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小西寛子がNHK告訴。おじゃる丸の声優降板の真相、パワハラや圧力があった? デーモン閣下の騒動に続きNHKでトラブル

『おじゃる丸』初代声優・小西寛子がNHKを刑事告訴へ。音声の無断使用で著作権隣接権侵害を訴える

1998年10月からスタートし、現在も放送中のアニメ『おじゃる丸』(NHK Eテレ 水曜~金曜18時)の主人公・坂ノ上おじゃる丸の初代声優で、声優・シンガーソングライターの小西寛子さん(こにし・ひろこ 42歳)が1日、NHKから「著作隣接権侵害罪等の犯罪被害」を受けたとして、警視庁に告訴状を提出することを自身のツイッター上で発表しました。

小西寛子さんは『おじゃる丸』の第1シリーズ~第3シリーズ(1998年10月~2000年12月)まで声を担当していたのですが、2001年からスタートした第4シリーズでは西村ちなみさん(47)に交代し、現在も西村さんがおじゃる丸の声を担当しています。

<↓の画像が、初代おじゃる丸声優・小西寛子さんの写真>

この突然の声優交代の理由はハッキリしておらず、ファンらの間でも様々な憶測が飛び交っていたようなのですが、声優交代から17年半後の今年6月に小西寛子さんが、「小西寛子さんは何故おじゃる丸役を降板したのだろうか」という一般ユーザーのツイートに対して、制作サイドとの間でトラブルが発生後、突然番組を降ろされたという衝撃の舞台裏を暴露しました。

小西寛子さんはツイッター上で、「①収録と言われおじゃる丸の声を録ったが本編用ではなく『おじゃる丸人形とか音声商品の声に流用して販売』していた。私も知らされていなかったので『これはなんですか?』と事務所を通じて質問。そしたら生意気だ!黙って言うとおりにしないとアニメ業界で仕事できなくしてやる(松本P音声ママ)」と、当時の『おじゃる丸』のプロデューサーで、NHKの関連小会社『NHKエンタープライズ』に所属する松本寿子さんから恫喝されたことや、小西さんの声を無断で使用した商品を制作・販売していたことを明らかにしました。

<↓の画像が、小西寛子さんのツイート写真>

続けて、「②その後収録の話が来なくなった。おじゃる丸スタッフは皆隠蔽している。しかし、18年経ってNHK関連でまた同じ様な事件が事務所関係者に起こったので、今度はしっかり音声や証拠、電話やメール、振り込み指示など押さえ(NHK経営企画に書面を出した)←今ここ出方を待っている」と経緯を説明していました。

小西寛子さんはその後もツイッター上で、この問題の進捗状況を報告しているのですが、NHKなどの関係各所は小西寛子さんの主張を否定しているほか、小西さんの音声を使用した商品を販売する上での契約書など、書類の開示を何度も求めているものの、一切応じないという対応を取っています。

なお、6月20日に行われた定例会見でNHKの木田幸紀放送総局長は、「ご指摘いただいているようなことはないと聞いています」と小西寛子さんの主張を否定した上で「さらに関係先等に確認を進めているなど対応している」と答えています。

また、担当者も「事実関係については、私どもは番組を作っている関連団体を通じて関係先に聞き取りをしているが、相手方のご指摘のような事実は確認できていない。その点に関しては開きがあると認識している」と話していました。

そうした中でも小西寛子さんは違法性の主張を続け、『バイキング』や『めざましテレビ』(共にフジテレビ系)、『サンデーCROSS』(TOKYO MX)などに出演し、この問題について語っていました。

そして、小西寛子さんは1日に告訴状を警視庁へ提出することをツイッター上で発表し、報道関係者に向けて綴った文書を公開しており、「私は本件で、NHKへ権利情報などの開示請求や質問状を送付、放送センターへも出向いて面談をしていますが、『NHKは公共放送でありながら、契約や許諾状況、ギャラの振込先を含め、守秘義務を理由に一切の開示を拒否』しています」と明かしています。

また、「本人(実演者)なのに、一切の権利情報の閲覧もできません。したがって、現時点でも全てにサンプル品や明細などの通知もなく、他のどういう商品に声を入れ、何個作られたかも一切不明です。」と状況を説明しています。

さらに、無断で音声を使用した商品の販売が行われていただけでなく、一連の問題に対する質問や確認を遮るように、「(小西寛子さん側が)高額なギャラを要求し、『おじゃる丸』を降ろされた」「金に汚い」などの風評をアニメ関係者により流布されたと訴えています。

最後に、小西寛子さんの声を使用したと見られていた商品で、音声や声質などから小西さんの声であることが確認できたため、1日午後に警視庁渋谷警察署に証拠となる『おじゃる丸』の商品を持参した上で、「著作権隣接権侵害罪」を明記した刑事告訴状を提出することを報告しています。

なお、「著作権隣接権」というのは、著作物の創作者ではないものの、著作物の伝達において、重要な役割を果たしている者に対して認められた権利となっています。

<↓の画像は、小西寛子さんが公開した文書の全文写真>

この発表を受けてネット上では、

などのコメントが寄せられています。

まさかNHKが声優に無断で音声を録音、それを無断で使用して商品の販売などを行っていたという話や、それに対して意見したところ逆ギレされて番組を降板、さらには様々な圧力が掛けられたというのは信じ難い話ではあるのですが、小西寛子さんは不可解な形で『おじゃる丸』を降板しており、これ以降声優としての仕事も激減していました。

とりあえず現時点ではまだ真相は明らかになっておらず、今後どのような展開を迎えるのか引き続き注目していきたいところですが、今年3月にもNHKは、ロックバンド『聖飢魔II』のボーカル・デーモン閣下(旧芸名=デーモン小暮 本名=小暮隆 55歳)の肖像を無断使用したキャラクター「デーモン風高杉」を制作し、アニメに登場させていたことで物議を醸していました。

この件に関してNHKは全面的に非を認め、「本来であれば、キャラクターの演出方法について丁寧に相談しながら進めるべきところ、これを欠いたことにより、デーモン閣下、関係者の皆様に大変ご迷惑をおかけしました」といった謝罪コメントを発表しています。

もし小西寛子さんの主張が全て事実であれば、NHKはこの他にも常習的に権利関係を無視した行為をしていたのではないかと疑われても仕方が無く、今後も同様の訴えが相次ぐことになるかもしれないですね…。

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