『ワーナー・ブラザースジャパン合同会社』が、16日から公開がスタートした映画『かくかくしかじか』の最新興行収入を発表し、公開2週目で累計興行収入は4億円超え、観客動員数は30万人を突破したことや、観客からは絶賛の声が相次いでいることを猛アピールしています。
これに対してネット上では冷ややかな反応も多く上がっていますが、『東京スポーツ(東スポ)』によると、俳優・田中圭さん(40)との不倫疑惑スキャンダルで現在も炎上状態が続いているものの、『かくかくしかじか』で女優としての存在感を示した格好で、業界内でも「やっぱり数字を持っている女優」だと高く評価する声が上がっているそうです。
『かくかくしかじか』は、『海月姫』『主に泣いてます』『東京タラレバ娘』『偽装不倫』などの作品で知られる人気漫画家・東村アキコさん(49)の自伝エッセイ漫画が原作で、永野芽郁さんのほかに、大泉洋さん、見上愛さん、畑芽育さん、鈴木仁さん、神尾楓珠さん、森愁斗さん、青柳翔さん、長井短さん、津田健次郎さん、斉藤由貴さん、くりぃむしちゅー・有田哲平さん、MEGUMIさん、大森南朋さん等が出演しています。
16日から全国357館で大規模公開がスタートし、公開から3日間の興行収入は約1.7億円で、国内映画ランキングでは初登場4位でした。
『興行通信社』が発表の最新映画ランキングでは5位にランクダウンしていますが、ワーナー・ブラザースの発表によると、公開から10日間で興行収入は4億円を突破したとしています。
今作よりも公開規模が若干小さかったワーナー配給の永野芽郁さん主演映画『地獄の花園』(2021年公開 最終興行収入7.2億円)と比較し、「『地獄の花園』の公開後10日間の興行収入3億3,490万円との対比では115%の数字となり、最終興収10億円に向けて順調な推移で2週目を迎えている」
としています。
永野芽郁さんは映画公開の約3週間前に、週刊誌『週刊文春』に田中圭さんとの不倫疑惑スキャンダルをスクープされ、本人たちは不倫交際を完全否定しているものの、お互いの自宅マンションを行き来していたことや、昨年10月に撮影されたプライベートでの手繋ぎ2ショット写真の流出などで世間から猛バッシングを浴び、それぞれをCMに起用していた10社以上の企業がCM放送を停止しました。
また、永野芽郁さんは来年放送のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』、冠番組『永野芽郁のオールナイトニッポンX(クロス)』(ニッポン放送)を降板し、現在放送中のドラマ『キャスター』(TBS系)終了後の活動は白紙状態だと報じられています。
こうした状況により、所属事務所『スターダストプロモーション』からの独立説や芸能界引退説まで浮上しています。
しかし、ネットでは炎上が続くも『かくかくしかじか』は大コケを回避し、公開2週目時点ではまずまずの興行成績となっており、映画を観た人たちからは永野芽郁さんの演技を絶賛する声も上がっています。
東スポの記事では配給会社スタッフが永野芽郁さんについて、「映画業界でも〝やっぱり数字を持っている女優〟と評価されています。出演予定だった来年のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』は降板しましたが、活動休止しているわけではなく、先のスケジュールも白紙なので、オファーを受けられる状況です。映画でもスポンサーの影響が少ない作品や、スポンサーに依存しないNetflixなど配信系の作品などで活路を見いだすかもしれない」
と期待を寄せています。
これに対してネット上では、
- 永野芽郁アンチザマァ
- 別に永野芽郁の力でヒットしてる訳ではないがね
- 映画のヒットは原作と先生役のおかげだよ
- 大泉洋の好演かも知れない。また作品と当人は別という事かも知れない
- 大泉洋のファン勢、関係者(フリーランス勢)、永野を見れるのが最後かもしれないから見とく勢でこの数字かと。逆に騒動がなければもっと低かったのでは。
- 結局はきっちり実力のある方はスキャンダルくらいでは潰れない様に出来ているんですよ!! 実力が伴わないから消えるだけ
- 原作者の東村アキコさんも絶賛されてましたからね。Netflixはすでに主演の経験もありますからオファーされるでしょうね。楽しみです
などの声が上がっています。
『ピンズバNEWS』(双葉社)なども同様に、永野芽郁さんは今後スポンサー企業が絡む仕事は厳しいというのが業界関係者の見方で、そうなると有力なのがスポンサーに頼らず作品を制作しているNetflix、Amazonプライムビデオなどの配信メディアでの活動としています。
また、スターダストは音楽関連事業にも力を入れていて自社レーベル等も持っていることや、永野芽郁さんはギター好きを公言し、過去には「いつか覆面で有名アーティストの後ろで演奏できるくらい上手になりたい」と語っていたこともあるため、女優・のんさん(旧芸名・本名=能年玲奈 31歳)などのように、新たに音楽活動を始める可能性なども考えられるといいます。
永野芽郁さんは過去に、NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『半分、青い。』での演技が高く評価され、『コンフィデンスアワード・ドラマ賞』、『ザテレビジョンドラマアカデミー賞』で主演女優賞、『橋田賞』の新人賞を受賞しました。
田中圭さんと共演した映画『そして、バトンは渡された』では、『報知映画賞』、『日本アカデミー賞』、『ブルーリボン賞』の主演女優を受賞し、2023年と2024年にも日本アカデミー賞の優秀助演女優賞を受賞しています。
好き嫌いはありますが、以前から演技力は高く評価されており、田中圭さんとの不倫疑惑スキャンダルでイメージはかなり悪化し、これまでに築いてきた清純なイメージは完全崩壊してしまったものの、仕事のオファーがゼロになることはないでしょうね。
永野芽郁さんは2023年に、Netflixで配信のドラマ『御手洗家、炎上する』で主演し、続いて今年1月からAmazonプライムビデオで配信のドラマ『晴れたらいいね』(テレビ東京・BSテレ東が製作)で主演するなど、少し前から配信作品にも出演しています。
今後もスターダストに所属している限りは、強力なバックアップによって新たな活路を見出すことは十分可能だと思いますが、一連の報道でかなりファンが離れたと考えられますし、今後の出演作品で良い結果を残せないようだとなかなか厳しいでしょうね。