『くりぃむしちゅー』『ネプチューン』『チュートリアル』の3組が出演しているトークバラエティ番組『しゃべくり007』(日本テレビ系 月曜21時)が、秋に打ち切り終了との情報が流れている裏側や、気になる番組の今後を『ピンズバNEWS』(双葉社)が報じています。
『しゃべくり007』の打ち切り終了説は3日発売の週刊誌『週刊女性』が報じ、記事では日本テレビ関係者が「この秋で『しゃべくり』が終了すると囁かれている」「新番組の企画の募集も始まっている」と証言し、番組終了の理由としてマンネリ化を挙げています。
週刊女性はさらに、昼の帯番組『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)も来年春をめどに終了する番組の筆頭候補として挙げ、こちらもマンネリ化が危惧されているとしています。
しかし、『しゃべくり007』は視聴者にマンネリ化を指摘されながらも、現在も高い視聴率を獲得しているとピンズバNEWSは指摘し、直近では元『NEWS』の手越祐也さんがゲスト出演した5月12日放送回は、関東地区の平均個人視聴率が5.3%、テレビ局が重要視しているコア視聴率(13~49歳の個人視聴率)は4.9%を記録していました。
個人視聴率は同時間帯1位で、コア視聴率も裏番組が1%台の中で5%近い数字を取っていたとし、この週に放送された全番組のコア視聴率ランキングでは、1位が『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)の6.4%、2位が『しゃべくり007』、『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)、『THE SECOND~漫才トーナメント~2025』(フジテレビ系)の4.9%だったとしています。
この日以外の放送でも3~4%台と比較的高い数字を獲得しており、若い世代にも親しまれている番組ではあるものの、マンネリ化しているのは事実で、2022年4月に放送枠が月曜22時から同21時に移動後、新たにスタートした企画「クイズ私のこと覚えてますか?」も視聴者に不評で、マンネリからの脱却に苦戦しているとしています。
この企画は、ゲストにゆかりのある一般人が登場し、どこの誰だったかをゲストが思い出して答えるクイズコーナーで、この他にもゲストと関係がある一般人が出演することが増えていて、視聴者からは「最近、一般人がよく出るね 知らん人だからこっちはつまんない」と不満の声も上がっているといいます。
こうした状況にあることに加えて、しゃべくりメンバー(レギュラー陣)の高齢化もかねてから指摘されており、同番組は2008年7月から放送がスタートし、最年少の『チュートリアル』の2人はスタート当時まだ30代前半でしたが、すでにアラフィフとなっており、「年齢も芸歴もベテランの域に達しているし、若い世代から見て“おじさん”であることは事実。彼らが今後も、若い視聴者層に刺さり続けるかと聞かれると、そこは難しい」「常に新陳代謝を考えている日テレが、『行列』のように『しゃべくり』の終了を検討するのは、あり得ない話ではない」
と制作会社関係者は語っています。
ただ、今年秋で終了する可能性は低いのではないかと構成作家は語り、その理由として出演者と各所属事務所との調整が必要なことを挙げています。
『しゃべくり007』の終了説を巡り、週刊女性の直撃取材を受けた『くりぃむしちゅー』の上田晋也さんは、「ん〜、ないと思うんですけどね。単なる僕の、希望っちゃ希望ですけど……」「ごめんなさい。僕は聞いてないですね」と答え、現時点で制作サイドからは番組終了を伝えられていないとしています。
ちなみに、『くりぃむしちゅー』の上田晋也さんと有田哲平さんは昨年12月から、所属事務所『ナチュラルエイト』の取締役も務めています。
上田晋也さんは『しゃべくり007』で少し前から進行を担当し、番組の中心的な存在となっており、その上田さんが番組終了の話を聞いていないということは、他の出演者や事務所も同様に伝えられていない可能性が高いといいます。
そのため、「出演者や事務所サイドが何も聞かされていない時期にこういった話が漏れると、出演者や事務所も頑なになり、態度を硬化させがちです。そんな状況で日テレが強引に番組を終わらせたら、事務所とのトラブルに発展する可能性が高く、今後のキャスティングに大きな影響が出てしまう」「このタイミングで揉めて、万が一、上田さんが“『24時間テレビ』から降りる”なんて言い出したら、大事ですよね。ですので、このタイミングで“今秋打ち切り説”が報じられてしまった以上、逆に日テレは『しゃべくり』を、少なくとも今秋では終わらせることが不可能になったと考えられます」
と、前出の構成作家は推測しています。
これに対してネット上では、
- そういえばめちゃイケも終わる何年も前から終わる終わると記事が出てたなぁ
- 対応が難しいからこそ、観測気球という見方も出来る
- まあ、しゃべくりメンバーはギャラも高そうだしな~
- これだけのゲストを呼べるような番組をまた作ることができるのかって話だよね 打ち切るのは簡単だが、後番組をどうするのかというのは十分考えた上で行うべきだと思う
- 自分は前々から、面白味を感じなくなった たしかにマンネリ 予定調和の笑いの繰り返しに冷めてしまった
さらに徳井の不祥事も拍車をかけた 税金払いたくない人が、人々に笑いをとか言ったところでね 本人の醜い面がバレてしまったら笑えない - 最近はくりぃむしちゅーが全面に表に立って回してる感が出てきてるからなぁ…
名倉さんが病気なので仕方ないとは言え、他のメンバーがいるのに上田さん1人に負担が大きくなってるのがマンネリ気味になってる原因なのかも。
かといって、また千鳥やかまいたちの番組になるのもつまらなくなるし… レギュラー放送は止めて年1回くらいの特番として放送した方が面白くなるかも。 - 既存のメンバーが交代で休んで、中堅を入れたのを見たいな。長年の連携は見事だけど、それぞれのスタイルが確立されてる分、誰がどういう方向でボケて誰が乗っかるかという展開がマンネリ化してる
- 確かにマンネリ化もあり、ネタ切れ感もある。でも、ここ最近の新番組がことごとくツマラナイ。これなら続けても良かったのでは?という番組がかなりある
などの声が上がっています。
『くりぃむしちゅー』が所属するナチュラルエイトには、日本テレビとも関係が深いマツコ・デラックスさん、元NHKでフリーの有働由美子アナウンサー等が所属し、『ネプチューン』は業界大手のワタナベエンターテインメント、『チュートリアル』は吉本興業に所属しており、それぞれの所属先と局の関係なども考慮すると、強引に終了させることができないというのはあるでしょうね。
とりあえず現状では、マンネリ化を指摘されながらもコア視聴率は同時間帯トップクラスの数字を取っていて、全局の全番組中でも上位にランクインすることがあるとのことから、スポンサー関連の問題も特に無さそうではあるものの、テレビ不況により各局が番組制作費の削減を進めている中で、『しゃべくり007』にはベテランの域の人気芸人が多く出演しており、出演者のギャラが高いことも打ち切り話が浮上した背景にあるとも考えられます。
日本テレビに限らず各局が出演者の若返りを図り、少しでも制作費を抑えながら視聴率が取れるコスパの良い番組制作を進めており、『行列のできる相談所』や『メレンゲの気持ち』などに関しても、視聴率は悪く無かったものの、マンネリ化や高額な番組制作費がネックになって終了したとみられています。
週刊女性によると、『しゃべくり007』の後番組制作に向けて「新番組の企画の募集も始まっている」とのことで、秋に終了できなかったとしても来年春などのタイミングで終わりを迎える可能性はありそうですが、果たしてどうなるでしょうかね。
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- https://pinzuba.news/articles/-/10946