『とくダネ!』(フジテレビ系 月~金曜午前8時)で、事実確認が取れていない報道をしていたことが明らかになりました。

28日放送の番組では、元京都府知事・荒巻禎一さん(86)の三男で、自民党所属の荒巻隆三・京都府議会議員(44)に関する特集が放送され、荒巻府議が元タレントで美容評論家の妻・頭川展子さん(づがわ・のりこ 31歳)に対する暴行で書類送検され、ストーカー登録されたなどと報じていました。

<↓の画像左が荒巻隆三府議、右が妻・頭川展子さん>
荒巻隆三府議&妻の頭川展子

しかし、29日放送の番組でフジテレビの笠井信輔アナウンサー(54)が、「ひとつお詫びがございます。昨日、放送しました京都府議会議員荒巻隆三氏に関しまして、『書類送検された』、また、『ストーカー登録された』と放送しましたが、いずれも事実確認が取れていない報道でした。荒巻氏はじめ、関係者のみなさまに対し、誤解を与え、ご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます」と、深く頭を下げて謝罪しました。

荒巻隆三府議が妻に暴行し、ケガを負わせたという事件については23日に『京都新聞』などが報じており、その記事では京都府警下京署は23日にも、傷害容疑で「書類送検する方針を固めた」ことが分かったと伝えていました。

書類送検の容疑については、5月に京都市下京区内の駐車場にて、妻の頭川展子さんを押し倒すなどし、足にケガを負わせたという疑いで、捜査関係者は「妻側が下京署に告訴していた。荒巻府議は容疑を否認している」としていました。

この報道を受けて、荒巻隆三府議は現在、自身の公式サイト上で「お騒がせしておりますが、当方といたしましてはこれは虚偽の告訴事件であり、捜査機関に真相の供述を既にしており、判断を待っているところです。なお、報道等をなされる際は、きちんとした資料を用意しておりますので、下記までお問い合わせください。」として、法律事務所の連絡先を掲載しています。

また、夕刊紙『日刊ゲンダイ』の取材に対しても荒巻隆三府議は「事実無根です。今後の対応については弁護士と協議中です」と、妻・頭川展子さんに対する暴行を完全否定しています。

そうした中で、『とくダネ!』では荒巻隆三府議がすでに書類送検されたなどと、事実確認もせずに報道して謝罪に至ったわけなのですが、これに対してネット上では、

  • 謝れば済む問題なのか?もう、番組の存続意義が無いじゃないか。
  • またフジ???いつものことやけど ここまできたら故意に感じる
  • 人を犯罪者扱いしといて、実は確認してませんでしたーってあまりにもお粗末。
  • こういうのって前日の放送見た人が次の日の訂正放送をまだ見るとは限らないし、前日の放送しか見なかった人はその誤った情報のまま記憶されることになるんだよね。謝って済む問題じゃないよね
  • そろそろ放送局の免許を取り消した方がよろしいかもね
  • フジテレビはアナウンサーもお笑いタレントのノリだし、報道番組とバラエティ番組の区別ついてないよね。社員全員が責任感とか無いんじゃないかな
  • もう報道番組辞めたら?新社長って報道重視じゃなかった??現場総入れ替えしてください。
  • 松っちゃん、、もうワイドナショー辞めていいと思うよ。フジテレビは学習能力無いから。
  • 検察、警察に当てればいいだけのことでしょ。事実確認、いわゆる裏取りにも簡単なものから難しいものまであるけど、これは記者1年生でもできる裏取りなんだけど。

などのコメントが寄せられています。

『とくダネ!』は一体どこから荒巻隆三府議が書類送検された、ストーカー登録されたという情報を入手したのか不明なのですが、本人に事実確認もせずに報道するとは驚くばかりで、今回の件については、ただ番組内で謝罪して終わる問題ではないのではないかと感じます。

『とくダネ!』では7月27日にも、インタビュー取材に応じた一般男性の横に「医師法違反の疑いで逮捕」というテロップを表示するというミスが発覚し、番組内で謝罪していました。

この他にも、これまでに何度もフジテレビの番組ではミスが発覚して騒動に発展しており、7月28日に開いた定例社長会見で宮内正喜社長は、記者から根本的に問題があるのではないかと指摘されると「根本的に悪いのではと言われると返す言葉がない」と答え、今後については「意識改革を、(従来の意識が)間違っているのであればしていく。しつこく、しつこく各現場でやっていくにつきると思います」「ネットの情報を裏どりもせずオンエアで使うことも、基本の基本をきちんと現場の末端まで徹底させるのが一番最初の仕事ではないかなと思っています」と話していました。

また、こうしたミスが発生しないように対策として、危機管理専門の担当者を配置し、全番組をチェックする体制を稼働させ始めたと説明しており、台本や完成映像のチェックなどを行い、報道についてはチェックを十分に行える時間設定をすると説明していたのですが、結局は情報の裏取りをしっかり行わないまま番組で放送し、今回のようなトラブルが起きており、これではフジテレビの信用は落ちる一方で、フジテレビ離れは今後も続くことになりそうですね。

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