女優・永野芽郁さん(25)が主演の映画『かくかくしかじか』が16日から公開がスタートし、公開初週の興行成績が発表され、その結果などに対してネット上では様々な声が上がっています。
映画公開3週間前に、永野芽郁さんが週刊誌『週刊文春』によって俳優・田中圭さんとの不倫疑惑スキャンダルをスクープされ、それぞれ交際を完全否定したものの炎上が続き、16日の初日舞台あいさつでは配給・制作サイドの判断により、異例のマスコミNGで一般客のみ参加となりました。
そして、不倫スキャンダルの影響で公開初日からネット上では、映画館の座席がガラガラ状態との報告が上がっていましたが、『興行通信社』が今日発表した5月16~18日の国内映画動員ランキングによると、全国357館で大規模公開がスタートした『かくかくしかじか』は4位(実写邦画作品では1位)にランクインし、公開3日間の観客動員数は約12.5万人、興行収入は約1.7億円で、公開初週時点では大コケとは言えない数字でした。
今週の1位は、公開5週目のアニメ『名探偵コナン 隻眼の残像(せきがんのフラッシュバック)』(公開館数:385館 ※公開開始時点、以下同)で、3日間の観客動員数は約34.6万人、興行収入は約5.16億円で、累計観客動員数は843万人、興行収入は122億円を突破しました。
2位は公開1週目の『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』(388館)で、土日・2日間の観客動員数が約28.1万人、興行収入は約4.49億円。
3位は公開4週目の『マインクラフト/ザ・ムービー』(361館)で、3日間の観客動員数が約23.1億円、興行収入は約2.96億円で、累計観客動員数は233万人、興行収入は30億円を突破しています。
永野芽郁さんと大泉洋さんが共演の『かくかくしかじか』は、『海月姫』『主に泣いてます』『東京タラレバ娘』『偽装不倫』など、複数の作品が実写化されている人気漫画家・東村アキコさん(49)の自伝エッセイ漫画が原作で、ファンから高い評価を受けている作品ということや、東村さん自身が脚本・監修も担当しているとのことで大きな注目が集まっていました。
しかし、公開直前に東村アキコさん役を演じる永野芽郁さんがまさかのスキャンダルを報じられ、東村さんは18日夜にABEMAで緊急生放送された特番に出演し、現在の複雑な心境を明かす場面がありました。
<↓の画像は、永野芽郁さんと『かくかくしかじか』の原作者・東村アキコさんの写真>
東村アキコさんも永野芽郁さんの不倫疑惑が報じられることは当日知り、大きな衝撃を受けたと明かし、そして東村さんは週刊文春の発行元である『文藝春秋』から漫画『私のことを憶えていますか』を出版していて、ドラマ化に向けた打ち合わせを行っていることや、これまでに週刊文春の取材なども受けていて編集部とも付き合いがあったことから、今回の報道に対しては、「1つの雑誌がね、こうやって私たちが心血注いで作ったものを、結果的に“潰す”という、そこの矛盾にはすごくやっぱり苦しみましたね。なんか、なんだろう…二重人格の人と付き合ってるみたいな」
などと複雑な心境を明かしています。
映画の製作委員会に名を連ねるフジテレビの騒動に続いて、永野芽郁さんの不倫疑惑スキャンダルがあって大炎上し、かなり大きなショックを受けている様子ながらも、映画に出演した永野芽郁さんや大泉洋さんらの演技、作品の仕上がりを絶賛していました。
一部メディアに公開初週からガラガラ状態だったとも報じられたことにも触れつつ、地元・宮崎などの映画館は満席だったとも語っています。
そして、公開初週の興行収入は1.7億円となっていたのですが、この結果などを受けてネット上では、
- 私が映画を観に行った時には観客席が一杯でしたし、映画の内容もかなり良かったです。映画を観て、めちゃ励まされました!
- 映画は普通に感動もしたし、永野芽郁も可愛いかったし、面白かった
- かなりプロモーションに前々から力を入れて、それなりの日本映画での大型映画ではあるので、初動はこんな感じかと。
しかし、宣伝もかけづらいし、かなり早い段階で失速するでしょ - 今観ても違うフィルターかかってまともに入ってこない
- この騒ぎが無ければ観る予定の映画だったがさすがに感情移入できない
- 不倫がなければ、永野芽郁じゃなかったらいい映画だったのかもしれないことを思うともったいないなぁって思う
- 初日の都心の劇場の予約状況もガラガラでネットがバグってるのかと思った。人気作品なら週末は売り切れの回もあるのにね。トムクルーズに流れたのかな
- 2日目に家族でピカデリーにて鑑賞してきたけれど、どの時間も8割方埋まってた。ネットの評価だってやけに低い(5点満点で2.8)と思ったら、観てもいない、ただ不倫を叩きたいがための粘着質な人間が1を付けているだけ。結果真っ当な映画の評価が打ち消しになっている。
嫌悪感があるから観に行きたくないなんてのは自由だけれど、嘘を吐いてまで他人や作品を叩くとかそいつらは不倫云々以前の問題。 - 邦画実写映画1位は「全米が泣いた・SNSで100万人が感動」ぐらい意味を為さない
などの声が上がっています。
永野芽郁さんの不倫疑惑スキャンダルに加えて、フジテレビでしつこいぐらいCMを放送していたことで作品のイメージも悪化してしまった『かくかくしかじか』ですが、作品の評価は悪くはなく、映画情報サイト『映画.com』での平均レビュー点数は【3.8点/5点満点中】、『Filmarks』では【3.7点/同】となっています。
興行成績に関しては永野芽郁さんが直近で主演した作品と比較すると、佐藤健さんとW主演で昨年12月公開の実写映画『はたらく細胞』(365館)は、公開3日間の興行収入は約8.44億円、観客動員数は61.6万人でした。
昨年5月末公開の実写映画『からかい上手の高木さん』(251館)は、公開3日間の観客動員数は約12.9万人、興行収入は約1.67億円となっており、『かくかくしかじか』よりも公開館数が100館以上少なかったものの、興行収入はほぼ同じとなっています。
ちなみに、『からかい上手の高木さん』は公開から約40日間の累計興行収入が約5.75億円でした。
そのため、『かくかくしかじか』も初動が1.7億円となると、映画業界でボーダーラインと言われる10億円超えはなかなか難しく、大コケとなる可能性は十分あります。
永野芽郁さんは今日になって、来年放送のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』、3月末からスタートしたばかりの冠ラジオ番組『永野芽郁のオールナイトニッポンX(クロス)』(ニッポン放送)を降板したことで、このまま事実上の活動休止状態になる可能性もある中で、ここから興行収入を大きく伸ばすことはできるのか、最終的にどういった結果になるのか見ものですね。