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阿部サダヲ&中村勘九郎が主演『いだてん』初回視聴率、近代舞台で物議もクドカン脚本で好評価

『いだてん』第1話視聴率が西郷どん超え。新NHK大河ドラマが好スタート、視聴者の反応も上々

阿部サダヲさんと中村勘九郎さんW主演のNHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』(日曜20時)が6日からスタートし、第1話の平均視聴率は関東地区が15.5%、関西地区が12.9%だったことが明らかになりました。

昨年放送された鈴木亮平さん主演『西郷どん』の第1話視聴率は、関東地区が15.4%、関西地区は19.8%を記録しており、関東ではわずかに上昇した一方、関西では大幅ダウンの結果になっています。

なお、6日20時台に各局で放送の番組視聴率を見ると、『世界の果てまでイッテQ!新春2時間SP』(日本テレビ系 19時~)16.0%『ポツンと一軒家!新春2時間半スペシャル!!』(テレビ朝日系 18時半~)15.4%

『坂上指原つぶれない店 2時間半SP』(TBS系 18時半~)6.0%『超巨大マグロ戦争2019』(テレビ東京系 19時~)6.0%『ジャンクスポーツ プロ野球一斉調査SP』(フジテレビ系 19時~)7.1%となっています。

6日からスタートした『いだてん』は、33年ぶりとなる近現代を舞台とした大河ドラマになっており、脚本は朝ドラ『あまちゃん』などを手掛けた“クドカン”こと宮藤官九郎さんが担当したオリジナル作品です。

テーマは「“東京”と“オリンピック”」で、2020年の東京五輪を前に、日本人が五輪に初参加した1912年のスウェーデン・ストックホルム五輪から日本で初開催となった1964年の東京五輪まで、50年以上にわたる日本の激動の半世紀を描いており、大河ドラマとしては19年ぶりに主人公がリレー形式で交代します。

1人目の主人公は、ストックホルム五輪で日本人初の五輪出場を果たし、“日本のマラソンの父”と称される金栗四三さん(かなくり・しそう)で、中村勘九郎さんが演じています。

2人目の主人公は、『日本水泳連盟』の2代目会長や『日本オリンピック委員会(JOC)』の第10代会長などを歴任し、1964年の東京五輪招致活動でキーマンとなった田畑政治さんで、阿部サダヲさんが演じています。

『いだてん』のストーリーは、“昭和の大名人”と称される落語家・五代目古今亭志ん生さん役を演じるビートたけしさんが、「オリムピック噺」という架空の語りに乗せて進行していき、若き日の志ん生さん役は森山未來さんが演じており、志ん生さんの人生も物語の随所に挿入されています。

そんな『いだてん』の初回放送を終えてネット上では、

などのコメントが寄せられており、初回放送時点での視聴者の反応は上々といった様子です。

大河ドラマは明治維新前の時代を描いた時代劇が中心であるため、33年ぶりとなる近代を舞台にした内容に対しては、放送前から否定的な声は少なくありませんでした。

一方で、これまで多数のヒット作を生み出してきた宮藤官九郎さんが脚本を担当し、出演者もこれまで以上に豪華で、主演級の役者をこれでもかと投入するなどNHKが相当力を入れているのがうかがえるため、初回放送を終えて今後の展開に期待する声も多く上がっています。

第1話の関東地区の平均視聴率は、『西郷どん』からわずか0.1%アップで、これまで放送の大河ドラマと比較すると寂しい数字ではありますが、これからストーリーが盛り上がりを見せることで数字がアップする可能性は十分あるため、今後どのように推移していくのか引き続き注目していきたいですね。

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