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『いだてん』最終回視聴率も1ケタ、大爆死の原因は…視聴者の反応は上々も大河ドラマファンにはハマらず失敗?

『いだてん』全話視聴率大コケ、NHK大河ドラマワースト記録大幅更新。宮藤官九郎脚本、ネットでは話題になるも…

歌舞伎俳優・中村勘九郎さんと俳優・阿部サダヲさんがW主演、宮藤官九郎さんが脚本を手掛けたNHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』(NHK 日曜20時)が15日に最終回を迎え、最終回(第47話)の平均視聴率が関東地区8.3%、関西地区7.0%だったことが明らかになりました。

全話の期間平均視聴率は、関東地区が8.2%、関西地区が7.1%となっており、NHK大河ドラマ史上初めて1ケタの視聴率で終わり、歴代ワースト記録を大幅に更新する結果となっています。

『いだてん』はリアルタイム視聴率が伸び悩み、放送開始から1ヶ月後の2月10日に放送の第6話で初の1ケタとなる9.9%までダウン、それ以降は10%を下回り、42回連続の1ケタという記録的な低視聴率となっており、10月13日放送の第39話ではNHK大河ドラマ史上最低となる視聴率3.7%を叩き出しています。

NHK大河ドラマの1話あたりのワースト視聴率もTOP20をほぼ独占しており、ワースト視聴率1位から19位まで『いだてん』が占めるというコケっぷりで、5度にわたってNHK大河ドラマの歴代ワースト視聴率を更新しています。

ちなみに、『いだてん』放送前のNHK大河ドラマワースト期間視聴率は、2012年放送の松山ケンイチさん主演『平清盛』、2015年放送の井上真央さん主演『花燃ゆ』が記録した12.0%でした。

<↓の画像は、NHK大河ドラマ過去10作の期間平均視聴率>

そして、この結果を受けてネット上では、

などのコメントが寄せられています。

『スポーツニッポン』(スポニチ)によれば、『いだてん』はネット上で大きな反響を呼んでいたものの、序盤にメインターゲットのF4層(女性65歳以上)とM4層(男性65歳以上)が離れてしまい、第1話と最終回直前の第46話の割合を比較すると、F4層は3分の1、M4層は半分以下まで視聴数が激減、F3・M3層(50~64歳の男女)も半減していたといいます。

さらに、同時間帯では昨年10月からレギュラー放送がスタートした『ポツンと一軒家』(テレビ朝日系)が、平均視聴率20%前後の高視聴率をキープしており、こうした裏番組の存在によって苦戦が続いていたとしています。

『いだてん』は、2013年放送のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)『あまちゃん』などを手掛けた人気脚本家・宮藤官九郎さんが脚本を担当し、2020年の東京五輪を目前に控えて東京と五輪をテーマに、日本が初参加した1912年のストックホルム五輪から1964年の東京五輪まで、激動の半世紀を描いていました。

NHK大河ドラマで近現代を描くのは、1986年放送の三田佳子さん主演『いのち』以来33年ぶりとなっており、NHK大河ドラマファンからは否定的な声が上がる一方で、宮藤官九郎さんが脚本を手掛けるということで期待する声もありました。

<↓の画像は、『いだてん』最終回にタクシー運転手役で登場した宮藤官九郎さんの写真>

しかし、宮藤官九郎さんが得意とする独特なストーリー展開がNHK大河ドラマ視聴者層に上手くハマらず、序盤に多くの視聴者が離れてしまったことによって、全体の評価はそこそこだった一方で、視聴率獲得に苦戦したのではとみられていますが、それにしてもここまで大コケするとは思いもせず、脚本を手掛けた宮藤さんも大きなショックを受けている様子で、今年2回も胃カメラを飲むほどストレスを感じていたことを明かしています。

宮藤官九郎さんがこれまで手掛けた作品に慣れ親しんでいる比較的若い層から支持を集めていた一方、NHK大河ドラマ特有の重厚感のある作品を支持する層が序盤で離脱してしまい、せっかく東京五輪前に五輪をテーマとして取り上げ、豪華キャストを揃えていたにも関わらず、リアルタイムで視聴していた人が10%以下というのは何とも残念な話です。

『いだてん』が大きく数字を落としてしまったことによって、来年以降のNHK大河ドラマは大丈夫かという不安もありますが、来年は長谷川博己さん主演の『麒麟がくる』が放送され、こちらは戦国大名として有名な明智光秀が主人公の作品ということもあり、数字が大幅に上昇する可能性があります。

今年の『いだてん』は残念な結果でしたが、来年は多くの視聴者から絶賛されるような仕上がりになっていることに期待したいです。

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