マー君がヤンキースから東北楽天ゴールデンイーグルスへ。メジャー戻らず本格復帰か。石井一久監督が会見で心境語る

メジャーリーグ『ニューヨーク・ヤンキース』からFA（自由契約）となり、その後も移籍先が決まっていなかった“マー君”こと田中将大投手（たなか・まさひろ 32歳）が、古巣『東北楽天ゴールデンイーグルス』に所属することが決定し、2013年以来8年ぶりにプロ野球界復帰することが明らかになりました。

楽天は田中将大投手と「2年契約」を結び、年俸は球界最高となる「9億円プラス出来高払い」で、背番号は楽天時代に付けていた「18」に決定したとのことです。

楽天の石井一久監督・ゼネラルマネージャーは28日にオンライン会見を行い、28日の午前中に田中将大投手から「楽天の方でお世話になります。精いっぱい頑張って、優勝に貢献できるように」との連絡があったとし、「田中選手とコミュニケーションを取らせて頂く中で、本日、田中選手から楽天でプレーさせていただきますと連絡を受けた時に、ちょっとホッとした。彼の決断をしっかりと受け止められたと思います」と明かしています。

東日本大震災からちょうど10年の節目に、球団初のリーグ優勝、日本一に導いたエースを迎えることに対しては、「特別なシーズンだと思っています。そこに田中選手がいるというのは、すごく特別なことだと思っているので田中選手をお迎えできて、すごく良かったと思っています。そういう特別な年に導かれるというのは、スペシャルな選手にしかありえないタイミングなのかなとは思っています」と語っています。

田中将大投手がチームに合流するのはキャンプ序盤となる見込みで、「オープン戦が始まる前には来られるとは思いますが、ただやはり、体をつくるというのは、色々なことを調整していかないといけない。焦らず、しっかりとシーズンを見据えてもらえればと思います」としています。

また、田中将大投手は自身のツイッター、インスタグラムを更新し、「この度、楽天イーグルスと契約させていただきました。今シーズン、日本でプレーする決断に至った経緯や思いは、後日、入団会見を行う予定ですので、その席でお伝えできればと思います。」とツイートしています。

＜↓の画像が、田中将大投手のツイート写真＞

そして、田中将大投手の球界復帰決定に対してネット上では、

• 2年契約ってメジャー戻る気もうないな
• マジで2年契約かよ 本格復帰やん
• 石井有能すぎるわ
• すげえ本当に戻るんか 正直見に行きたい
• まあなんにせよ楽しみよな 今の田中がNPBでどんな成績残せるのか
• これは嬉しい！！マー君の復帰で、イーグルスの先発ローテがめちゃくちゃ豪華になるね。楽しみにしているよ！！
• 野球ファンじゃなくても気持ち上がりますね！阪神ファンですが嬉しい！野球界がまた盛り上がりますね！今年は観戦行きたい！ステイホーム頑張ろう！！！
• 野球が楽しくなる。メジャー行きもいいけど、一旗あげてからの凱旋帰国ってのはもっといいね
• ホークスの独走を阻止できるのは、彼しかいない。これで、今年のパリーグは、盛り上がるね。
  元広島の黒田の時も嬉しかったけど、田中はさらに年齢的にもバリバリのメジャーリーガーな感じがして、今からすごく楽しみです！
• 生え抜きレジェンドにしてバリバリのメジャーリーガーだからね。年俸が球界最高の8億だった菅野智之以上の額を出すのが楽天の意地って感じだな
  黒田の時もメジャーのオファーを蹴って帰ってきたけど、田中はそれ以上に年齢もまだ若いしね
• 菅野の8億円はすげーなー日本球界もかわったなぁと思ってましたが、マー君の9億円は少なく感じるのは気のせいかな笑 メジャーで脂がのった状態で日本に戻ってくるなんてすごい！

などの声が上がっています。

田中将大投手は2006年のプロ野球ドラフト会議で楽天のほか、3球団から1位指名を受け、抽選で交渉権を獲得した楽天への入団が決まり、契約金1億円プラス出来高払い、年俸1500万円で契約を結びました。

1年目は11勝7敗、防御率3.82、リーグ2位の196奪三振を記録、新人王を獲得しました。

その後もチームのエースとして大活躍し、東日本大震災が発生した2011年には最多勝利、最優秀防御率などのタイトルを獲得、球団初のリーグ優勝、日本一を達成した2013年には開幕から24連勝無敗という日本プロ野球新記録を達成、他2つの記録と共にギネス世界記録に認定されました。

その翌年にはメジャーに挑戦し、2014年に『ニューヨーク・ヤンキース』と合計1.55億ドル（164.3億円）の7年契約を結び、入団から6年連続2ケタ勝利を収め、メジャーでの7年間の通算成績は78勝46敗、防御率3.74、日米通算では177勝81敗、防御率2.94となっています。

昨シーズンは新型コロナウイルスの影響で開幕が大幅に遅れたことに加えて、夏季キャンプ中にはチームメイトの打球が頭部を直撃するアクシデントもあり、10登板で3勝3敗、防御率3.56といった成績で終わりました。

しかし、まだまだメジャーで活躍できる力を持っているのは間違いない方なので、プロ野球界復帰しどれほどの成績を残せるのか非常に楽しみです。

また、楽天は2013年に日本一になって以降、リーグ3位以下の状態が続いており、昨年も4位という残念な結果に終わっていたのですが、元メジャーリーガーでもある石井一久監督のもとで、今年は是非とも2度目のリーグ優勝、日本一を達成となることにも期待したいです。