野球選手の“細かすぎて伝わらないモノマネ”で知られるお笑いコンビ『360°(さぶろく)モンキーズ』の杉浦双亮さん(39)が、四国4県を活動地域としているプロ野球独立リーグ『四国アイランドリーグplus(IL)』の『愛媛マンダリンパイレーツ』と契約合意し、入団したことが明らかとなりました。
芸能人がIL入りするのは初めてだといいます。
杉浦さんが所属する芸能事務所『太田プロダクション』、『愛媛マンダリンパイレーツ』が20日、杉浦さんが正式に入団したことを発表し、杉浦さんは「この度は、愛媛マンダリンパイレーツさんに正式に入団させて頂くことが決まり、ご報告させて頂きます!球団さんとの話し合いにより、今年はプロ野球選手とお笑い芸人との両立をさせて頂けることになりました!二刀流は大変だと思いますが、40歳……毛が(怪我)ないよう精一杯プレイしたいと思います。応援よろしくお願いします!!」とコメントしています。
杉浦さんはプロ野球でプレーしていた外国人打者のものまねを得意とし、『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)の人気企画「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」では、元阪神のランディ・バースさんや、元日本ハムのマイク・イースラーさん等のものまねを応援歌を口ずさみながら披露し、人気を得ていました。
杉浦さんは高校時代に、甲子園で春夏計3回の優勝を誇る東京都の私立高校・帝京高校の野球部に所属し、ストレートの球速が140キロを超える右腕を武器にエースを狙ったものの、「チームメートのレベルの高さに鼻をへし折られました。コントロールも悪かった」といい、公式戦で登板する機会は無かったそうです。
そんな杉浦さんが一念発起したのは昨年9月に、何気なく読み返した小・中学校の卒業アルバムで、将来の夢の欄には「プロ野球選手」と書いてあり、「もうすぐ40歳。一度きりの人生なら挑戦したい」と思い、同11月に約1週間にわたって行われた四国ILの『トライアウトリーグ 2015』に最年長で参加。
<↓の画像は、トライアウトに参加した360°モンキーズ・杉浦双亮さんの写真>
ストレートの球速は110キロ台にダウンしていたものの、変化球を使い分け緩急をつけたピッチングで計5回を1失点に押え、投手として見事に合格。
その後愛媛マンダリンパイレーツから指名を受けて、その後水面下で交渉が行われ、愛媛マンダリンパイレーツの球団社長・薬師神績さんは「年齢や現在の環境を乗り越えて『プロ野球独立リーグの選手になりたい』という夢にチャレンジする積極心を打たれました」とコメントを寄せています。
ポジション:投手
生年月日:1976年2月8日
出身地:東京都
投打:右投げ・両打ち
身長:174センチ
体重:73キロ
経歴:帝京高校~帝京大学
これに対してネット上では、
- これで少しでも独立リーグの知名度があがって欲しいな
- 普通、引退を考えるような年齢で合格するのだから、身体能力は大したもんなんだろうな。活躍に期待だわ
- 売れてない芸人だからできることだな。選手寿命も残り僅かだろうし、せめて好きなことをやるのもいいかもね。悔いのないように頑張って
- 男なら自分の内なる情熱には嘘つけないもんな。
正直羨ましい気持ちにもなるよ。是非とも頑張ってほしい!
などのコメントがありました。
野球選手のものまねから野球への愛は伝わってきたのですが、アラフォーで体力的にもピークを過ぎていながらトライアウトに参加し、見事合格をしてプロ入りしてしまうとは凄いですね。
芸能人が独立リーグ入りするのは前代未聞で、芸人との両立は大変かと思いますが、両方での活躍に期待したいところです。
ちなみに、杉浦さんは人気芸人たちが所属する草野球リーグで大活躍していたそうで、5~6年参加して毎年15勝くらいして負けはほとんど無いといい、年間約120イニング投げて防御率は0点台だったそうです。