4日に生放送された『おはよう、たけしですみません。』(テレビ東京系 午前7時30~8時00分)で、番組MCのビートたけしさんが出演をドタキャンして欠席し、5日放送の番組には出演するのかどうかに注目が集まっていましたが、この日はドタキャンすることなく番組に出演しました。
ビートたけしさんはこの日、入院着を着用した上で点滴を提げ、顔にはシワやクマなどのメイクを施しており、いかにも病気によってやつれているかのような姿で登場しました。
<↓の画像が、病人メイクで出演したビートたけしさんの写真>
番組共演者の浅草キッド・水道橋博士と爆笑問題・太田光さんに、番組出演をドタキャンし欠席した理由を追及され、水道橋博士に「少しは反省してくださいよ」と言われると、「老人病院に行って患者に向かって『反省しろ』って言った先生がどこにいるんだ。昨日は来たくてしょうがなかった。ところが、血圧と体が悪くなって倒れてしまって、今日は点滴だよ、お前」と、元気そうな口調で反論。
また、ドタキャン欠席騒動を大きく取り上げた『スポーツ報知』を手にビートたけしさんは、「ちょっと大げさ過ぎるんじゃないか。たけし生放送ドタキャンって、大犯罪者みたいな言い方じゃないか。高田馬場の肉体労働者だったら『あ、来ないのか』で終わりじゃないか」と言うと、太田光さんが「いい加減にしないと干されますよ」「昨日この時間、何やってたんですか?」と質問しました。
<↓の画像は、『おはよう、たけしですみません。』に出演のビートたけしさんらの写真>
これに対してビートたけしさんはドタキャン欠席した理由について、「昨日、起きてたんだけど、ちょっと足がつったんだよ。もうすぐ運転手が来ると思った時に、クラクラっと来て倒れちゃった。あと犬が調子悪い」と言い訳した上で、「何十年も5時に起きたことないよ。映画だって朝の6時がいいとこ」「5時までどうやって時間をつぶすかって、飲むしかないだろって、それを勘違いしてた。5時まで飲んでたら眠くなっちゃった」と語っていました。
テレビ東京側の説明によると、4日の番組放送開始1時間前にマネージャーを通じて「行かない」という連絡があったそうなのですが、欠席の理由については不明だったといい、今回の騒動は「ドッキリやネタではない」と説明。
また、高砂佳典プロデューサーは公式ホームページで「本当に胃が痛いです」「たけしさん、明日は本当に来てください。お願いします」と懇願していました。
一方のビートたけしさん側の関係者は、ドタキャン欠席した理由は病気やケガといったアクシデントというわけではなく、たけしさんは「番組は映画のプロモーションの認識」でいるとしており、4日は自宅で番組を視聴し、同日行われた別の番組収録に参加していたとのことです。
そして、今回の騒動に対してネット上では、
- 面白い茶番劇
- 注目されて、視聴率も上がったことでしょう
- やっぱテレビってハチャメチャじゃなきゃ楽しくないな
- たけしは、やっぱり面白い。たまには、爽やかじゃない朝の番組もいいな。
- 昨日話題になったから、今日は観てしまった。面白かったが、昨日のドタキャン騒ぎが無ければやってるのも知らなかったから、上手くのせられた
- たけしとテレビ東京の戦略にはまって、いつもはZIPを見てたけど、見てしまった。話題作り上手い。
- おかげで水道橋博士と太田っていう、昔から仲が悪そうな2人のトークが見れたから貴重だった
- この人の地位やキャラクターがあって許されること。他の芸能人がこれやったら、叩かれまくるよね。
などのコメントが寄せられています。
ビートたけしさんはドタキャンの常習犯で、1981~89年に放送のバラエティ番組『オレたちひょうきん族』では、「マンションにおばけが出た」という理由で収録を欠席。
1989年7月放送のラジオ番組『ビートたけしのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)では、スタジオに姿を現さなかったことでゲストのロックミュージシャン・内田裕也さんを激怒させました。
2009年には、『東京スポーツ』(東スポ)の客員編集長でもあるビートたけしさんが、審査委員長を務めている映画賞『東京スポーツ映画大賞』の授賞式を「発熱」を理由にドタキャンするなどの前科があります。
『おはよう、たけしですみません。』は生放送ということもあり、番組関係者はドタキャンに慌てふためいたかと思いますが、今回の騒動によって番組がより注目されることになり、5日放送の番組を観たという報告が多く上がっていることから、多少視聴率もアップしたのではないでしょうかね。
ちなみに、2日から6日までの5日間限定で放送がスタートした『おはよう、たけしですみません。』の平均視聴率は、初回の2日が0.8%、3日が0.9%、ビートたけしさんが欠席した4日は0.5%で、通常同時間帯に放送されている『朝の!さんぽ道』は平均視聴率1%前後で推移しています。
ドタキャン自体は厳禁とされる行為なのですが、ビートたけしさんならやりかねないとして視聴者も許容し、今回のドタキャン騒動に対しては批判的なあまり上がっていません。
ビートたけしさんは今年で古希(70歳)を迎え、やはり衰えは感じるのですが、これからも昔と変わらない芸風で視聴者を楽しませていってほしいですね。