来春の大学進学を希望していたフィギュアスケートの本田真凜選手(ほんだ・まりん 18歳)が、来年春に「明治大学政治経済学部」へ進学することが分かったと『スポーツ報知』が報じており、これに対してネット上では様々な声が上がっています。
本田真凜選手は11月、7位に終わったISUグランプリシリーズの第4戦・中国杯が終了後に取材を受け、来春の大学進学を希望していることを明かしていたほか、12月19~22日に行われる全日本選手権までは、昨年春から練習拠点としているアメリカよりも主に国内で調整していく意向を示し、「大学受験のシーズンなので、なるべく日本にいたい」と語っていました。
『スポーツ報知』によれば、本田真凜選手はスポーツ特別入試で明治大学政治経済学部を受験し、13日に合格したことが発表されたといいます。
<↓の画像は、明治大学政治経済学部に進学する本田真凜選手の写真>
来年春に入学予定の明治大学は、元プロ野球選手の川上憲伸さん、サッカー日本代表の長友佑都選手、リオデジャネイロ五輪・卓球男子団体の銀メダリスト・水谷隼選手や丹羽孝希選手など、数々のトップアスリートが在籍していた大学として知られています。
フィギュアスケートでは現在、中野耀司選手、鎌田英嗣選手、梶田健登選手、山隈太一朗選手、樋口新葉選手が在学中で、日本スケート連盟事業本部長フィギュアスケート委員長、日本オリンピック委員会強化常任委員で、ソチ五輪と平昌五輪で日本代表選手団の総監督を務めた伊東秀仁さんも明治大学出身です。
京都出身の本田真凜選手は、関西大学初等部・中等部を卒業後に高等部へ進学したものの、高校1年が修了後に兄・本田太一選手(21)と共に練習拠点をアメリカ・カリフォルニア州へ移すとともに、青森山田高校普通科スポーツコースに編入していました。
<↓の画像は、本田真凜選手、兄・本田太一選手、妹・本田望結さん、本田紗来選手の写真>
アメリカでは、世界選手権やグランプリファイナル金メダリストのネイサン・チェン選手らを指導しているロシアのラファエル・アルトゥニアンコーチに師事し、現在は全日本選手権に向けて日本で調整を行っているそうです。
そして、本田真凜選手が明治大学へ進学することに対してネット上では、
- なんでスポーツ特別で政治経済
- 大学の広告塔だな
- さすが明大 芸能人が好きだねえ
- 明治はスピードとホッケーはともかくフィギュアじゃ名門とは程遠い。本当にただ単に籍を送ってだけだろ
- どうせ通学できないだろうし意味ないじゃん
- アメリカが拠点なんだからアメリカの大学にすればいいだろ
- ザギトワが17歳で引退ゆうとるのに、大学がどうこうゆうてもなって空気だわなw
- 女子アナコース フジテレビかテレ朝かな?
- 将来をスポーツタレントみたいな方向にするのかなという気もするね。ある程度選手としての限界は悟ったのでは
- 拠点はアメリカで、明大進学…どっちが本命?
場所も違うし時間的に困難なのに、勉強とスケートどうやって両立できるのだろう。 - 真凛は大学進学とスケート、妹の望結は女優とスケート…
二兎追うものは…の諺の通りにならなきゃいいけど、ならないようにしようとすれば、能力が必要…
真凛は卓球の福原愛、野球の斎藤佑樹と同じで、実力はないが、広告塔としての役割があるので話題になってるだけ。 - 今後4回転が出来ないと表彰台どころか入賞も厳しい現実を見据えて頑張ってほしい。現時点では国内でしか通用しない。
アメリカで飛躍できないと本人も大学も厳しい批判を受けることになってしまうのではないかと心配。 - 平昌五輪金メダリストのザキトワが事実上引退に追い込まれるほど、世代交代が進むロシアと比較する訳ではないけど、本田真凛が大学進学して急に競技力が向上するとは考え辛い。
- 世界トップレベルが世代交代で引退を余儀なくされる女子フィギュア界で、日本は国内中堅クラスでも大学兼業で続けられるのが不思議
- ほとんど高校行けてないはずなのになんで大学進学?大学だって通えないでしょ?
- アメリカを拠点にしながら大学との両立?ネットかなんかで通信なのだろうけど、そこまでして在籍する必要あるの?お互いに利用しあってる感じ。
などのコメントが寄せられています。
本田真凜選手はジュニア時代の2015年にISUジュニアグランプリファイナルで銅メダル、2016年に世界ジュニア選手権で優勝を果たし、2017-2018年シーズンからシニア転向後は微妙な成績が続いており、同年のグランプリシリーズの中国杯、スケートカナダは5位でグランプリファイナル進出とはならず、全日本選手権も7位で平昌五輪代表選出を逃しました。
2018-2019年シーズンも、初戦のネーベルホルン杯で8位、グランプリシリーズ・スケートアメリカが8位、フランス国際が6位でグランプリファイナル進出を逃し、全日本選手権では15位でした。
2019-2020年シーズンも、中国杯で7位、スケートカナダ6位といった成績で、練習拠点をアメリカへ移してラファエル・アルトゥニアンコーチに師事後も厳しい状態が続いている一方、2016年にスポンサー契約を結んだ日本航空(JAL)のアイススケート部と昨年7月に所属契約を結ぶなど、様々なサポートを受けています。
そうした中で明治大学への進学が報じられ、学業との両立はできるのか、練習拠点をアメリカに起きながらなぜ日本の大学?と疑問の声などが多く上がっています。
本田真凜選手はすでに選手としての限界が見え始めていますが、女子フィギュアスケート選手の中では人気・知名度は抜群に高く、競技活動を引退したとしてもタレントやキャスターとして高い需要があるとみられます。
そんな様々な可能性がある将来を見据えて、本田真凜選手は明治大学への進学を決めた可能性はありますし、大学側としても本田選手が入学することで大きな話題となり、来年以降に受験生が増加することを期待して“スポーツ特別入試”で合格にしたようにも感じます。
そういった思惑が透けて見えることで物議を醸し、来年以降も微妙な成績が続くようであれば、さら叩かれることになるかと思いますが、競技を続けながら明治大学への進学を決めたからには、スケートと学業を上手く両立出来るよう頑張ってほしいもので、今後のさらなる活躍に期待したいですね。