さいたまスーパーアリーナで28日開催の格闘技イベント『超RIZIN.3』で、因縁の相手・平本蓮選手(ひらもと・れん 26歳)と対戦し、1ラウンド2分18秒でKO負けを喫した総合格闘家・YouTuberの朝倉未来選手(あさくら・みくる 31歳)が、現役引退を表明しました。
朝倉未来は29日にインスタグラムを更新し、ファンに感謝の言葉を綴ったうえで、「格闘技が好きなので練習は続けるし、色んな選手のサポートをしたり、格闘技界に貢献していけたらと思う 自分が戦うのは一旦終わりにします 19歳から地下格闘技でデビューして32歳まで色んな体験をさせてもらいました 格闘技が人生だったと思う ありがとうございました」
と、現役引退を発表しています。
<↓の画像が、現役引退を表明した朝倉未来選手のインスタグラム投稿写真>
朝倉未来選手は昨年11月に出場した新格闘技イベント『FIGHT CLUB』で、総合格闘家・キックボクサーのYA-MAN選手(ヤーマン 本名=杉山怜 すぎやま・れん 28歳)とキックボクシングルールで対戦し、KO負けした後にも現役引退を示唆していました。
<↓の画像は、昨年11月に現役引退を示唆した際のインスタグラム投稿写真>
しかし、それから間もなくYouTubeで、「こんなダサい終わり方でいいのか?」「休養して、自分の気持ちで試合がしたいって思う時まで休憩させてほしい」「絶対に強い姿、見せるので……必ず戻ってきます」
と涙ながらに語り、現役引退を撤回しました。
その後、これまで激しい舌戦を繰り広げてきた平本蓮選手とRIZIN(ライジン)で対戦することが決定し、3月に行った記者会見では「もし平本に負けたら格闘人生引退します」と宣言しました。
平本蓮選手も会見で現役引退を宣言したものの、7月に入って引退を撤回していたのですが、朝倉未来選手は引退を撤回することなく試合に臨み、KO負け後は進退に言及することなく会場を後にしました。
そして、2度目となる現役引退を宣言した朝倉未来選手に対してネット上では、
- まあ格闘家としては潮時やね
- 人生で成功したんだから格闘家に拘る必要ない
- 廃人になる前に辞めるのが正解
- 元々強さで売ってた選手じゃないんだから こういうネタ試合をやり続ければいいと思うけど 負けたくないのかな
- どうせ5年以内に復帰する
- 一旦、てとこがすべて
- 引退します(一旦)なるほど。この手があったか
- そして復帰までの道のりでまた稼げるな
- 弱いんだから無理しない方がいい
- 負けて引退だとブレイキングダウンでチンピラにめちゃくちゃに煽られそう
- 幻想を抱かせる試合前のプロモーションまでは歴代でも屈指のファイターだったと思う。
肝心の試合の内容はイマイチだったけど格闘技冬の時代からSNSを使って新規ファンを開拓したのは偉い
などの声が上がっています。
朝倉未来選手はかねてから「30歳で現役を引退する」と公言するも昨年春に撤回し、その後も引退宣言と撤回を繰り返しており、今回の発表でも「戦うのは一旦終わりにします」と記しているため、現役復活も時間の問題だろうとの声も多く上がっています。
ただ、朝倉未来選手もすでに30代前半で体力などが衰え始めていることや、プロになる前の暴走族時代に“路上の伝説”の異名を取った朝倉選手は、人気・知名度こそ格闘技界ではトップクラスながら、プロの格闘技では1つもタイトルを取っておらず、そこまで高い実力があったわけでもないため、大ケガを負う前に引退した方がいいとの声も多いです。
朝倉未来選手はYouTuberとしても高い人気を誇り、YouTubeチャンネルの登録者数は338万人を突破し、格闘技イベント『BREAKING DOWN(ブレイキングダウン)』の運営会社社長なども務めていて、果たして今度こそ本当に現役引退となるのかどうかは不明ながら、今後さらに格闘技界に貢献する活動に力を入れていってほしいです。