V6の井ノ原快彦さんとNHKの有働由美子アナウンサーが司会を務めている朝の人気情報番組『あさイチ』(NHK)で、25日から世界の有名シェフを招き朝食を作ってもらうという新コーナー「レジェンドキッチン」がスタートし、第1回目のゲストとしてパンケーキブームの火付け役ともなったレストラン「bills(ビルズ)」にて、オーナシェフを務めているビル・グレンジャーさんが登場しました。
(↓の画像が、ビル・グレンジャーさんの写真)
そして、番組では「ふわふわパンケーキ」と「ふわふわスクランブルエッグ」の作り方が紹介されたのですが、ビルさんの通訳を務めた映画の字幕翻訳や通訳で有名な戸田奈津子さん(78)が、ビルさんが英語で説明している手順を正確に日本語に通訳することが出来ておらず、視聴者からは様々な批判が寄せられてしまったようです。
(↓の画像は、ビルズのパンケーキの写真)
番組共演者からはビルさんに質問する度に、戸田さんがそれを翻訳していったのですが、その中で戸田さんは「brown rice(玄米)」を「茶色いお米」、「pine nuts(松の実)」をそのまま「パインナッツ」、「powdered sugar(粉砂糖)」を「こなパウダーシュガー」などと訳していました。
他にも共演者からの「生地を作って冷蔵庫に入れておくというのはアリか?」という質問に、「溶けないように、保存するならば、冷蔵庫に入れてください。2週間もちます」とトンチンカンな返答をするなどかなり怪しい場面も見られました。
NHKとしては大御所ということもあり戸田さんを採用したのでしょうが、料理の専門知識もなく事前の打ち合わせもなかったのか、ネットでは素材や材料、手順の訳し方が無茶苦茶という指摘も。
「あさイチ」ではこの企画を定着させるつもりのため、今回の件で戸田さんは採用されなくなることも考えられますが、これまで数々の映画での誤訳が指摘されている戸田さんは今回の件で少なからず本業の方に影響が出てしまう可能性もありそうです。
これにネットでは、
- 戸田奈津子の誤訳は本当に酷い。それなのになんでベテランとして扱われてるのか不思議。
- 映画と違うんだから、きちんと基本に則った通訳使えよ。
- 見てたけど、英語わからない私でも間違えてるのわかるような翻訳だった
- 通訳、翻訳ってただ英語喋れるだけじゃなくて専門分野の知識がいるよね。戸田さんは英語が出来るだけで知識無いから、誤訳しまくりなのに大御所ってだけで専門知識が必要な物まで任されるから困る
- batter(小麦粉・牛乳・卵などを混ぜ合わせたもの)の発音が、butterになちゃったんだろうね。それにしても自分で料理してなさそうな訳だな~。
などのコメントがありました。
戸田さんの通訳や映画字幕の翻訳には、誤訳や間違った解釈による意訳があまりにも多いことから、以前より原作のファン等からは批判的な意見が多く寄せられており、あまりにも酷い字幕翻訳だったことから、字幕翻訳が後に修正されたり、他の翻訳家に交代をさせられたこともあるほどです。
戸田さんがどのような間違った訳し方をしたことがあるのか一例を紹介しますと、映画『ザ・リング』で「66年の流産」と訳すべきところを「66回の流産」、『スター・ウォーズ エピソードⅠ』で「義勇軍」を「ボランティア軍」、「原住民」を「ローカルの星人」等と訳し、更に『パイレーツ・オブ・カリビアン』では、「悪人、クズ、ろくでなし」等を意味するスラング「bad egg」を「腐ったタマゴ」等と訳してしまっています。
戸田さんは有名な翻訳家・通訳で多くのファンもいるものの、正確な訳が求められる場合には今回のようにトラブルになってしまう可能性があるので、次回また海外のシェフが出演する際には別の通訳を用意してほしいものですね。