『こんばんは、朝山家です。』視聴率大コケ。テレビ朝日が日曜22時ドラマ枠の爆死続き、STARTOタレント起用開始か
ABC朝日放送テレビが制作を手掛けるドラマ枠「日10」(日曜22時15分)の視聴率低迷が続き、若い女性ファンを多く抱えるSTARTO ENTERTAINMENTのタレント起用に舵を切るようだと『ピンズバNEWS』(双葉社)が伝えています。
テレビ朝日系では2020~2023年にかけて日曜22時台には、『くりぃむナンタラ』、『テレビ千鳥』、『爆笑問題&霜降り明星のシンパイ賞!!』などのバラエティ番組を放送していましたが、バラエティ枠を廃止して2023年4月に日10ドラマ枠を新設しました。
しかし、ドラマ枠に変更後は苦戦が続いており、1発目に放送された清野菜名さん主演『日曜の夜ぐらいは…』は全10話の平均世帯視聴率が4.7%、飯豊まりえさん主演の『何曜日に生まれたの』は3.3%、堀田真由さん主演の『たとえあなたを忘れても』は3.2%と大コケ。
昨年放送の松本まりかさん主演『ミス・ターゲット』は3.8%、2021年にNHK連続テレビ小説(朝ドラ)『おかえりモネ』でヒロインを務めた清原果耶さん主演『マイダイアリー』は2.6%と大爆死しており、深夜ドラマ並の数字が続いています。
今年に入っても低迷が続いており、4月期放送の桐谷健太さん主演『いつか、ヒーロー』は、初回の平均世帯視聴率が4.0%、平均個人視聴率が2.1%、第7話は世帯2.3%、個人1.2%、コア視聴率(13~49歳の個人視聴率)は0.4%、最終回(8話)は世帯2.5%、個人1.3%、コア0.5%となっています。
今期は、中村アンさんと小澤征悦さんがW主演の『こんばんは、朝山家です。』が放送されていますが、初回の平均世帯視聴率は3.5%、平均個人視聴率は1.8%で、民放のゴールデン・プライム帯(19~23時)で今期放送の連続ドラマの中では最低の数字でした。
見逃し配信サービス『TVer』のお気に入り登録者数も約25万人で、今期放送のドラマ中では20位以下と苦戦しています。
このように全く数字を取れていないことによって、日10ドラマ枠は“死に枠”とも揶揄されています。
日曜22時台には、日本テレビも2015年から連ドラを放送中で、こちらも視聴率獲得に苦戦しながらも、平均世帯視聴率は5%前後、平均個人視聴率は2%前後で推移し、日10ドラマの数字をやや上回っています。
日曜22時台には他にも、TBS系で教養バラエティ番組『日曜日の初耳学』、フジテレビ系で情報・報道番組『Mr.サンデー』が放送中で、この2番組が同時間帯のトップ争いを繰り広げています。
Mr.サンデーは、昨年の年間平均個人視聴率が4.4%、コア視聴率が2.6%を記録し、それぞれ同時間帯トップで、個人視聴率は5年連続1位になっています。
日10ドラマ枠は、同時間帯1位のMr.サンデーに倍以上の差を付けられていて、いつ廃止になってもおかしくない状況にあります。
そうした中で、ABC朝日放送テレビはSTARTO社のタレント起用を開始したとピンズバNEWSが伝えており、『こんばんは、朝山家です。』には『Aぇ! group』のリーダー・小島健さんを起用し、続いて10月期放送のドラマには『なにわ男子』の副リーダー・藤原丈一郎さんを、メインキャストの1人に起用しているといいます。
これに続いて来年1月期には、『Hey! Say! JUMP』の伊野尾慧さんが主演に内定しているそうです。
<↓の画像左から、なにわ男子・藤原丈一郎さん、Hey! Say! JUMP・伊野尾慧さん>
STARTO社のタレント起用を開始した理由について制作会社関係者は、「TVerが良い例ですが、“推し活”の一環で何度も見て、推しが出演しているドラマを盛り上げようとしてくれるファンもいる」「放送枠の存在を多くの人に知ってもらい、そこから作品を見てもらうようにする。そのために、多数の視聴者を呼び込めるSTARTO社のタレントをメインにキャスティングするというのは、十分に考えられる話」
と語っています。
この報道を受けてネット上では、
- なんやかんやでやはりジャニーズにはかなわないって事か
- このドラマ枠は、スタート時間が不安定なことが問題だと思う。時間がコロコロ変わりすぎ。
- この枠のドラマは地味だけど秀作が多い。清野さんや飯豊さんのドラマはすごく良かった。
特番とかで毎週時間が微妙に動くし、固定されないのでリアルタイムでは忘れてしまうから、録画してる。 - 視聴率は低くても良質なドラマがいくつかあった。脚本家にこだわったドラマを制作する枠だと思っていたけど、STARTO主演のドラマ枠になるならもう見ない。
- 良いドラマ作る事より、ジャニオタに向けた作品づくりになって尚更クオリティを下げることになるから辞めてほしい。
役に合ってたら、STARTOアイドル起用は良いけど、ほとんどの場合、旧ジャニーズが主演or2番手でそれ以外の実力派キャストがジャニーズをヨイショしてる、ていう構図にしか見えなくなり、作品の世界観に入っていけなくなる。
だから、目先の数字だけで安易に旧ジャニーズを起用しないでほしい - STARTOでも演技力ある役者使ってほしい。脚本がよくて演技力もあるならどの事務所のどのタレントでもいいから、面白いドラマ見たい
などの声が上がっています。
今は昔のように人気タレントを起用したからといって数字が取れるわけでもなく、多くのファンを抱えているSTARTO社のタレントを起用しても、ドラマの中身が良くなければ数字には当然繋がりません。
しかし、STARTO社のタレントはスポンサーが求めるコア層のファンも多く抱えているため、ジャニー喜多川さんの性加害問題を発端とした一連の騒動を経て、各テレビ局は再びSTARTO社のタレントを積極的に番組に起用しています。
STARTO社のタレントたちは熱狂的ファンが多く、ドラマの関連情報が発表されたり、ドラマ放送のタイミングで多くのファンがX(旧ツイッター)などで反応し、それによってトレンド入りするケースが多くドラマの周知に一役買っており、結局のところ数字が全てなのでドラマへの起用も当然の流れでしょうかね。
テレビ朝日では、「オシドラサタデー」枠(土曜23時)がSTARTOタレントのドラマ枠となっていて、2021年1月に新設されて以来、全ての作品でSTARTOタレントが主演していて、今年1月期は『Travis Japan』の宮近海斗さん主演『ホンノウスイッチ』、4月期は『Aぇ! group』の正門良規さん主演『ムサシノ輪舞曲』、今期は『なにわ男子』の大橋和也さん主演『リベンジ・スパイ』が放送中で、10月期は『timelesz』の松島聡さんが主演予定とも報じられています。
すでにSTARTOタレントのドラマ枠は存在するので、日10ドラマ枠は今後STARTOタレントに頼りすぎず、幅広く若手の役者らを起用しながら、視聴者に刺さる良いドラマを制作していってほしいですね。
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- https://pinzuba.news/articles/-/11667
- https://cyzo.jp/cyzowoman/post_391832/
- https://www.fujitv.co.jp/fujitv/news/20250222.html