2008年、2010年、2014年世界選手権優勝、2010年のバンクーバーオリンピックで銀メダルを獲得するなど、これまでに素晴らしい成績を残しているフィギュアスケート選手の浅田真央選手(24)は、2014-2015年シーズンの全試合出場を見送り、1年間競技生活を休養していましたが、現役続行を視野に練習をスタートさせたことが明らかとなりました。
浅田選手は2013年4月の世界国別対抗戦後に、2014年のソチ冬季オリンピックのシーズン限りで現役を引退する意向を表明し、ソチから帰国後の2月25日に行った会見では「現役続行か引退かはハーフハーフ」と語り、更に、3月末に世界選手権で優勝した後に行われた会見や、5月19日に休養を表明した会見でも「ハーフハーフ」と語り、1年間の休養期間中にじっくりと考えたいとの意向を表明していました。
それから1年が経ち、現役続行か引退かに注目が集まっていましたが、浅田選手は休養前までコーチを務めていた佐藤信夫コーチ(73)と久美子コーチ(69)に5月から再び指導を依頼しており、これから練習を重ねていき復帰の可能性を模索していくとのことです。
(↓の画像左が佐藤久美子コーチ、右が佐藤信夫コーチ)
そして、18日に東京都内で行われる浅田さんが主役のアイスショー「THE ICE」(7月22日~8月2日、北海道など)の開催表明会見にて、浅田選手本人が正式に進退について語る予定だそうです。
これにネットでは、
- 現役続行は、嬉しい反面、複雑。今までが、色々と苦しい思いをしてきたであろうと思うから、これからはスケートを楽しんで欲しいと思うし、試合に出るからには勝って欲しいって思ちゃうだろうし・・まぁ、韓国のキム・ヨナが引退してるから、今までの様な嫌がらせは無いかなぁとは、思うけど・・。
- 本人の意志が固まったのなら応援するけど、スケート連盟に引退させてもらえなかったのか、って気がしてしまうんだよな…
- どんな道を選ぶかは本人次第だけど、仮に続行となると心配の方が大きいな・・・。フィギュア界の問題が何一つとして改善してない中では、また同じように潰されていくのではないか・・・。
- 望みとしてはもう一度彼女の活躍を見たい。そして引退するならオリンピックで金メダルを取ってほしい…と思う。ただそのタイミングのオリンピックが韓国ってのが非常に残念…。まともな会場と運営が出来るようにしてもらわないと困る。
- ソチは本人にとっては、やはり悔いの残る大会だったと思う。次のオリンピックまでは出るかわからないけど、本人の気のすむまで出来たら。真央ちゃんは、金メダルの重圧が強すぎたから、見てても悲壮感ただよっていた。もし復帰するんであれば、少女の時のようにいい意味でのびのび滑る姿がみたい。
などのコメントがありました。
休養中には、浅田選手の争奪戦をテレビ局が繰り広げているとの噂が浮上し、ニュース番組のキャスターやアナウンサーに転身するのではないかと囁かれたり、浅田さんが中京大学の卒業式で着用していたピンクの振り袖と紫の袴が、浅田さんがプロデュースするブランド「maomao」のもので、ファッションデザイナーへの転身も現役引退後の選択肢の一つ等と一部で報じられていましたが、練習を再開しているということは現役続行をする方向のようですね。
また浅田の華麗なスケートを見ることが出来るのは嬉しい限りで、もし2018年の韓国・平昌オリンピックへの出場が出来た際には、メダル獲得に期待をしたいところです。
そして、なぜ浅田選手は現役続行を視野に練習を再開したのか気になるところで、日本スケート連盟が強引に現役続行を迫ったのではないか等といった憶測もありますが、週刊誌『女性自身』が報じていた記事によれば、4月に放送されたラジオ番組『浅田真央のにっぽんスマイル』(TBSラジオ)に、アルベールビルオリンピック銀メダリストの伊藤みどりさんがゲスト出演した際、伊藤さんは最初の引退から3年後に現役復帰した自身の経験を引き合いに出し、『続けたい気持ちがあるならやったほうがいいし、悔いの残らない選択をしたほうがいい』とアドバイスをしたそうで、浅田選手には『悔いが残らないように』という言葉が心に残ったようです。
また、今年3月に中国・上海で開催された世界選手権で7位となってしまった村上佳菜子選手が、エースとして期待されながらも結果を残すことが出来ず、引退を口にするほどドン底状態にあった時に、自身と同様に現役引退か続行かに悩む村上選手の姿を見て浅田選手は、『佳菜ちゃんが決めることだけど、後悔だけはしないようにね』とアドバイスしたそうで、これによって浅田さんは自身の気持ちに整理が付き、リンクに戻るとの決意と固めたとのことです。
1年間競技生活から離れていることから、これから大変なことばかりかと思いますが、現役を続行することにした場合にはこれから精一杯頑張ってほしいと思います。