『東海旅客鉄道株式会社(JR東海)』のCM「そうだ 京都、行こう。」シリーズの新CMが26日から放送開始となり、俳優・柄本佑さん(えもと・たすく 32歳)が2代目ナレーターに起用されたことが明らかになりました。
「そうだ 京都、行こう。」シリーズは1993年からスタートしたJR東海のキャンペーンCMで、首都圏や中京圏から京都へ観光客を誘致することを目的として、CMでは京都の風景やキャッチコピーによって魅力を紹介する内容となっており、初回から昨年秋まで25年(計97作)にわたって俳優・長塚京三さん(ながつか・きょうぞう 73歳)がナレーターを務めていました。
<↓の画像が、「そうだ 京都、行こう。」CMシリーズの初代ナレーター・長塚京三さんの写真>
しかし、昨年10月に行われた「そうだ 京都、行こう。」25周年記念ポスター展オープニングイベントにて、長塚京三さんが2018年秋のCMをもってナレーターを卒業することが発表され、ネット上ではCM降板を惜しむ声が多く上がっていました。
また、後任の2代目ナレーター予想も繰り広げられており、長塚京三さんの息子で、女優・常盤貴子さん(46)の夫としても知られる俳優・演出家の長塚圭史さん(ながつか・けいし 43歳)や、セクシーボイスで人気の玉木宏さん(38)、その他に松重豊さん(55)や遠藤憲一さん(57)など、様々なCMなどでナレーションを務めている俳優の名前が上がっていました。
そして、25日にCMナレーターが長塚京三さんから柄本佑さんに交代したことが発表され、26日から新CM「2019 春はあけぼの・日の出篇」がスタートし、2月16日からは第2弾CM「2019春はあけぼの・さくら篇」が放送されることも明らかになっています。
この発表を受けてネット上では、
- うん、いいじゃん。下手なタレント起用するんじゃないかとひやひやした。
- このCM、素敵ですよねぇ。CM観ると京都に行きたくなる。
- 柄本くんは、最初だからまだこれからって感じ。そのうち慣れてくるのかな。でも私はやっぱり長塚さんがいい~
- 渋い声が良かったのになんで若いの使うかね
- 長塚京三のナレーションはだんだん京都のベテランになってたので、2代目の新たなストーリーの始まりを楽しみにしてる
- 個人的には京都出身の佐々木蔵之介さんが適任だと思ったんだけどなぁ。ナレーションも上手だし。
- 長塚京三のイメージが強いけど、柄本さんはやまと尼寺精進日記のナレーションが凄く良いので期待したい
などのコメントが寄せられています。
長塚京三さんの落ち着いた声、喋り方がCMに上手くマッチしており、「そうだ 京都、行こう。」のCMと言えば長塚さんのナレーションというイメージだったため、卒業は残念というのが正直なところです。
なお、長塚京三さんの卒業理由についてJR東海は、「長塚さんが辞めるとおっしゃられたわけでも、私どもが降板してくださいと申し上げたわけでもない。自然とこうなった。来春からのCMについては、ナレーター、音楽を含めてお教えできないが、基本的に同じ形式を取りながら、内容をリニューアルしていく」
と説明し、長塚さんは今後「初代旅人」としてJR東海の車内誌に登場するなど、引き続きJR東海と関わりを持っていくそうです。
そして、2代目ナレーターに起用された柄本佑さんですが、2012年12月公開の映画『大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]』や、ドキュメンタリー番組『やまと尼寺 精進日記』(NHK Eテレ 第4日曜18時)でナレーターを務めるなど声の仕事も行っています。
「そうだ 京都、行こう。」の新CMはまだ違和感がありますが、これから徐々に慣れていくかと思いますし、柄本佑さんの新たなスタイルで長塚京三さんとはまた違った魅力のあるCMにしていってほしいですね。