シドニー五輪の柔道男子100kg超級の銀メダリストで、2008~2012年にかけて柔道日本男子の代表監督も務めた篠原信一さん(51)がニュースサイト『NEWSポストセブン』の取材に応じ、テレビから姿を消した理由や近況について語っています。
篠原信一さんは代表監督を辞任後、柔道解説だけでなくタレント活動に力を入れ、10年ほど前には同い年の元SMAP・中居正広さん(51)と度々バラエティ番組で共演、イジられキャラでブレイクを果たし、複数のCMやゲーム『龍が如く 極』にも出演するなど幅広く活動していました。
<↓の画像は、タレントとしてブレイク当時の篠原信一さんの写真>
しかし、最近はテレビで見る機会はほとんど無く、“あの人は今”状態となっていますが、NEWSポストセブンのインタビュー取材でその理由を明かしており、テレビの仕事が激減した理由について篠原信一さんは、「正直、僕の需要がなくなったというのもありますよね。」「テレビにたくさん出るようになって、1、2年が経った頃に『もう喋ることがない』『毎回同じ話をしているな』と感じました。共演している芸人さんやタレントの方を見ても、みんな頭がいいし勉強している。トークの展開にしても、芸人さんらはいろいろ考えている。僕は柔道や自分自身のことを、ただただ面白おかしく喋るだけ。プロには適わないと気づいた瞬間でした。当然、視聴者の人も飽きてきますし、今後テレビに出演するうえで、僕には改めて何か勉強しようという気も起きなかった」
と、自身の能力不足による需要の減少を挙げています。
ただ、「決してバラエティーの仕事が嫌いになったわけではない」「テレビを避けているわけではありません」と語り、現在暮らしている長野で放送のローカル番組『土曜はこれダネッ!』(長野放送)や地元企業のCMにも出演しているとし、「いただいた仕事には、すぐ食いつきますよ(笑)」とも語っています。
<↓の画像は、現在長野で活動している篠原信一さんの写真>
篠原信一さんは2018年に、将来の移住を視野に長野県安曇野市の古民家を購入、2020年に完全移住してからは農業に力を注ぎ、ブルーベリー園『しのふぁ~む』を開園し、現在は悠々自適なセカンドライフを送っているといい、「まだ収穫量は少ないですが、お世話になった方たちに配り喜んでもらえました。問い合わせもあり、地元のホテルや横浜のケーキ屋さんなどにも購入していただいています。でも、僕も意地があるので『柔道の篠原が作ったブルーベリー』だから買うというのは嫌なんです。手間暇かけて、こだわって作っているので、食べて納得してもらって、そのうえで『あの篠原が作ってるのか』と知ってもらえたらいいですね。」
と語っています。
これに対してネット上では、
- 篠原は喋り面白かった テレビでブレイクした時期が8.6秒バズーカと被ってたけど篠原のほうがトーク上手かったもん
- この人なかなか頭良いね。まあ何事も潮時ってものがあるから、引き際を知るのも大切だよな。
- ほんとはなんか裏があるんじゃない
- ハラスメントのせいじゃなくて?
- もしかして単に面倒くさいことしたくないだけじゃね? 指導者とか面白く喋る努力とか農業は面白かったから続いてるだけで
- 中居の番組とか水ダウでイジられてるのは良かったじゃん あのキャラだけで生きていけたんじゃないの?
- むしろなぜあんなに出演させてたのか
- 典型的な体育会系のパワハラ気質だし時代に合わない
- 篠原は飽きられたって言ってるけど 実際は篠原の方が芸能の仕事に飽きてたんじゃないかな
天理大学の准教授で 教授になるのも時間の問題だったのに辞めたし 柔道の全日本代表監督を辞任した後も柔道連盟の仕事ができたのに拒否して 産業廃棄物の仕事も順調だったのに誰かに譲ったか廃業してた
などの声が上がっています。
篠原信一さんのようなトークもできる元アスリートタレントは数多くおり、バラエティ番組に一通り出演して飽きられた部分は確かにあるとは思いますが、移住前に報じられたパワハラ疑惑もテレビから消えた要因の1つなのではとも思います。
パワハラ疑惑は2019年9月に週刊誌『週刊文春』が報じ、当時の報道によれば、篠原さんの担当マネージャーが5人も辞めていて、タレント活動を始めてから所属事務所が2回替わっているとし、テレビ関係者は篠原さんについて、「撮影現場で些細なミスをあげつらって、マネージャーさんを『ボケが!』『ちゃんとやれや!』などと罵倒するのです。恫喝のような発言は日常茶飯事です。」
と証言していました。
また、「篠原さんは自他共に認めるケチ。例えば局に行く際、片道は局が払い、片道は自腹が慣例ですが、彼は『何で自分が払うんだ』と、全額を局や事務所に出させる。ギャラの取り分も通常よりも多く要求し、時には9対1ということもあったとか。こういった事務所との交渉を有利に進めるため、マネージャーさんの細かいミスをダシに使うのです」
とも別のテレビ局関係者が語っていました。
週刊文春の取材に対して篠原信一さん本人は、マネージャーに対するパワハラについて問われると、「口調はキツイ時もあるでしょうし、声も大きいから、怒っているように取られるかもしれないですけど」
と言いつつも、暴力を振るったことはないと語っていました。
ギャラ交渉などにおいてお金に細かいとの噂については、「事務所とのやり取りですから。細かいかもしれませんが、働いているんで」
と語り、否定しませんでした。
パワハラの真相は不明ながら、疑惑報道によって少なからずイメージ悪化に繋がっており、2020年にはコロナ禍に入ってテレビで見る機会が激減した印象です。
そして、現在は長野でブルーベリー作りに精を出し、充実した日々を送っているようですが、今後またいつかバラエティ番組で中居正広さんと共演し、イジられる姿なども見たいですね。