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吉田沙保里選手が選手生活終了、東京五輪出場目標は断念…引退理由はリオ五輪の敗戦?

霊長類最強女子・吉田沙保里が現役引退表明。女子レスリング界のレジェンドが選手生活に区切り、10日に引退会見開催。

女子レスリング選手として五輪3連覇、世界大会16連覇、個人戦206連勝などの記録を持ち、“霊長類最強女子”の異名を持つ吉田沙保里選手(よしだ・さおり 36歳)が8日、自身のツイッター、インスタグラム上で現役引退を表明しました。

吉田沙保里選手はSNS上で、「この度、33年間のレスリング選手生活に区切りをつけることを決断いたしました。ここまで長い間、現役選手として頑張ってこれたのも沢山の方々の応援とサポートのおかげです。みなさん、本当にありがとうございました。また後日、改めてみなさんの前で引退のご報告と感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。」と現役引退を表明しており、10日に東京都内のホテルで引退会見を開催するとのことです。

<↓の画像が、吉田沙保里選手の現役引退表明コメント写真>

そして、吉田沙保里選手の現役引退発表を受けてネット上では、

などのコメントが寄せられています。

吉田沙保里選手は3歳からレスリングを始め、2000年・2001年の世界ジュニア選手権で2連覇、2002年には全日本選手権、アジア大会、世界選手権の55kg級でも優勝を果たし、2004年に初出場したアテネ五輪で見事金メダルを獲得しました。

その後も世界選手権、アジア大会、五輪で勝ち続け、2012年には男女通じて歴代最多となる世界選手権13連覇を達成し、これがギネス世界記録に認定され、同年には国民栄誉賞を授与(女性アスリートでは3人目)されました。

2013年以降も国内外の大会で勝ち続けていた吉田沙保里選手でしたが、2016年に出場したリオデジャネイロ五輪の決勝戦でアメリカのヘレン・マルーリス選手に逆転負けし、これによって世界大会(五輪と世界選手権)の連覇記録は16、個人戦の連勝記録は206でストップしました。

試合終了後に吉田沙保里選手は号泣しながら、「たくさんの人に応援してもらったのに銀メダルで終わってしまって申し訳ない」「日本選手の主将として金メダルを取らないといけないところだったのに、ごめんなさい。取り返しのつかないことになってしまった」と謝罪し、帰国後には現役引退を否定した上で、2020年の東京五輪を目指して現役続行を表明していました。

一方でレスリング日本女子代表コーチに任命されたほか、母校・至学館大学の副学長に就任(昨年8月に辞任)し、同11月に日本代表の合宿でコーチデビューを果たしており、選手として試合に出場しない状態が続いていました。

昨年12月に取材を受けた際には、東京五輪への出場について「今はまだ悩み中」と答え、現在は後進の指導がメインになっているものの「できるときは自分のトレーニングもしている」と明かしていました。

しかし、このまま選手として試合に出場することなく、今回現役引退が発表されたのですが、引退は以前から予想されていたことではあるものの、最後にまた選手として試合に出場する姿が見たい、東京五輪に出場してもらいたいという思いもあったので、このまま現役を離れてしまうというのは少々残念です。

しかし、吉田沙保里選手も今年で37歳になり、若い選手たちが活躍する姿なども見て、色々と考えた上で出した決断であるため、引退後の活躍に期待したいところです。

今後については恐らく、引き続き日本代表のコーチを務めながら、たまにバラエティ番組に出演するなどタレント活動をしていくとみられますが、これまであまり浮いた話が無かったことから、私生活においても良い話題が出てくることに期待したいですね。

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